なぁ~んだか思いっきり婆臭いが、若者っていいわぁとしみじみ思う2日間なのであった。
25日アピアでは、栄東さんの前に小川輝君が出ていた。
`輝’と書いて`あきら’と読む。
大学3年生で、周りの友人達がそれなりに進路が決まって行く中、俺は音楽をやって行くんだと言ってみた後、虚しさや不安が押し寄せる弱さ、そんな素直な素直な気持ちが、本当にただただ真っ直ぐに歌の中に語られていて、まいっちゃうよなぁ。
それこそ、それに対して何かを言ってあげても、何かの役に立つ訳でもなく、そんな不安は幾つになっても続くんだよって言ってみても、彼にも響かず言う方も虚しいし。
そのまま真っ直ぐにいてね、なんて言えないしね。真っ直ぐじゃ生きていけないしね。
友達が2人も自殺してしまったという。きっとその友達は真っ直ぐ過ぎたのだろう。
何故`表現’をしようとするのだろう?
栄東さんのピアノだって、辛ければ辞めればいいのだ。
何故?
それは、その瞬間だけ真っ直ぐになれるから。
私はステージの上でだけ、本当に真っ直ぐになれる。真っ直ぐにいようと思う。
真っ直ぐでないと、その醜さは観る人にばれる。
ステージの上でだけ、とびっきりの美人であれば、後はどうでもいいやと、そんな事も思っている。
だって後は`生きる’為に費やされてるのだから。
ステージは、私という人間が生きていることが`活きる’場所だから。
そんな事を考えているって事を、改めて確認させてくれるような小川君の素直さであるのだった。
翌26日。
連日アピアに出向く。
初めて観る人達の、私にとって新鮮なライブだった。
ホーミータイツ
この前の年越しライブで私を観てくれたそうなんだけど、私は出順の関係で見れなくて、この日は楽しみにしてたんだ。
想像以上の面白さであった。ある意味完璧!
ハツラツとした`たま’って感じだな。
特にパーカッションのゴトウ君、最高っ!!!
「いらっしゃいませ」と書かれたエプロンをして、色んな小道具を持ち込んで、素晴らしいタイミングで咬ましてくる。あのお猿のシンバルみたいなのを、歌の隙間を絶妙にぬって蠅叩きでパシリと入ってくるのには、思わず`ワォッ!’声が出てしまうのであった。とっても忙しい喫茶店のマスター的な働き具合なのである。
ヴォーカルのキクチ君が`みんな彼を見てしまって、ボクを見てくれない’と言っていた。
頑張りなさいね!君の、口の大きさが顔の半分くらいに広がる歌も大好きだよ!
サイドギターの彼のギターの腕は確実で、サウンドを支えている。
今まで見なかったのは、損した気分である。
チバ大三氏が、自身の主催する`骨肉ビール’系イベントに彼らを引き込んだのは、非常に納得します。
彼らは、先の小川君や河内伴ちゃんや川上テルちゃんと共に、アピア田んぼに田植えに行ったそうだ。若者達が集って(テルちゃんは… ?)田植えをする様は、さぞかし眩しい風景であっただろう。
しかし前方二人なら納得いくが、パーカッションのゴトウ君が田植えをして欲しくない気がした。君にはもっと、引きこもりっぽく、暗くあって欲しいのだ。
あれだけ才能豊かな上に、田植えまで`できる’なんて…
橋本勇介
良い声をした若者なのであった。ガリッと枯れた高音が素晴らしくかっこいい。
実に魅力的なメロディラインが、更にその声を活かすようだ。骨のある詩も響いてくる。これまた素直な若者の良さを堪能させてくれたのだ。
恒久和純
実はこの日アピアに来たお目当ては、彼、恒久和純さんを見る為であった。
別名、マイミク`ちょんまげ侍’さんである。
先に書いたテルちゃんと共に、若者とは言い難いが…(笑)
前に私が開いたスタジオライブで聴かせてもらったが、ライブは初めて。
スタジオライブより全然良かったな。
着物姿はお侍さんというよりお相撲さんという感じだが、大きな身体から柔らかい深い声が心地良い。力強さも合わせ持って、随分アローンの井上さんに鍛えられたんだとか。
詩もいいなぁと思って聴いてたんだけど。それぞれ印象的だなと思いながら。
でも最後の「鶴」って歌を聴いて、それまでのが全部飛んじゃったんだ。
関係性はわからないが、身近なお年寄りが亡くなっていく時。千羽鶴を折っていて756羽目で終わってしまう。
彼が若者であった頃のことだろうか。久しぶりに必死になって涙をこらえなければならない歌を聴いた。
若い時は素直でいた方がいいね。
いや、年齢は関係ないか。
人は、いつだって素直でいた方がいい。
素直でいなかった事での後悔は、悔やみきれないから。
25日アピアでは、栄東さんの前に小川輝君が出ていた。
`輝’と書いて`あきら’と読む。
大学3年生で、周りの友人達がそれなりに進路が決まって行く中、俺は音楽をやって行くんだと言ってみた後、虚しさや不安が押し寄せる弱さ、そんな素直な素直な気持ちが、本当にただただ真っ直ぐに歌の中に語られていて、まいっちゃうよなぁ。
それこそ、それに対して何かを言ってあげても、何かの役に立つ訳でもなく、そんな不安は幾つになっても続くんだよって言ってみても、彼にも響かず言う方も虚しいし。
そのまま真っ直ぐにいてね、なんて言えないしね。真っ直ぐじゃ生きていけないしね。
友達が2人も自殺してしまったという。きっとその友達は真っ直ぐ過ぎたのだろう。
何故`表現’をしようとするのだろう?
栄東さんのピアノだって、辛ければ辞めればいいのだ。
何故?
それは、その瞬間だけ真っ直ぐになれるから。
私はステージの上でだけ、本当に真っ直ぐになれる。真っ直ぐにいようと思う。
真っ直ぐでないと、その醜さは観る人にばれる。
ステージの上でだけ、とびっきりの美人であれば、後はどうでもいいやと、そんな事も思っている。
だって後は`生きる’為に費やされてるのだから。
ステージは、私という人間が生きていることが`活きる’場所だから。
そんな事を考えているって事を、改めて確認させてくれるような小川君の素直さであるのだった。
翌26日。
連日アピアに出向く。
初めて観る人達の、私にとって新鮮なライブだった。
ホーミータイツ
この前の年越しライブで私を観てくれたそうなんだけど、私は出順の関係で見れなくて、この日は楽しみにしてたんだ。
想像以上の面白さであった。ある意味完璧!
ハツラツとした`たま’って感じだな。
特にパーカッションのゴトウ君、最高っ!!!
「いらっしゃいませ」と書かれたエプロンをして、色んな小道具を持ち込んで、素晴らしいタイミングで咬ましてくる。あのお猿のシンバルみたいなのを、歌の隙間を絶妙にぬって蠅叩きでパシリと入ってくるのには、思わず`ワォッ!’声が出てしまうのであった。とっても忙しい喫茶店のマスター的な働き具合なのである。
ヴォーカルのキクチ君が`みんな彼を見てしまって、ボクを見てくれない’と言っていた。
頑張りなさいね!君の、口の大きさが顔の半分くらいに広がる歌も大好きだよ!
サイドギターの彼のギターの腕は確実で、サウンドを支えている。
今まで見なかったのは、損した気分である。
チバ大三氏が、自身の主催する`骨肉ビール’系イベントに彼らを引き込んだのは、非常に納得します。
彼らは、先の小川君や河内伴ちゃんや川上テルちゃんと共に、アピア田んぼに田植えに行ったそうだ。若者達が集って(テルちゃんは… ?)田植えをする様は、さぞかし眩しい風景であっただろう。
しかし前方二人なら納得いくが、パーカッションのゴトウ君が田植えをして欲しくない気がした。君にはもっと、引きこもりっぽく、暗くあって欲しいのだ。
あれだけ才能豊かな上に、田植えまで`できる’なんて…
橋本勇介
良い声をした若者なのであった。ガリッと枯れた高音が素晴らしくかっこいい。
実に魅力的なメロディラインが、更にその声を活かすようだ。骨のある詩も響いてくる。これまた素直な若者の良さを堪能させてくれたのだ。
恒久和純
実はこの日アピアに来たお目当ては、彼、恒久和純さんを見る為であった。
別名、マイミク`ちょんまげ侍’さんである。
先に書いたテルちゃんと共に、若者とは言い難いが…(笑)
前に私が開いたスタジオライブで聴かせてもらったが、ライブは初めて。
スタジオライブより全然良かったな。
着物姿はお侍さんというよりお相撲さんという感じだが、大きな身体から柔らかい深い声が心地良い。力強さも合わせ持って、随分アローンの井上さんに鍛えられたんだとか。
詩もいいなぁと思って聴いてたんだけど。それぞれ印象的だなと思いながら。
でも最後の「鶴」って歌を聴いて、それまでのが全部飛んじゃったんだ。
関係性はわからないが、身近なお年寄りが亡くなっていく時。千羽鶴を折っていて756羽目で終わってしまう。
彼が若者であった頃のことだろうか。久しぶりに必死になって涙をこらえなければならない歌を聴いた。
若い時は素直でいた方がいいね。
いや、年齢は関係ないか。
人は、いつだって素直でいた方がいい。
素直でいなかった事での後悔は、悔やみきれないから。