メールの中身は文字コード

　ヨメは紙のカタログを見ながら通販で買ってほしいものがあると言った。幾つもありそうなので型番教えてくれと俺は言った。するとヨメはメモ用紙に鉛筆で型番を書き出した。おいおい、それじゃぁ俺は一々その型番を見ながら再入力するのかい、勘弁してくれ。型番はメールで送って貰うことにした。

　メールには IA０９７とあった。ブログのネタになるなと直感。これじゃダメだろうなと思いつつこれをコピーして通販サイトの検索欄にペースト。検索したけど思った通り見つからなかった。そのサイトでは IA097 と入力しないといけなかったのである。

　人間から見ると IA０９７ と IA097 は見た目が同じだけどコンピューターから見るとこの２つは異なる。コンピューターに送られるのは字面ではなく文字コード。文字コードというのは文字に付けられた番号のことである。IA０９７ の文字コードは 105、65、33359、33368、33366 である。IA097 の方は 105、65、48、57、55 なんだけど、一致するのは最初の２文字だけ。ヨメがメールしてきた文字の IA は半角文字で ０９７ が全角文字。

　半角と全角が混ざってても見つけて欲しいんだけど中々そういう親切なサイトは無い。名前や住所の入力欄だってその脇に全角文字で入力してネな指定があるとこだらけ。文字コードの種類によっては完璧に識別出来ないって事情はあるけどね。

旧オレサマ号に活を入れる

　旧オレサマ号は２００３年に買った。軽だから維持費は安い。ワンボックスだから車中泊も出来る。それが今は軽トラ代わりとなった。エアコンはガスが抜けたようで冷房は効かない。そんなんだからチョイ乗りだけ。まして夏の遠出なんてもってのほかだ。でもタイヤだって年中夏タイヤ。主に走るのは集落内だからノロノロ運転だ。元々俺は高目のギヤで走る。２０ｋｍ／ｈになったら５速に入れちゃうくらいだ。だからエンジンの回転数も低目。

　桐の木を取りに行く時に高速を使った。中部横断自動車道なのでタダ。ＩＣから合流する時はフル加速なんだけど何だかスピードが出ない。合流した時はメーター表示上で７０ｋｍ／ｈだから実測はこれより数％遅いと思う。兎に角スピードが出にくいのだ。

　普段トロトロ走ってるとエンジンの吹き上がりが悪くなるけど今時の車でもそうなんだな。オートバイ時代の経験だとそういう場合はエンジンを思いっきり回すのである。するとそれを境にエンジンが軽く回るようになる。実際旧オレサマ号もそうだった。何度か往復してるうちにエンジンはレッドゾーン直前まで回るようになった。たまには老体じゃなかった老車にも活を入れないとダメだな。

　身の回りの爺が乗ってる軽トラは速度が遅くても轟音を立てて走ってたりする。例えば発進する時、数１０ｍも１速のままで走り続ける。軽トラなんて空荷だったら２速発進でも良いし兎に角走り出したらどんどんシフトアップだ。そんな爺の軽トラのエンジンは何時も高速回転してるから俺のより吹き上がりが良いかもしれないな。でも爺が乗ってた軽トラを中古で買うと走行距離の割にエンジンは消耗してそうだ。エンジンは消耗するほどガチャガチャとうるさくなる。