

山の中を歩いているとこんな木を良く見る。折角岩の上で育ったというのに倒れてしまったのだ。でも倒れずに大木になった木もある。周囲の土が水で流されたわけではない。

岩の上には苔が生えていて木の種がそこに落ちると芽が生える。上手くすると根は苔を伝わって地面に届く。地面に根が張ればもう大丈夫だけど、なかなかそうはいかない。中には根っこのところにあった岩が無くなって熱帯にあるタコノキのようになる場合があるが、これぞという木は見つからなかった。そんな写真を撮ってたらこういう風景は北八ヶ岳の特徴だとヨメが言っていた。誰かにそれを聞いたばかりらしいが、最近の記憶があるとは珍しい。
諺ってのは必ず逆のものが用意されている。3度目の正直なんてのがあると思えば2度ある事は3度あるなんて調子だ。石の上にも3年なんて言うけれど、辛抱すれば万事上手く行くわけではない。辛抱すりゃぁ良いってもんじゃないなんて言ってる諺って何だろ。