田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

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わが闘争 (年越しライブドキュメント その1)

2008-01-04 02:41:27 | Weblog
<咳との闘い>


午後スタジオに入って1時間の声出し。
なんとかなる。
大きな声は出ないが、KEYを替える程、声を潰している訳ではないので、丁寧にマイクに向かって言葉を放てば大丈夫だろう。

アピアのリハ。
こちらもなんとかなる。
いつもよりマイクに近づいてるなぁ、とマスターに言われ、風邪ひいたと言ったら、またかい?と笑われる。

しいこちゃんのリハ。
こないだアラちゃんがライブで着けてたブレスレットをしていた。
アラちゃんがしてるより立派に見える、とか言って笑っていたら、絶対気持ちが違うからと貸してくれた。
袖がとても広がる衣装なので、ゴムで止めようと思っていたところ。
2本で一組のそのブレスで、両袖を止めることにする。

伴ちゃんのリハ。
やっぱりピアノ弾きたくなっちゃうねぇ。
新曲、なんか難しいねぇ。何弾いてんだろ。。。わかんないねぇ、この人も。。。


などなど、このへんまでは全然問題無かったのだ。

本番スタート。
長谷志恩君は久しぶりだ、と会場で聴く。
1曲目で弦をぶっち切る。
おいおい、12時前までは時間押すと困るんだよ~、な~んて思っていたら…

襲って来たのだ、あの、吐き気を伴うゴンゴン咳が!
3月末の伴ちゃんのサポートの時も、4月の初めのピアノカンタービレの時も、本番でライブ会場に入ると、途端に発作のように襲ってきた、あれだ。
まただ!!

しかたなく、バーフロアで待機。
スタッフは3弦が無いと大騒ぎである。
志恩君はどうも自分で用意してないらしい。
次の出番の天狗の里君が「ボク、持ってますよ~!」
弦替えで10分はかかっていた。
志恩君再開。
こっちでは、さっきも書いた通り、12時前まではカウントダウンに合わせる為に絶対に時間を押せないので、替わりのギターを用意して天狗の里君にストラップの長さを合わせて弦が切れてもいいように準備していた。


ゲロゲロ咳はなんとか1回で止まってくれた。
いよいよ私の本番突入である。


セットリスト
 1.ダイヤモンド
 2.踏み絵
 3.死んじまいたい
 4.素通り
 5.朱になれ

なにしろ、鼻がつまらないでくれたのがありがたかったよ、神様!
口で息を吸うとかなり危険な状態だったので、なるべく鼻で息を吸うようにしていたが、それでも2曲目にはもう喉がかっさかさになっていた。

実は4月の風邪っぴきの時、嫌だから録音しておかなかったんだよね。
後で取っておけばよかったなと、ちょっぴり後悔したので、今回は録音しておいた。
いつものように客席に向かって歌うような余力がなかってので、「踏み絵」はマイクに向かって歌ったが、残った録音としては今まででベストの状態だ。(笑)

打ち上げで和美ちゃんに「硬い」と言われたが、うん、確かに硬いがとにかく堅実には歌っていたと思う。
最後の「朱になれ」は、もう、これが終われば終わりなので、思い切って最初から声を出そうと思っていたが、ここで入って来たお客様ったら、あろうことか一番前に座っておたばこをお吸いあそばされたのであるよ。
誰よあんた!!
アタシが風邪ひいてるのを…
そうね、知らないのね。。。
でも、最後は吠えてやったわ。
なんというか、凄く満足したわ!
ライブが終わって私の口をついて出た言葉は、
「出来た!」
であった。





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2 コメント

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Unknown (きいたん)
2008-01-04 10:21:09
年越ライブおつかれさまでした。トイレに立って戻ったら、真紀子さん始まってましたが、入り口側でしっかり聴いてました。私には、あの夜の真紀子さんの声は、いつもより横幅(?)があって心地よく響きました。でも、ライブはいつも「闘い」なのだということが、素人の私にも、すこしだけ見えてきました(笑)
しいこさんの歌、みなみさんになってから・・・寝不足の体が、もたなくなって、ごあいさつもせず、失礼してしまいました。

今年は真紀子さんのユニット系、楽しみにしてます!!すっごく楽しそう(陰に苦労があっても)だもん。
私にとっては自分の言葉、自分の声探しの一年になりそうです。
どうぞ、今年もよろしくお願いします。
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Unknown (眞紀子)
2008-01-05 00:55:56
>きいたん

ありがとう!
今回の闘いは`勝ち’ましたよ~!(笑)

今年はライブパフォーマーとしてのきいたんの元年だね。
2月のアローンは応援に行けるかどうかわからないけど、きいたんなら大丈夫です。
良い年にしましょう。
これからも宜しくね!
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