【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

迷い込んだキラキラ時間

2011-01-08 16:50:50 | 煌きの硝子(ランプ含む)


   寒い! 思わず首をすくめた
  今朝は、この冬
  一番の寒さとなりました。

   と言ってもいつも反射的に
  目を遣る居間の寒暖計は、
  10度をほんの僅か切った程度。

   これだって北国の方にとっては
  どうって事ない気温でしょう。
  朝の空も刻々と変わります。

   ただ、如露に入っていた
  水には薄い氷が張っていて。
  何年振りでしょう。最近では、ちょっと思い出せません。

   しかしながら日中は、昨日より2度ばかり高い気温に。
  何しろ昨日は時折、風花が舞っていましたから。

   さて、気が付けば今年もいつの間にか8日。早い、早い・・。
  おまけに暮れから今年にかけて妙に慌ただしくて。
  
   今日は、久し振りのキラキラ時間です。(冒頭の写真) 勿論、珈琲片手に。
  これら硝子の良い点は、お互いを投影し合って光の輪が出来る事。
  夜だともっと綺麗。

   今日はカップが年末のままですので、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 開店は、もう少しお休みです。
  ~なんて。そうそう、こんな時・・。

   再三、申していますが『アンの世界』 でも 『A・クリスティーの世界』 でも
  お馴染みの暖炉が、ここにあったら・・と願わずにはいられません。

   さあ、暖炉の前で何を致しましょう。
  やはり編み物が似合いますね。レース編み。
  枠を使った刺繍なんかも素敵。

   やはりフランスの詩人、ヴェルレーヌの詩にこの暖炉の事があります。
  以下に記しますね。

【暖炉 かぎられてあえかなランプの光・・・】
暖炉 かぎられてあえかなランプの光
愛する瞳に瞳をおぼらせ
こめかみに指当てて辿る夢想
煙るお茶の時には本を閉じ、
宵の終わりを感じる甘い静けさ
嬉しい疲れ そして婚礼の闇を
静かな夜を 熱愛して待つ心
感動した僕の夢はこれら全てを追っている
虚しい地縁の向こうに 絶え間なく 絶え間なく
待ち切れず、いく月も 狂おしく いく週も。
       橋本一明訳 『ヴェルレーヌ詩集「よい時」』より