ヨメちゃん、今日から綺麗なお風呂に入れるネ

　同窓会の翌日、日曜日の早朝に山梨の別荘を発った。前日は風呂に入ってなかったから朝風呂に入りたいなぁと思って電話をしようとした。しかし止めた。携帯電話持ってるわけではないから車を止めるのも面倒臭い。そもそもヨメが山に行って居ない可能性がある。

　家に着くと案の定誰も居ない。こんな天気の中ご苦労なことだ。後で聞くと小雨の中、予定の半分だけ歩いて来たそうだ。暫く経ってからようやく猫が出迎えに来た、のではなく 「 飯！ 」 と鳴く。キャットフードをやってから風呂場に行くと昨夜どころか一昨日の残り湯だった。勿論洗濯機の中には洗濯物。同窓会では４０年前に止まったままのような時間を過ごしたが、このボッケ家でも２日ほど時間が止まっていた。

　そして月曜日、何時もより回数の多い洗濯が…風呂の残り湯と言えば洗濯に使うもんだけど、今日は水道水オンリー。そしてボッケ家では３日ぶりに新しい水のお風呂となる。ったくこんなヨメの親の顔を見てみたいもんだと思ったが毎日テレビの横に鎮座していた。


親の顔

同窓会に行って来た

　同窓生は１６０人強。そのうち５０人～６０人が出席し女性の方が若干多いようだった。皆早々と集まっていて俺は早く行くつもりだったのに最後の方だった。下の写真は先ず集合写真を撮ろうってことで準備をしているところ。何時までも若いつもりでこんな風に脚立の上に立ってはいけません。




　同窓会に行って何を話そうかなんて悩みつつ出席を決めたくらいだから中々気分は盛り上がらなかった。でも礼を言っておきたいなぁって人を思いついた。その人は小学校と中学校で俺が嫌な思いをしてた時にいい加減にしろって言ってくれた人だ。といってもその人が来るかどうかは分らない。

　会場に入ると一番向こうに近所で仲の良かった人と目があったのでそこに移動。すると空席の横に見知らぬ人が居た。それが礼を言いたかった人だったけど、暫くその人は静かにしてたので名札が配られるまで誰なのか全く分らなかった。昔話は殆ど無かったので肝心の人に礼を言うタイミングが見つからない。二次会辺りでようやくそれらしき事を言えたくらいかな。

　同窓会は三次会まで付き合った。ビールは多少飲んだけど、食事は殆ど取らなかった。というより喋っていて食べる暇がなかった。他の人も似たようなもんだろう。酒癖の悪い人も居ないという紳士淑女の酒の宴。給与カットだの不景気な話も多少は出たけれど、何だ神田と今の生活に満足してるようで皆良い表情をしていたな。年齢的にも子育てもローン返済も終ったりというのあるのだろう。そんな同窓会は思ってたよりずっと楽しかった。