編む手も心もぽっかぽか

・・・窓は二つあります。 西向きの屋根窓と、北向きの破風窓はふまどで、 隅に塔が作り出した三角形の窓があり、 それには外側に開く扉が付いていて、 その下はあたしの本を並べる 棚になっています。 床には 丸く編んだ敷物 が敷いてあります。 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　【「アンの幸福」 最初の1年】

【黄昏の空 （午後5時20分）】




　　　冬らしい空が戻って来ました。
　　ここ2、3日、季節外れの暖かさでしたから、
　　この冷気、少々、懐かしいような気がしないでもありません。

　　　でも冬の凛とした空気は、嫌いではありません。
　　尤も、これでもまだまだ暖かいのですけれど。

　　　ただ、今日はお昼前後から北風が吹き始めました。
　　『アンの世界』 と違って本当に珍しい風。

　　　今日は結構、長い時間吹いていたような気がしますが、
　　気が付けば（午後4時）やんでいました。











　　　ところで、冬の良い事。
　　家にいる事も、外出するのも
　　好きな私にとって、室内と
　　戸外の優劣に悩む必要が
　　ありませんから気楽です。

　　　家の中での楽しみさえ
　　見つければいいのですから。

　　　そんなこんなで。
　　今日のような嵐の日？
　　に、（そういう事にして
　　おきましょう）
　　ピッタリの場所。　

　　　久し振りに、リラ版
　　「リンド夫人の部屋」
　　 に、こもりましょう。

　　　今日は去年の冬から
　　やり残しの三つ編みマット
　　を取り出しました。

　　　秋に取りかかれば
　　良かったのですが、
　　それもままならず。

　　　ぼやぼやしていますと、冬が終わってしまいますね。
　　一つは出来上がったのですが、結構重宝しています。

　　　今日は、この部屋にこもりますので、
　　簡単な食事もここで。サ、サ～ッと作って運びました。

　　　この三つ編みマット、アンが初めてグリーン・ゲイブルスに
　　来た日にも部屋に敷いてありましたね。
　　所謂（いわゆる）、「マリラの三つ編みマット」。

　　　今日の例文もそうですが、『アンの世界』 では至る所に。
　　そう言えば、アガサ・クリスティーの小説にも出て来ましたっけ。
　　何の小説だったか忘れてしまったのが残念です。