マックンのメモ日記

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火星の水、小惑星が起源。地球と同じような起源だった!

2012-11-20 21:45:07 | 宇宙・サイエンス・科学技術
火星が約45億年前に誕生した際に内部に取り込んだ水分は、地球と同様、火星と木星の間の「小惑星帯」からやってきたとする研究成果を東京工業大と米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが20日までに発表しました。

これは火星から地球に落下した隕石に含まれる水の水素同位体比率の分析で判明したもので、それまでは小惑星のほか彗星から来たとの説もあったのですが、今回の結果から考えると彗星ではなく、小惑星から飛んできたものからできたという事が示されたという事でしょう。

火星表面ではかつて液体の水が存在したことが今回の米探査機「キュリオシティ」でも間接ながら確認されており、火星に水が存在していたことが示されつつあります。東工大の臼井寛裕助教は「水が地球と同じような起源であることが判明したのは、火星での生命の痕跡を探る上でも重要」なことだとしています。

チームは水を構成する水素と重水素(水素の同位体)の比率を比較したところ、小惑星帯から検出される比率と近いことを突き止めたのです。隕石に含まれる水の水素分析は機器にかける前段階の処理が難しく、これまでは信頼できるデータはなかったのです。チームは前処理に新手法を導入し、精度の高い分析を可能にしたのだと言います。

ちなみに、米航空宇宙局(NASA)は10月30日、火星の地表を覆っている土はハワイの火山に由来する玄武岩質の土とよく似ているとの無人探査車「キュリオシティー」の分析結果を発表しています。 分析したのは、ロックネストと名付けた岩場で採取した地表の土。搭載したエックス線分析装置などで鉱物組成や結晶構造を調べると、長石、輝石、かんらん石などを含む玄武岩の特徴が確認できたそうです。火星も地球と同じようにできたと考えれば、それらが全く違う物質からできているという事は考えられないことからも、今回の結果も想像できます。

しかし何で小惑星に水のもとになる元素があって、それが火星や地球の水の元になったのかちょっとお不思議な感じがします。もともと小惑星は惑星になり損ねたものだと思うのですが、そもそも太陽系がまだ誕生して間もない頃のガス状の渦からだんだん惑星が誕生していったことを考えると、小惑星から飛んでこなくてもどの惑星にも水の元になるものがあったのではないかと、素人ながら考えてしまいます。それが証拠に火星の土はハワイの火山に由来する玄武岩質の土と似ているという事は、地球や火星の誕生の生い立ちが同じであるからであり、だから水の元も小惑星にもあれば火星にも地球にも元々あったのではないのではないでしょうか?

考えてみれば、人間ってちっぽけな地球の中のまた小さな場所でしか暮らしていないのに、宇宙の大きさからみればなんと小さなところでお互いいがみ合ったり、戦争したりしているのでしょう。宇宙から地球を見ると大気圏の何と薄いことかがよくわかるそうです。地表をうっすら覆っている程度だそうです。そんな姿を見るとなんと地球の環境は儚いものかと感じるそうです。人間はちっぽけな事で悩んだり、苦しんだり、いがみ合ったりしていますが、宇宙飛行士が宇宙から小さな地球を見ると、地球の美しさに感動し、宇宙から帰ってくると人生観が変わると言います。そんな気持ちが分かるような気がしませんか?