「違和感」と「異和感」
放送タレントの松尾貴史さんの辛口コラム。テレビの話題から政治問題まで、違和感のある話題を取り上げているのでコンビニで日曜日だけ毎日新聞を買ってくる。
この「違和感」を「異和感」と書くのは間違いと長い間思い込んでいた。ところが村上春樹さんの本で「異和感」と書いてある。
あれへんだなと思って広辞苑(第4版)で調べると「異和感」は見当たらない。それではと思って新明解国語辞典(第5版)のページをめくると「異和感」があった。
「違和には意味が二っあって、一つは「からだの調子がいつもと違ってどこか具合が悪いこと」、もう一つは「対象をすなおに受け入れたり環境に自然になじんだりするのに抵抗を感じること」と書いてある。後者については「異和」とも書くとある。
「あの政治家の発言には異和感がある」と書いてもいいらしい。今頃になって「異和感」も間違いでないことがわかった。