マックンのメモ日記

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フェイスブックの使用上の注意点!

2012-11-09 21:39:07 | ネット、ビジネス、IT
フェイスブックはご存じの通り、本名と顔写真の公開を基本とするソーシャルネットワークサービスです。ネットでの個人情報公開に抵抗のある日本では、あまり普及しないのではないかという声もあったりましたが、日本のユーザー数はすでに1000万人を超えたと言われています。なぜこれほどまでに実名使用など、個人情報を公開することに抵抗が少なくなったのでしょう。世間ではすぐ個人情報だからと言って個人情報を出すことに敏感になっているのに、今では1000万人が何らかの個人情報をフェイスブックで公開しているのです。「ただ」で受けられるサービスには理由があるのです。そこでフェイスブックも使いようによっては危険もあるということを注意すべきです。

ここでのつながりを広くしたい場合には、「公開」もしくは「カスタム」にして「友達の友達」を選べばいいといいます。しかし フェイスブックで写真を「友達の友達」に公開すると、インターネット上に画像が出回ります。しかも、自分が気がつかないうちにです。例えば、友達の友達は、1万人とも言われます。フェイスブックの友達100人だとすると、友達の友達は100×100で10000人です。「友達の友達」に公開すると、1万人公開と同じ事になり、ネット上全体に公開とあまり変わりがないのです。

ここで写真は公開しないこと。自分が公開しなくても、友達に自分の写真が「勝手に公開」される事が良くあります。友達の友達は1万人。1万人はほとんど知らない人ばかり。ネットに画像が流出しても、自分ではわかりません。Googleの検索で、あなたの顔、名前が出てきたりします。そして、それはインターネットのサイトに勝手に登録されるなどに使われる可能性があります。他の人と写った写真を公開しない。自分だけの写真ならまだしも、他の人と一緒に撮影された写真を公開すると、友達に迷惑がかかる事があります。友人の中には、写真を公開されたくないと思っている人もいるかもしれません。自分が公開しなくても、写真は友達に勝手に公開されている場合があります。

また本人の気が付かないうちに就職ダメになるケースもあります。イギリスのある調査では、アンケートに回答した企業経営者の半数が、就職希望者の未熟な面をここで上で発見した場合、採用を見合わせると回答しています(酒におぼれたエピソードや不法行為の写真、文法の間違いなど)。

実名制の本当のねらいは広告主に情報を提供することで広告収入を上げることです。だから実名はフェイスブックが広告主に販売しているサービスの根幹とも言えるのです。フェイスブックは実名での利用を徹底することで安全性を高めることができるとしていますが、実名はフェイスブックが広告主に販売しているサービスの根幹でもあって、フェイスブックは実在する利用者へのアクセスを売っているのです。

「無料」で使えるFacebookの時価総額は数兆円もあります。しかしフェイスブックの利用は無料です。つまり収入のほとんどは広告ということです。ここではは実名での登録が基本で、多くの利用者が勤務先、出身校、生年月日、趣味などを公開しています。このため、スポンサー側からみれば、ターゲットを絞り込んだ効果的な広告を打つことができるわけです。だから広告収入がこの2年間で4.1倍に増えているのです。つまり、あなたの出身地、居住地、生年月日には「商品」としての価値があるということなのです。

そしてあなたの個人情報は、自分の知らない所で売買されているのです。フェイスブックやグーグルプラスなどのソーシャ・ネットワークが盛んですが、個人の活動についての情報を集める営利企業は日常的に、詳細な情報を第三者と共有したり、蓄積したり、広めたりしているのです。その結果、個人情報が売買されることで、自分の情報がどこに流れるのか予測ができなくなった今、どうやって秘密を守るのでしょう。フェイスブックで筒抜けになる個人情報には、写真、趣味、誕生日、性別、生年月日、宗教、出身地、家族情報、友達情報、出身大学、学歴、職場、思想、日頃の生活の質、職場の環境と職業と地位から推察される年収、思想と家族などです。こうした情報を一民間企業のデータバンクに預けているようなものなのです。

これらのプライバシーをデータ化し、個人情報を商品化しているのです。それもあなたが気がつかないうちに「商品」として集められています。個人情報は、1つのページに集約されて、商品となり、フェイスブックの収益に結びつきます。銀行、証券会社の本人確認は、「住所、生年月日」です。住所・生年月日を知ると、誰でもあなたに「なりすまし」出来ます。ネットの本人確認も、生年月日、フェイスブックから推測した「秘密のキーワード」で可能になり、誕生日が流出すると、本人確認で悪用される恐れがあります。それに良く分からない知り合いにも、自分の誕生日が筒抜けになったりしてしまいます。

ヤフーは6月14日、「Yahoo!ニュース」でフェイスブックへのアクティビティの自動投稿が可能になったことを発表した。「お気に入り詳細を見る」。この機能を利用することで、Yahoo!ニュースの記事を表示させるだけで「Yahoo!ニュースの○○の記事を読んだ」という自身のアクティビティが、自動的にFacebook上の友人のウォールに表示されるようになるというものです。Yahooニュースを読むだけで勝手に公開され、何を見たか友達に全て筒抜けになる可能性があります。お気に入り詳細を見る Mobli、Viddy、Socialcamといった動画共有サービスは、既にOpen Graphを採用しており、10秒以上動画を見たり、いいね!やコメントを投稿すると、その時点でFacebookに勝手にシェアされます。そうなると本人の知らぬ間に悲劇的なことになります。例えば、セクシーな動画を見ると「○○さんは ○○で Hな動画を見ています」などと勝手にシェアされることもあるかもしれません。

知り合いかも?で知り合いに属性が筒抜けになっているかもしれません。共通の友達、職歴・学歴、所属しているネットワークを持つ人やあなたと「共通するメールアドレス」をアドレス帳内に登録している人などで知り合いかも?と勝手に送られてくるという事は他の人にも自分のことが相手にも表示されているのです。また個人の顔写真が広告として利用されるという話も報道されています。広告の設定で「非公開」を選択しておく必要があります。

フェイスブックも機能がどんどん増えてそれがどう使われるのか分からないほどです。くれぐれもプライバシーの安売りをしないようにしたいですね。それに最近では顔写真や風景とかいろいろな写真などから個人を特定する人たちが増えているそうです。女性などでしたら特定されたら怖いですよね。くれぐれも実名でのフェイスブックを利用するときは個人情報には気を付けてください。