【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

日本の薔薇物語

2011-01-20 18:28:58 | リラのお気楽ユメ日記






    昨日より若干低い気温で
  明けた、「大寒」 の今朝。

   空は、昨日とほぼ一緒、
  晴れ渡った空になりました。

   ただ昨日は凍っていなかった
  如露の水が今朝は凍っていました。
  戸外は氷点下だったのでしょう。

   それにしても昨年は1度も
  凍った事がありませんでしたから
  今年の冬が、いかに寒いかと
  いう事ですね。

   さて、あの雪の日。
  寒さに震え・・?
  1本だけ咲いていた薔薇。

   その薔薇を切り取って
  今日で3日目。

   厳寒の冬ですから心配しましたが、
  こんな風に開花してくれました。

   同じ薔薇ですのに今回の薔薇は、葉っぱもいつもの緑色から葡萄酒色に。
  花びらも、ほんのりピンクに染まり、これもいつもとは違った風情に。
  尤も薔薇の事ですから、どの角度・・どんな風に咲いても絵になりますけれど。

   ところで日本の薔薇文化。
  明治以降、西洋薔薇が園芸種として普及しましたから、
  どちらかと言えば、薔薇は西洋のイメージが強いですね。

   しかしながら万葉集では 「茨」うまら という名で詠まれ、
  平安時代には 「薔薇」さうび の名で 「枕草子」 「源氏物語」 「古今和歌集」 に登場。

   日本原産の 「ノイバラ」 を最古としうまら、いばら、そうび、ばら・・。
  呼び名こそ変遷しましたが、中国大陸や海を越えて渡って来た新種も受け入れ、
  ゆっくり日本独自の薔薇文化を育んで来たようです。

   又、江戸時代には園芸ブームが起こり、薔薇は著名な絵師たちによって
  器や植物図にも描かれます。歌川広重の 「薔薇に犬」 は有名ですね。