
確か6年前の今頃、テレビで佐久の御柱祭りを取上げていた。チャンネルを回してた時に見たので場所は分らなかったが、今回調べてみたら家から近いところでやっていた。佐久市ではここだけで、それが分ったのが当日。これは見逃す手は無い。

規模が小さいので1日で全部やる。でもやるのは里曳きと建て御柱で、気落とし、じゃなかった木落としは無い。木は諏訪のモミと違って唐松だった。引っ張る距離は短いが5時間くらいかけてゆっくりやる。それと一般の人でも参加出来る、というか人手不足みたいだ。というのも出発地の熊久保地区が20軒、神社のある今岡地区で40軒、全部でたった60軒でこのお祭りをやってるからだ。しかも曳き手は減りつつあるのに木はついつい太くなっていく、と。


木を曳く時、そこに合理性というのはあまり無い。コロを使えば楽に曳けるけどそういうのは使わない。ま、こんな事して何になるって感じ、それがお祭りの持ってる一面だろう。そして1回に20mくらい移動するんだけど、まず動く前に必ず木遣歌(きやりうた)というのを歌う。動かし損ねても一旦止まったらもう一度歌から始まる。神社に着くまで何百回歌うんだろう。


建て御柱はというと、クレーン車の登場でちと興醒めって感じ。まぁでも色々考えた末こうなったのだろう。

