ボッケ家を建てたばかりの頃、向かいの家の庭に木が沢山生えていた。木といっても直径20cm~30cm、高さ15mくらいのアカマツやコナラがウン10本。小さな林だな。だから日の低い秋や冬は日陰になって雨が降るとぬかるんだ。そこで石を敷いた。ただ敷いたのではなく石と土を分離してその石を敷いた。土は腐葉土なので家庭菜園で肥料要らずで活躍した。そんな石だらけのところでゲンノショウコが徐々に増えた。
白い花は直径1cmあるかないかの小さな花だ。それもボチボチ終りに近づいて今咲いてるのは数えるほど。株を見ると花よりも花びらが散って実になってる方が多い。子供の頃、俺がお腹をこわすと婆さんが何処からかゲンノショウコを採って来て煎じてた。
今年は近所の人に野菜などをよく貰った。今回、落花生を貰った。豆が地面の中に出来るのは教養として知ってたけど見るのは初めてかな。枝豆のようにして食べると良いよって言うので茹でて酒のつまみにした。落花生の産地である千葉では色々な食べ方があるらしいね。
殻を剥くと顔色が悪そうって言葉が浮かぶようなうす紫色の豆が出てきてチト不気味。その薄皮を剥くと黄色い豆が出てきた。味はちょっと青臭い感じで枝豆に比べて今一つ。でもなんとなく手は止まらない。採るのが早かったかなぁって言ってたけど味はこんなもんなのかな。
ヨメを新幹線の駅まで送って行った時に写真を撮った。駅周辺にはマンションとビジネスホテルがある。住民の大半は都心や群馬埼玉に通勤してるんだと想う。マンションが幾つも集中して建っているのは佐久でもここだけだ。この反対側にはジャスコだの家電量販店も集まっている。
駅から歩いて5分くらいのところではまだ造成が続いているが、その中に小学校が建つようだ。マンションの子供達なんだろうな。既存の小学校の中には廃校を心配する声もある中でこの辺りは商業も栄えたりで何もかも対照的である。
工事の看板には発注者名が書いてあった。初めは教育委員会が発注するんだぁと思ったが、良く見ると市役所の部署だった。教育施設課は教育部の下なんだから単に施設課で良いと思うな。名刺に書くと肩書きが長ったらい。