
ジョウロウと読む
ジョウロウの話を書いたのははなねこ山さんのスルガジョウロウホトトギスという記事がきっかけ。ジョウロウは漢字だと上臈で江戸時代の大奥の女中の役職名のひとつという意味である。初耳言葉だと思ったら8年前にこの言葉を調べていたというにすっかり忘れてたというマヌケな話。今回改めて意味を確認したんだけど人生何度もやり直しては元の所に戻るのがやっとというか何というか。
「わっちが上臈だといわすのをちゃんと覚えてくんなまし」 「それは花魁言葉よの」
ジョウロウとジョロウに似てるんだけど意味はまるで正反対。そのジョロウという言葉がついた生き物がこのジョロウグモ。でも元々はジョウロウグモだったらしい。たった1文字省略されただけでえらい格下げだ。
秋の蜘蛛だけどもう寒くなったのでボチボチ居なくなる。閲覧注意的な毒毒しい色なのでたまにしか登場しない。今回は模様が良く分かるような写真。この蜘蛛、府中にも居たんだけどもっとスリムだった。山梨に引っ越してこんな風に丸々太ったのを見てこんなにでかいんだと驚いた。今思うと夏休みが終わったら林の中に入らなかったってことかな。林に入る目当てはカブトムシ。でもその頃この蜘蛛はまだ小さいのだ。