12月3日(金)
いよいよ、完全単独行動の日である。
ホテル付きの朝食は近所のレストランで出され、朝っぱらから煮込みハンバーグを食ってやった。
やはり少々疲労しているのだ。寝不足を補う為か、やたら身体が食べる事を要求する。
ホテルを出発、環状線で大阪、乗り換えて新大阪。
字で書くと簡単だが、わりと大阪のそれぞれの駅は旅行者に不親切、表示が少ないわ時刻表はないわ、いちいち遠いわで、やっとこさっとこ新大阪に着いたら、雨混じりの突風に見舞われた。
東京はもっと大変だったらしいけど。
スタジオで2時間練習。よく調律されたグランドピアノで、佐渡山豊に侵食された感覚から田中眞紀子を取り戻す(笑)。
何だか妙に気持ちがいい。
何だか見慣れてきた新大阪駅で、またたらふく昼食を取り、、、
笑われると思いますが、晩飯が取れない可能性大だからさぁ。
今度は阪急電車で十三に向う。
環状線といい阪急電車といい、車両が昭和ノスタルジーなんだわ。
事前に情報は得ていたが、確かにガラが悪いというか、つまりは風俗街なんだけど、気構えていたほど大したことはない。
おじちゃん街にしてもそうだが、道が広いので圧迫感がないく、あまり怖さを感じないし、ていうか、東京の方が格段に怖いでしょうよ。東京より怖いとこ、ないでしょ!
恐る恐るクラブウォーターのドアを開けた。
あら、こんな感じだったかしら、という高田よしひで朗君と再会。
清潔感のある、雰囲気の良い店だった。
リハーサルをしていたのは、顔を見て思い出した木村三郎氏。以前に独パンで対バンしていて、ライブ後に話をしてはっきり思い出したが、三億円事件の長尺の語りものをやって私が衝撃を受けた人だ。
もう一組はバカンスという、まっすぐボーカルの気持ち良い女の子を中心にすえた若いバンド。年内で解散なんだそうだ。
佐渡山さん達との活動は、非常に勉強になり新しい刺激をもらえるが、この日は全く初めての場所にもかかわらず、`私の世界´に戻った!という地に足が着いた感覚を覚えたんだ。
何年か前に京都でライブをした際に、大阪から来てくれたじょにい君に会った時も、初めて会ったのに`こいつ仲間だ!´って思ったのと同じだ。
あぁそうだ。心斎橋のバルチザンにも行ってみたかったな。
〈田中眞紀子ライブ〉
1.夜の時代
2.ハルノジダイ
3.死んじまいたい
4.未明
5.ダイヤモンド
6.朱になれ
開演前、それこそアピアとかでは考えられないゆる~い空気。「僕、こういうの苦手なんですよね」「私もです」などと木村氏と話す。こういうのだと、絶対コケるのだ。
ところが、歌い出したら、すぐ`ライブする人´にスイッチ。ここのところの連日ライブの効力だな。気持ち良く、全力で歌えて満足だった。
ところで!
なんとびっくり、群馬県は前橋のアライコウジノの嫁、ウクレレ弾き語りスト檸檬ちゃんが来てくれちゃったのである。
11月に大阪に里帰りするとは聞いていたが、私のライブの為に帰るのを伸ばしてくれたのだ。
感激!
ごめん&ありがとコウちゃん♪
やはり知らない土地での知り合いの存在は、非常に心強い。
また、旭川と札幌のライブに来て下さった狩俣さん(お前覚えました)も来て下さり、「佐渡山さんの時と違う内容で、とても良かった」と喜んで下さった。嬉しかったなぁ。
檸檬ちゃんから「大阪はミックスジュースが美味しい」と、情報ゲット。檸檬ちゃんが注文したら、お店の人が牛乳を買いに行ったのが可笑しかった。
ライブ後、試したら美味&満腹。
普段はあまりしないけど、もうコケてもいいやと思って、自分のライブの前だが高田よしひで朗を全曲聞いた。以前はもっと社会的な内容ではなかったかと記憶していたが、吟遊詩人のようで、ラストの`ぐるんぱ´の語りは、先日家の本を処分した時に出てきて、懐かしいあまり捨てられなかった事もあり、何だか胸がつまってしまった。
木村氏は三億円事件の歌が思い出せないほど、爆笑続きのエンターテイメントライブ。凄いギターテクなのに、それを上回る顔芸&パフォーマンスで、帰りにお話したら筋肉鍛えたり宝塚を参考にしたり、大変な努力の産物たるステージなのであっだ。
解散直前のバカンスの面々の、元気の後ろにある若いがゆえの切なさ。
檸檬ちゃんも狩俣さんも、このライブ自体に凄く満足してくれた。
私の初めての自力ツアーは、充実過ぎるひとときなのであった。
あら、こんな感じだったかしら、という夜士郎君も来てくれていた。来年春、大阪でライブをやろうと話す。帰らなければの時間になって、皆とやっと打ち解けてきたが、知らない土地で終電を逃したら目も当てられない。
一足先に帰った檸檬ちゃんとは、日曜日に一緒に東京まで帰ろうと約束、木村氏と共に名残惜しく店を後にした。
大したことはないとかいいながら、やっぱりちょっと怖かったので、木村氏に大阪まで連れていってもらって助かった。再会を約束して別れ、頑張ってホテルに帰った。
ミックスジュースで満腹してしまった為、晩飯を食さなかったから、ほ~ら案の定、ホテルでパジャマに気構えた途端に空腹がやってくる。
檸檬ちゃんがくれたパンで、飢えをしのいだのであった。
檸檬ちゃん、重ね重ねありがと~!
いよいよ、完全単独行動の日である。
ホテル付きの朝食は近所のレストランで出され、朝っぱらから煮込みハンバーグを食ってやった。
やはり少々疲労しているのだ。寝不足を補う為か、やたら身体が食べる事を要求する。
ホテルを出発、環状線で大阪、乗り換えて新大阪。
字で書くと簡単だが、わりと大阪のそれぞれの駅は旅行者に不親切、表示が少ないわ時刻表はないわ、いちいち遠いわで、やっとこさっとこ新大阪に着いたら、雨混じりの突風に見舞われた。
東京はもっと大変だったらしいけど。
スタジオで2時間練習。よく調律されたグランドピアノで、佐渡山豊に侵食された感覚から田中眞紀子を取り戻す(笑)。
何だか妙に気持ちがいい。
何だか見慣れてきた新大阪駅で、またたらふく昼食を取り、、、
笑われると思いますが、晩飯が取れない可能性大だからさぁ。
今度は阪急電車で十三に向う。
環状線といい阪急電車といい、車両が昭和ノスタルジーなんだわ。
事前に情報は得ていたが、確かにガラが悪いというか、つまりは風俗街なんだけど、気構えていたほど大したことはない。
おじちゃん街にしてもそうだが、道が広いので圧迫感がないく、あまり怖さを感じないし、ていうか、東京の方が格段に怖いでしょうよ。東京より怖いとこ、ないでしょ!
恐る恐るクラブウォーターのドアを開けた。
あら、こんな感じだったかしら、という高田よしひで朗君と再会。
清潔感のある、雰囲気の良い店だった。
リハーサルをしていたのは、顔を見て思い出した木村三郎氏。以前に独パンで対バンしていて、ライブ後に話をしてはっきり思い出したが、三億円事件の長尺の語りものをやって私が衝撃を受けた人だ。
もう一組はバカンスという、まっすぐボーカルの気持ち良い女の子を中心にすえた若いバンド。年内で解散なんだそうだ。
佐渡山さん達との活動は、非常に勉強になり新しい刺激をもらえるが、この日は全く初めての場所にもかかわらず、`私の世界´に戻った!という地に足が着いた感覚を覚えたんだ。
何年か前に京都でライブをした際に、大阪から来てくれたじょにい君に会った時も、初めて会ったのに`こいつ仲間だ!´って思ったのと同じだ。
あぁそうだ。心斎橋のバルチザンにも行ってみたかったな。
〈田中眞紀子ライブ〉
1.夜の時代
2.ハルノジダイ
3.死んじまいたい
4.未明
5.ダイヤモンド
6.朱になれ
開演前、それこそアピアとかでは考えられないゆる~い空気。「僕、こういうの苦手なんですよね」「私もです」などと木村氏と話す。こういうのだと、絶対コケるのだ。
ところが、歌い出したら、すぐ`ライブする人´にスイッチ。ここのところの連日ライブの効力だな。気持ち良く、全力で歌えて満足だった。
ところで!
なんとびっくり、群馬県は前橋のアライコウジノの嫁、ウクレレ弾き語りスト檸檬ちゃんが来てくれちゃったのである。
11月に大阪に里帰りするとは聞いていたが、私のライブの為に帰るのを伸ばしてくれたのだ。
感激!
ごめん&ありがとコウちゃん♪
やはり知らない土地での知り合いの存在は、非常に心強い。
また、旭川と札幌のライブに来て下さった狩俣さん(お前覚えました)も来て下さり、「佐渡山さんの時と違う内容で、とても良かった」と喜んで下さった。嬉しかったなぁ。
檸檬ちゃんから「大阪はミックスジュースが美味しい」と、情報ゲット。檸檬ちゃんが注文したら、お店の人が牛乳を買いに行ったのが可笑しかった。
ライブ後、試したら美味&満腹。
普段はあまりしないけど、もうコケてもいいやと思って、自分のライブの前だが高田よしひで朗を全曲聞いた。以前はもっと社会的な内容ではなかったかと記憶していたが、吟遊詩人のようで、ラストの`ぐるんぱ´の語りは、先日家の本を処分した時に出てきて、懐かしいあまり捨てられなかった事もあり、何だか胸がつまってしまった。
木村氏は三億円事件の歌が思い出せないほど、爆笑続きのエンターテイメントライブ。凄いギターテクなのに、それを上回る顔芸&パフォーマンスで、帰りにお話したら筋肉鍛えたり宝塚を参考にしたり、大変な努力の産物たるステージなのであっだ。
解散直前のバカンスの面々の、元気の後ろにある若いがゆえの切なさ。
檸檬ちゃんも狩俣さんも、このライブ自体に凄く満足してくれた。
私の初めての自力ツアーは、充実過ぎるひとときなのであった。
あら、こんな感じだったかしら、という夜士郎君も来てくれていた。来年春、大阪でライブをやろうと話す。帰らなければの時間になって、皆とやっと打ち解けてきたが、知らない土地で終電を逃したら目も当てられない。
一足先に帰った檸檬ちゃんとは、日曜日に一緒に東京まで帰ろうと約束、木村氏と共に名残惜しく店を後にした。
大したことはないとかいいながら、やっぱりちょっと怖かったので、木村氏に大阪まで連れていってもらって助かった。再会を約束して別れ、頑張ってホテルに帰った。
ミックスジュースで満腹してしまった為、晩飯を食さなかったから、ほ~ら案の定、ホテルでパジャマに気構えた途端に空腹がやってくる。
檸檬ちゃんがくれたパンで、飢えをしのいだのであった。
檸檬ちゃん、重ね重ねありがと~!