田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

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まんぼう、回る

2008-09-23 22:57:38 | Weblog
水族館に行ってきた。
品川アクアスタジアム。
久々の完全なるレジャーであった。

以前の職場で仲良くなった人達と、たまには私のライブじゃない所で、私も楽しく過ごそうという試み。
まぁ、遠足ってところです。

アシカショーを見て、イルカショーを見て、お魚の説明を聞いて。
泳ぐペンギンを始めて見た。早いぞ!しかもイルカのようにジャンプする。
後はホテルでディナー。
アシカショーは可愛いし、イルカショーはダイナミックだし、御飯は美味だし、大満足の一日でありました。

でも、今日、一番印象的だったのは、まんぼうだったわ、と、みっちゃん。
何のデコレーションもされていない(岩とか砂とか藻とか、ね)狭い水槽の中、その底にある排水溝の上で、ただひたすら、横倒れ状態でグルグル、グルグル回り続けているのだ。
顔の皮膚はバサバサに剥けていてさ、ああ、この子は一生こうやって生きるのか?
省エネ泳法なる解説が付いていたが。
人気もなく、憐れな感じで、何となく幸福そうだったアシカとは、対象的であった。

いや、まんぼう本人が、その場所が好きで幸福ならいいのだが。

人に訓練されてショーに出たり、巨大とはいえ結局は水槽の中で暮らすエイやらサメやらが幸福かと、そんな事を言い出したらキリがない。

人もまた、狭く虚しい自分の世界をグルグル回っているのだしね。
そんな中で、自分なりの幸福を見つけていくのだしね。


次の遠足は、高尾山と決まった。
みんなが行きたいというのだ。

私は、少し残念だ。

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3 コメント

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アショカ王? (あんじゅな)
2008-09-23 23:34:22
アシカショーをアショカ王と読んだ。。。_| ̄|○

昔、サンシャイン水族館でまんぼうが死に掛けていて斜めになって浮いていた。そうそう顔とかバサバサでしたね~。

人間の都合で自然のいのちをいじくりまわす思考、俺は嫌いですね~。

でも連れてこられて子供たちやらを楽しませてくれているのなら、感謝して供養したほうが良いんでしょうねえ。いのちですから。
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Unknown (japa)
2008-09-24 00:30:05
私も、水族館で初めてマンボウを観た時、衝撃でした。
なんかあの世界は私のイメージですが「鬱の世界観」そのものだったので、、堪え難かった。。
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Unknown (眞紀子)
2008-09-24 01:35:14
>あんじゅなちゃん

パンフレットには、その水槽を`ゆかいなマンボウ’と称し、`水族館の人気者’と解説していました。


>japaちゃん

今、私は、鬱になっているマンボウを、子供達に病気とは思わせない為の表示ではないかしらと、訝っております。

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