●ほんのり。しっとり。

南天の苔玉です。
何年か前につくったけど、
忘れていたら、ほんのり紅く。

苔はすっかりはげて、土に巻いた釣り糸が見えます。
下は、大きなメダカ鉢。
今は、底のほうに居て、姿が見えません。



寄せ植えの中に入った南天も色づいていました。





▼昨年末につくったクリスマスローズ、ニゲルの苔玉です。
真っ白だったお花（ガク）が、ほんのり色づきました。







▼図書館を大いに利用しています。
今、借りている本でおもしろかったのが、これです。

「オーガニックガーデンのすすめ」
曳地 トシ　 曳地 義治 著　　創森社 ￥ 1,470


いのちをめぐる庭づくり～序に代えて～より抜粋

　庭にたった1本の木があれば、アブラムシやイモムシがきて、
さらにそれを食べようとテントウムシやカマキリもやってきて、
小さな生態系が動き出す。

　生態系とは、多様ないのちの有機的なつながりーーその視点から見ると、
アブラムシは「害虫」ではなく、
大量に発生することで、いろいろな生きものたちの餌となり、
崩れた生態系のバランスを取り戻そうと、
一番最初にがんばってくれる存在になる。

　雑草たちも、「やっかいもの」ではなく、
土の中のバランスを取り戻すために、
どんな条件の悪いところへも生え、
土を豊かにしてくれる。

　地球規模での環境への取り組みが必要とされる今、
自然においても暮らしにおいても、
有機的なつながりを取り戻すことが、
持続可能な社会を創造していくための基礎となる。

　そのためにも、
庭先の植物や小さな生きものたちの世界に出会うことが、
人と地球の関係を見直す第一歩となるのではないだろうか。

　庭の本当の楽しさーー生きものが互いに共生し合って自然界をつくり上げていることに気づくと、
日常の自分の足元に、こんなにも奇跡がたくさん満ちあふれていたのかと
驚かされることだろう。
小さな庭はじつにたくさんのいのちの不思議で織りなされている。

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