少々寝坊した朝は、すっかり日が高くなっています。
反射的に目を遣った居間の気温は 9度。
かなり寒い朝。
そう言えば昨日も今日も如露の氷は凍っていますもの。
それにしても、ここ何年かの冬は暖冬で、
このまままでは日本の四季がなくなるのでは・・なんて心配もしたものです。
「障子を開けば、玉屑霏々乱れて斜に飛び、
後山も雪の為におぼろなり」
徳富蘆花著 「自然と人生」 より
「玉屑」とは雪の事であり、「霏々」 とは、雪や雨がしきりに降るさま。
こんな美しい言葉も四季のある日本だからこそ生まれたものでしょう。
四季の移ろいを肌で感じて来た日本人ですから。
又、雪解け水が育む農作物への影響や飲料水の枯渇も忘れてはなりません。
全てが曖昧になりつつある昨今、失ってからでは遅い・・と痛切に思います。
勿論、大雪に見舞われた地方の方の苦労は偲ばれます。
さて、前置きが長くなりました。
1週間振りに 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の
開店と致しましょう。
今日は、これも久し振りカントリーで。
このいかにもカントリーらしい器は 「ナルミ」 です。
実は、このカップをずっと
探していて、ひょんな所から
見つかりました。
それこそ、あっちこっち探しても
見つからず、もうすっかり諦めて
いましたら、1番手直の場所に。
まさに 「灯台もと暗し」 ですね。
そして人間の記憶のいい加減さ。
初めは探していた物とは気付かず、
“こんな物が出て来たわ”
~なんて。
裏を見てびっくり。
白地にオレンジの模様・・とは
思っていましたが、
もう少し複雑な模様かと。
案外、こんなものなのでしょうね。