マックンのメモ日記

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米国人の3人に1人は破産の危機!

2015-02-26 14:05:42 | 経済・金融・投資
富裕層はますます裕福になっているが、そうでない人々はそれほど幸運ではない。個人向け金融情報サイト、バンクレート・ドットコムが23日に公表した米成人1000人以上を対象とする調査によると、クレジットカードの負債額が緊急の際に使える貯蓄と同水準あるいは上回っているとの回答が37%に達したそうです。

バンクレート・ドットコムのチーフ金融アナリスト、グレッグ・マクブライド氏は、「こうした数字は米国人の8人に3人が金融破たんの瀬戸際にいることを意味する」としたうえで、こうした人々の多くは緊急事態が生じた場合に支払いが困難になりかねないと指摘しています。さらに、「大半の人々は十分な貯蓄がないだけでなく、借り入れ可能な金額の一部をすでに使ってしまっていて、選択肢がなくなりつつある」と述べました。

緊急事態は人々が考える以上にしばしば起こることを考慮すると、これは特に問題です。米クレジットカード大手のアメリカン・エクスプレスが実施した2014年の調査では、米国人全体の約半数が過去1年間に予想しなかった出費を経験していたことが分かりました。そのうちの一部は緊急事態とみなされるものです。実際、予想外の出費があった人々の44%は医療費関連で、46%は自動車関連のトラブルによるものだったと言います。米国人にとって仕事に行くため自動車が不可欠で、医療費と同様、多くの米国人にとって支払いが避けられない項目です。

年齢別に見れば、30~49歳の年齢グループは特に困難な状態にあり、子供がらみや住宅ローンといった出費がかさむ傾向にあると言います。専門家によると、消費者にとって理想的な状況はクレジットカードの負債がゼロで、緊急事態用の資金として少なくとも生活費6カ月分の貯蓄(扶養家族がいればもっと多く)があることです。しかし、現実は米国人の大半はそれには程遠い(バンクレート・ドットコムの調査で、緊急事態用の預金がクレジットカード負債を上回っている米国人の割合は58%に過ぎないことも分かった)状況にあるそうです。

各年齢グループと、クレジットカード負債が緊急用の貯蓄額を上回っているとの回答率は以下の通りでした。

18~29歳:21%
30~49歳:32%
50~64歳:25%
65歳以上:14%