工作台の休日

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トーキョー、倫敦 プラモデルでタクシー対決!? その1 東京編

2024年05月16日 | 自動車、モータースポーツ
 今日ははたらくくるまの模型の話です。街中でよく見かけ、また乗る機会もあるタクシーについては、意外に模型では製品に恵まれて来なかった感があります。知っている限りでは随分昔にオオタキというメーカーから430グロリアだったかの名キットがありましたが、その後は数えるほどだったのではと思います。近年、アオシマが430セドリックのタクシーを、さらに東京五輪に合わせるように登場したトヨタのジャパンタクシーを製品化しました(いずれも1/24)。まずは「日本版ブラックキャブ」ジャパンタクシーから。

いくつかの事業者が模型化されており、入手できたのが国際自動車のものでした。こちらのバージョンでは運転席と後席の仕切りのアクリル板のパーツが入っていたから、というのもありますが・・・。

キットをストレートに組んだだけですので、特別なことはしておりません。ナンバーだけ自分の好みにした程度です。

スライドする後ろのドアは開けた状態にもできますが、私は閉状態で固定しました。



デカール類も豊富で、車内に貼るものもたくさん入っています。ただ、実物がスモークガラスになっている箇所が多く、模型でもスモークガラスのパーツとなっていますので、完成後は車内の様子が見えづらくなります。
特徴ある車体色ですが、「濃藍」と呼ばれています。私はMr.カラー326番・サンダーバーズの下面の濃紺色に黒を混ぜた色で吹きつけました。先日ご紹介した黒いF-104Jがありましたが「黒つながり」でエアブラシ塗装したのです。この車体色、昼間の太陽光の下では紺色のようにも見えますし、ほとんど漆黒のように見えることもあります。
車内のパッセンジャーシートなど、内装色が茶色系統の色で指示されておりますが、私はMr.カラー526番・旧日本陸軍の戦車色の「茶色」にしました。落ち着いた色ですし、そもそも3/4つや消しなのでそのまま塗っていい感じになります。先日出張でこの車種に乗る機会があり、私は前席だったのですが、目の前のエアバッグの収められている部分も含めて、はっきりした茶色というより、グレーが入った色味に感じました。
なお、国際自動車のタクシーですが、フェンダーミラーが大型化し、薄緑色に塗られています。視認性に難があるのか、いくつかの事業者では小さなミラーを上に「増設」しているのも見かけますが、国際自動車ではミラーそのものを増積したことで対応しています。薄緑色は行燈の色に合わせた、なんていう話も聞こえます。従ってこちらのモデル、少なくとも近年の姿ではありません。よりリアルさを求めるという方は各自工夫の上、今の姿に近づけてはいかがでしょうか(アオシマさんのアップデートに期待しましょう)。キットそのものは丁寧な仕上げを求められる部分が随所にありますが、地方でも様々なカラーに塗られて走っていますので、ご当地ものを作るというのもおもしろそうです。
ジャパンタクシー、私もいろいろ思い出があります。既に入院していて産気づいた家人からメールが来て、ターミナル駅から病院に向かったときがそうでした。また4年間働いて何も得ることが無かった職場もその日がラスト、私物を片付けて夜遅く荷物をたくさん抱えて乗ったのもジャパンタクシーでした。車内で気分が悪くなってしまったというおまけもついたけど。これからもお世話になることが多いでしょうから、楽しい思い出と共に乗れることを祈って・・・。

もう一つ、東京のタクシーから。こちらはアオシマのセドリック・個人タクシーで、だいぶ前に発売されたものです。久々の本格的なタクシーのプラモデル、ということで話題になりました。タクシー用のパーツもたくさん入っていて、それだけで気分が上がる感じがしました。塗装は東京の個人タクシーですね。こちらは2015年に組んでいます。

車体色は白を吹き付け、そこにデカールを貼っていきました。





個人的に好みのスタイルです。特徴をよく捉えていますね。
シートはMr.カラー72番のミディアムブルーで塗装しました。上半分は白いカバーがかかっていることが多いので、艶消し白で塗ってあります。あまり実感的ではありません・・・。
 透明パーツやメッキパーツなども多いキットですし、つやあり仕上げですのでうっかり塗装面を接着剤で汚すことがないよう、細心の注意を払いながらとなりました。透明ゴム系の接着剤のお世話に何度もなっています。

東京編はここまで。次はロンドン編です。











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