【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

白い追憶~白十字の奇蹟

2010-05-28 15:32:15 | ハーブと香り雑学


   久し振りの青空になりました。
  ただ相変わらず気温は低く、
  正午の室温は、19度。
  昨日以上の寒さです。

   昨夜もそうだったのですが、
  薄手のカーディーガンでは寒く、
  とうとう毛糸物を取り出しました。

   “クリーニングに出していなくて
  良かったわ・・” なんて思いながら・・。

   そんな中、去年から遅れる事
  数日、白十字の花、
  どくだみの一番花? が開きました。

   随分、遅れた・・
  なんて思っていましたから意外です。

   どくだみの花は、どちらかと
  言いますと、日向(ひなた)より
  日陰が似合いますね。

   路地裏に、ほの白く浮き出すように咲く清楚な佇まいには風情があります。
  しかしながら旺盛な繁殖力ですので場合によっては、
  邪魔な存在に感じる方もいらっしゃるかも知れません。

   でも我が家にとっては貴重なお茶資源。
  夏などは麦茶代わりにガブガブ頂きますから。

   今年になって、今まで1本も生えていなかった東側(道路側)に確認。
  でも、フェンス1枚隔てただけのお隣の敷地には全く生えていません。
  これこそ、いとをかし ~ですね。

   どくだみについては、これまで何度も記していますので重複するかも知れませんが、
  「毒溜め」 という名前の由来にもなったように、独特の異臭がありますね。

   しかし貝原益軒によって、毒どころか10種の薬効があるといった事から、
  「十薬」 と呼ばれるようになりました。

   毒を溜めるのではなく矯(た)めて、
  (改め直して)毒下しをするという意味なのでしょうね。

   さて、今日のタイトル 「白い追憶」
  何と、ロマンティックな・・と、誰しも思いますね。
  
   このまま映画のタイトルになっても、ちっともおかしくありませんもの。
  でも、これは正真正銘、どくだみの花言葉です。
  
   因みに。今、野で盛りの 「春紫苑(ハルジオン)」 は「追憶の愛」
  「春紫苑(ハルジオン)」 はまだしも、どくだみにとってこの花言葉は、
  せめてもの名誉挽回といった処でしょうか・・。

    開花と言えば・・。
   蕾だったセージも、
   続々とその花を開いています。

    これも冬の間は全く姿を見せ
   なかった「半夏生(ハンゲショウ)」。

    やっと、その顔を
   覗かせるようになって来ました。

    尤も、白いお化粧は、
   もう少し先のようですが・・。

    そうそう、「薔薇の花びらジャム」、
   やっと手に入りました。

    まだ頂いてはいないのですが、
   瓶の外からも花びらが、
   一杯詰まっているのが見えます。
   いずれにしても楽しみです。