少しひんやりとした気持ち良い夜の空気のなか、銀座と東京駅の間の妙に地元っぽい一角にある どみそ に向かう。
麺はゴリゴリするように感じるほどかためで太い。ふにゃりとしてくっつきやすい麺とは対極にあり雄々しさを感じる。
汁はみそラーメンならではのすばらしい味だが、ほかでは味わったことのない味だ。初めて見るがなつかしさを感じるといった感触だ。 こってりといっても重くはなく、お代わりしたくなるぐらいだ。みそラーメンのあるべき姿はこれだと感じる汁だ。
シャキシャキしてさっぱりとしたもやしにより、濃厚な汁にのめり込んで行く舌が我に返る。シャキシャキと噛んでいるともやしの良さを強く感じる。こんなことはめったにない。
玉子は余計な味は付けられておらす黄身の味を楽しめる。
チャーシューは一枚を一口でたべるとカサカサした感じがする。六等分か八等分したぐらいの大きさでたべると浸った汁を突き破るように現れる旨みを感じることができる。
のりはかためであり、汁で少しふやかして、ふやけたた辺りの汁をれんげですくって、海苔の風味を楽しむ。
来て良かったと思う。
食べ終わり、今日は、裏口から店を出る。