DANCIN`HEART

あなただけが 私の恋人♪
 思い出して あの浜辺を♪
ふと見交わす あなたの瞳に 
赤い太陽が 満ちあふれて♪ 

早春の甲斐路

2011年02月23日 | 旅行

 

中央高速道を北に見ながら小仏トンネルを抜けると、もう、そこは山梨県に入る。

短いトンネルとカーブの断続、大月駅から笹子トンネルを越え、甲斐大和トンネルを抜けると甲府盆地が開ける。

 勝沼ぶどう郷辺りになると、深田久弥の名著『日本百名山』で知られる甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳が車窓から望める。

甲斐大和駅付近から甲府盆地の向こうに、南アルプスが姿を見せて、実に壮観!

晴れた日には、雪をかぶる裏富士が絵のように美しいのに

滞在した3日間、曇りの日が多く、うっすらとした富士の姿しか見れなかった。

 

                             中央本線甲府駅まで、特急に乗れば僅か1時間30分。

迎えにきてくれた友人のKちゃんと、リハビリ中の妹さんの病院へ向かうことにしました。

病院でKちゃんのお孫さんと会いました。

写真では見ていたのですが、生のお孫ちゃんはとても愛らしくて涙ぐむほどでした。

重ねてみる幼子がいたので、尚のことです・・・。

小さなお顔にあてた大人用のマスク姿に、微笑が溢れます。

病院にお見舞いに行くときは、こんなふうにして、皆、マスクを付けて入るのです。

妹さんの回復力には、先生からみれば奇跡に近いそうです。

まだリハビリは続くそうですが、お元気になられてほんとに良かったです。

三姉妹の次女のKちゃんにとっては、大事な妹さんです。

姉妹で助け合う姿を見ていて、もう~羨ましくて姉や妹がいたらいいなぁ~

姉妹・・・・そう、子供の頃から憧れていました。

妹みたいな従妹がいるので、まぁ~いいか・・・。

病院を出て食事をしたKホテル内のカフェで

滝から流れ落ちる水飛沫を眺めて、ほっとするひととき。

サラサラと流れる刻を背中で感じながら、もう、明日を見ている。

街角で見かけたお寺さんの・・・訓示?

確かに、前進して満足を語れたらいいですね。

今、国会で右往左往している議員に言ってあげたい!!

私たちの税金を無駄にしてはいけません!

風はまだ冷たいけれど、日射しは、どことなく春めいてきました。

山梨に出かけたら、美術館に行きたいと思っていました。

広大で緑豊かな芸術の森公園内にある山梨県立美術館は、

昭和53年に開館して以来「ミレーの美術館」として親しまれています。

 公園内にはロダン、へンリー・ムアや ブールデル、ザッキン、マイヨールなどの彫刻が置かれ、

四季折々の美しい表情を見せ ています。

私の好きなコローの絵もありました。

「種をまく人」「落ち穂拾い」といった農民絵画を描き続けた、

19世紀フランス絵画の中でもバルビゾン派の代表である ジャン=フランソワ・ミレーを数多く所蔵されて

想像以上に西洋画が多くて学ぶものがありました。

 

ミレーコレクションのなかで「『 落ち穂拾い』『種まく人』と『夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い』は、圧巻で

ミレーの思想が見え隠れしているように感じました。

館内は、写真で撮ることはできないので載せていませんが、有名な絵画なのでご存じだと思います。