●クズの花とスズメバチの顔

夏の河原でいちばん元気モノは、
「葛」（クズ）マメ科　多年性蔓状草本

見渡す限りの、ものすごい緑エネルギー。
昔は、この葉は家畜の飼料となり、
馬が大好きなので「ウマノボタモチ」という呼び名もあったとか。
つるを材料にして葛布（くずふ）に織って着物にしたり、
クズからとれるクズデンプンは和菓子の材料として有名。
風邪薬の葛根湯もクズからつくります。

クズの原を見渡しながら、わぁもったいないなぁと思ったのであります。
冬になるとこのクズの木質化したツルでカゴを編むので、お世話になっています。

▼地を這い、木に登る‥。



▼こんなに繁っているのに、クズのお花はあまり見かけない。
　下向きに隠れて咲いているからだとか。
　それにしてもお花の数が少ないように感じる。


▼蕾はほっそり。


▼初めて、香りをかいでみると、甘く強い、よい香りがした。
　

▼その香りに驚いて、すぐ近くに咲いてたガガイモのお花もクンクン。
　こちらも甘い香りがした。クズの香りのほうが強い。





▼念願？のスズメバチのお顔拝見。
　スズメの頭ぐらいの大きさはある、立派な蜂でした。

　へへへ、この蜂は道に落ちて動かなくなっていたものです。
　枝でつついて死んでいるのを確認してから、そうっと拾って、パチリ。
　あまりの迫力に、ピントちゃんと合いませんでした。
　生きかえったらどうしよう‥と思いながら撮ったので。




▼おまけ。ツクツクホウシの抜け殻。「空蝉」です。
　もう、セミともお別れです。




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