セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

 謹賀新年 2015

2015-01-01 00:00:00 | ベスト10
 あけましておめでとうございます
  旧年中は大変お世話になりました
  本年が皆様にとって良い年になりますように

   平成27年 元旦 

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  (2014年)
   劇場26本 DVD34本 計60本
   外国映画33本 邦画27本
   初見48本 再見12本

 2014年、心に残った作品・監督・俳優・脚本・音楽(初見作のみ)

1. 「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年)
2. 「近松物語」(1954年)
3. 「情婦」(1958年)
4. 「きっと、うまくいく」(2009年)
5. 「太秦ライムライト」(2014年)
6. 「マリーゴールド・ホテルで会いましよう」(2012年)
7. 「バルフィ!人生に唄えば」(2012年)
8. 「洲崎パラダイス 赤信号」(1956年)
9. 「愛は静けさの中に」(1986年)
10.「そこのみにて光輝く」(2014年)



監督     陳凱歌(チャン・カイコー) 「さらば、わが愛/覇王別姫」
主演男優  張國榮(レスリー・チャン) 「さらば、わが愛/覇王別姫」
主演女優  香川京子 「近松物語」
助演男優  チャールズ・ロートン 「情婦」
助演女優  マギー・スミス 「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」
脚本     李碧華 「さらば、わが愛/覇王別姫」 
音楽     早坂文雄 「近松物語」
新人     上白石萌音 「舞妓はレディ」

(作品)
1位と2位の違いは単に自分の嗜好で差は無い。
スケールの大きい作品に、より惹かれたというだけ。
(監督)
隙の無さでは溝口健二だけど、スケールの大きな話を見事に纏めた陳凱歌(チャン・カイコー)に。
(主演女優)
M・ディートリッヒ(「情婦」)の存在感は捨てがたかったけど、香川京子の美しさとラストの表情に。
他に、鞏俐(コン・リー)「さらば、わが愛/覇王別姫」、ジュディ・デンチ「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」、池脇千鶴「そこのみにて光輝く」、マーリー・ワトソン「愛は静けさの中に」、プリヤンカ・チョプラ「バルフィー!人生に唄えば」、新珠三千代「洲崎パラダイス 赤信号」「女殺し油地獄」
(主演男優)
他に、福本清三「太秦ライムライト」、ランブール・カブール「バルフィ!人生に唄えば」、イヴ・モンタン「恐怖の報酬」
(助演男優)
 進藤英太郎「近松物語」、中村雁治郎「女殺し油地獄」、葛優(グォ・ヨウ)「さらば、わが愛/覇王別姫」、菅田将暉 「そこのみにて光輝く」、蟹江敬三「十九歳の地図」、佐藤允「独立愚連隊」
(助演女優)
三好栄子「女殺し油地獄」、浪花千栄子「近松物語」、田畑智子「舞妓はレディ」、轟夕起子「洲崎パラダイス 赤信号」

2014年公開作品 ベスト10
1. 「太秦ライムライト」
2. 「バルフィ!人生に唄えば」
3. 「そこのみにて光輝く」
4. 「美女と野獣」
5. 「ジゴロ・イン・ニューヨーク」
6. 「6才のボクが、大人になるまで」
7. 「舞妓はレディ」
8. 「アナと雪の女王」(吹き替え版)
9. 「超高速!参勤交代」
10.「グランド・ブタペスト・ホテル」

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今年は大豊作の年で、4位までがオールタイム・クラス。
何十年、殆ど変わる事の無かったオールタイム・ベスト10に大変動を起こしました。
一応ここに、変動後のオールタイム・ベストランキングを記しておきます。
(完成度6割、好き度4割)

1. 「七人の侍」(1954年)
1. 「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年)
3. 「近松物語」(1954年)
3. 「地獄に堕ちた勇者ども」(1969年)
5. 「フォロー・ミー」(1972年)
6. 「ひとりぼっちの青春」(1970年)
7. 「誓いの休暇」(1959年)
8. 「狼は天使の匂い」(1973年)
9. 「ローマの休日」(1953年)
10.「用心棒」(1961年)

11.「第三の男」(1949年)
12.「天国と地獄」(1963年)
13.「情婦」(1958年)
14.「冒険者たち」(1967年)
15.「カサブランカ」(1942年)
16.「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)
17.「人情紙風船」(1937年)
18.「羅生門」(1950年)
19.「きっと、うまくいく」(2009年)
20.「隠し砦の三悪人」(1958年)

 (外国映画)
1. 「さらば、わが愛/覇王別姫」
2. 「地獄に堕ちた勇者ども」
3. 「フォロー・ミー」
4. 「ひとりぼっちの青春」
5. 「誓いの休暇」
6. 「狼は天使の匂い」
7. 「ローマの休日」
8. 「第三の男」
9. 「情婦」
10.「冒険者たち」

 (邦画)
1. 「七人の侍」
2. 「近松物語」
3. 「用心棒」
4. 「天国と地獄」
5. 「ルパン三世 カリオストロの城」
6. 「人情紙風船」
7. 「羅生門」
8. 「隠し砦の三悪人」
9. 「飢餓海峡」(1965年)
10.「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」(1935年)

※ 1.17 オールタイム・ベスト10、及び、邦画ベスト10の一部修正をしました。
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (宵乃)
2015-01-01 13:14:50
あけましておめでとうございます。
いいですね、ベスト10。わたしもいつかやってみたいです。
やはり観た後、何度も何度も作品を振り返って「あっちはここがいい、こっちはあそこがいい」と考える時間が必要なんでしょうね~。
感想書いて終わり、だと記憶薄れ率が高いから、こうやって振り返って記憶に残せるようにしたいです。
あと、皆さんとお話しするのもいいですよね。
今年もたくさん映画の事をお話しましょう~。
どうぞよろしくお願いします!
返信する
Unknown (鉦鼓亭)
2015-01-01 21:44:10
 宵乃さん、いらっしゃいませ!

あけましておめでとうございます
企画の運営等、お世話になりっぱなしで、本当に感謝しています。
本年も引き続き、宜しくお願い致します。

ベスト10製作>結構、楽しいですよ。
いろいろな目安にもなるので、一度チャレンジしてみても無駄じゃないと思います。

お互い、良い作品に沢山出会える年になるといいですね。
返信する
先ほどは、有難うございました☆ (miri)
2015-01-03 21:46:02
>劇場26本 DVD34本 計60本
>   外国映画33本 邦画27本
>   初見48本 再見12本

邦画の割合が多いような気がしますが、お若い頃より増えましたか?
私は昨年はちょっと多かったけど、2009年以降はだいたい洋画3~4 : 邦画1くらいでしょうか・・・
劇場が多くて良いですネ~♪

>一応ここに、変動後のオールタイム・ベストランキングを記しておきます。

こちらの記事は未見作が多いのでコメント書かせて頂くのも申し訳ないように思っていました・・・。

オールタイム・ベストの事ですが、前々から凄いなぁと思っていました。
私はすっかり抜けていた時期の記憶の関係で、何というか、
若かった頃と今と同じような舞台での評価が出来なくって・・・
再見後は良いのですが、再見していないと全くダメで(笑)。
もしかして鉦鼓亭さんは、全部再見なさった上でのこのランキングでしょうか???

私もいつか(2009年から10年後の2019年を目指しています)
オールタイム・ベストランキングを考えられたら良いな~って思っています♪

では、今年もお互い良い作品に出会えますように~!
企画などでご一緒出来るのを楽しみにしています☆
どうぞ宜しくお願いいたします☆


.
返信する
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2015-01-03 23:36:23
 miriさん、こんばんは
 コメントありがとうございます

(オールタイム)全部再見なさった上でのこのランキングでしょうか???
>それは無いです。(笑)
「飢餓海峡」は傑作と認めますが、余り再見したくない作品。(企画でもパスさせてもらった)
「さらば、わが愛~」、「地獄に~」、「浮雲」は観たのが2年内で内容重いから再見するにしても1、2年は時間を置きたいと思ってます。
「近松物語」は初見ながら、この前観たばかりだし。
でも、まぁ、それ以外は何度も観ています。

確かに30年近くブランクは有りましたが、僕の場合、映画館やオンエアで映画を観なかっただけで、忘れてた訳だはないのです。
新しい情報はなるべく耳に入れるようにしてたし、好きな作品は録画して再見したり、ビデオを借りて観てたりはしてました。(数える程でしか無かったけど)
面白いもので、30年近い時間が経つと、理屈じゃなく感性で観るタイプだからなのか、記憶に残った作品と忘れてしまう作品とに自然と別れていくんですね。
で、強烈に記憶に残った順にリストを作るってくと自然にベスト30くらい迄は出来てしまいます。
(何たって、他、みんな忘れちゃうのですから(笑))
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギャバン、モンタン、ベルモンド
東京の話で申し訳ないのですが、
ギャバンは粋モン、縄張りはハイソな銀座とか老舗の浅草が似合う。
モンタンは伊達者、この人も銀座が似合う、でも、浅草は似合わない。(笑)
麻布、六本木辺りを牛耳る黒幕。
ベルモンドは六本木かな。
でも、新宿や池袋みたいな新興盛り場、無国籍な街を肩で風切って歩いてるニイチャンって感じ。

パリジャンって、江戸っ子と似て「生まれも育ちも」という縛りがある感じなんだけど、
パリジェンヌになると、そういう縛りがなくて、フランス人がパリに住み着いて、如何にも「パリの女」って雰囲気を持てばパリジェンヌの出来上がりって感じがします。
そういう意味で僕のパリジェンヌのイメージ筆頭はジャンヌ・モローですね。
(これはmiriさんと、大きく見解が異なりそう)
何か、「京おんな」に似て、「いけず」って感じがするんですよ、パリジェンヌは。(笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

では、今年もお互い良い作品に出会えますように~!
企画などでご一緒出来るのを楽しみにしています☆
どうぞ宜しくお願いいたします☆
>こちらこそ、宜しくお願い致します。
(今日、「イントレランス」に軽い気持ちで挑戦してみたのですが15分で挫折、明日、根性入れ直して再挑戦しようと思ってます。(汗)
返信する
追伸 (鉦鼓亭)
2015-01-03 23:50:47
邦画の割合が多いような>
僕も、こんな割合、初めてです。
(以前は、多分、miriさんと同じか、もっと低いくらいでした)
只、邦画の有名どころを観ていないので、幾らか積極的に観ていこうと、少しだけですが意識はしています。
幸い、古い邦画について語れる弟が居るので、観っ放しでなく、大概、作品について語り合えるんです。

でも、邦画は同じ民族で感覚が身にしみてるからか、外人の洋画より好き嫌いがクッキリ出ますね。(笑)
返信する
追伸2 (鉦鼓亭)
2015-01-04 00:03:41
いらぬお節介ですが、
「さらば、わが愛/覇王別姫」はmiriさんにお勧めしません。
冒頭30分、ひたすら子供たちが虐待されるシーンが続きます。
返信する
鉦鼓亭さん、お返事を有難うございます☆ (miri)
2015-01-04 10:10:27
>でも、まぁ、それ以外は何度も観ています。

ということは「飢餓海峡」以外は、全部ここ数年での初見再見で、
記憶におあり・という事なのですネ~! それならオールタイムベストは納得です☆

>確かに30年近くブランクは有りましたが、僕の場合、映画館やオンエアで映画を観なかっただけで、忘れてた訳だはないのです。・・・以下

私の場合は、脳の「映画の情報」の部分が完全に冬眠していた感じです(笑)。
他の、その時その時に必要な情報を入れる場所が多過ぎて、
「キャパ」が少ないのでしょうね~(笑) それってつまり、「バカ」かも?

それで、2009年以降再見すれば大丈夫になったのは、
それまでに必要だった他の情報が不必要になったからのように思います。

>ギャバンは「ハイソ」
>モンタンは「黒幕」
>ベルモンドは「無国籍な街を肩で風切って歩いてるニイチャン」

おぉ~! これで完璧!!!
東京を知らなくても、これでOKです♪

>パリジェンヌになると、そういう縛りがなくて、・・・
>そういう意味で僕のパリジェンヌのイメージ筆頭はジャンヌ・モローですね。
>(これはmiriさんと、大きく見解が異なりそう)

う~ん、よく分かりませんが、アナベラちゃんは可愛いから好きなだけです。
鉦鼓亭さんの書かれたような女優だと、シモ―ヌ・シニョレかなぁ???

ジャンヌ・モローって、しかし、男性陣に人気の高い女優で・・・
女性でも好きな人はいると思いますが、その割合は低いような気が(笑)。

>何か、「京おんな」に似て、「いけず」って感じがするんですよ、パリジェンヌは。(笑)

ここここ・・・これは・・・京都の女性が読まれない事を祈ります(笑)。

>(今日、「イントレランス」に軽い気持ちで挑戦してみたのですが15分で挫折、明日、根性入れ直して再挑戦しようと思ってます。(汗)

そうですね~そういう作品なのでしょうね~。
私は見る前にある人からその辺り説教されてから見たので(笑)根性入れて見ました。
ご鑑賞後に記事をアップされたら、是非読ませて頂きますね~!

>幸い、古い邦画について語れる弟が居るので、観っ放しでなく、大概、作品について語り合えるんです。

お幸せですネ☆

>「さらば、わが愛/覇王別姫」はmiriさんにお勧めしません。
>冒頭30分、ひたすら子供たちが虐待されるシーンが続きます。

お気遣い、有難うございます。
もしかしたらお気づきかもしれませんが、実は私はある特定の地域・国の製作作品は、
皆無とは言わないけれどもほぼ見ないのです(笑)。

その作品は有名ですよね~・・・でも多分見ないと思います。
まぁ邦画でも欧米でも目をそむけたくなる作品は多いですから、地域で偏見はいけないと思いますが・・・。
それにしても子供の虐待で30分って・・・。


.
返信する
遅くなりました (鉦鼓亭)
2015-01-05 23:22:17
 miriさん、コメントありがとうございます
 昨日は規則正しい生活に戻る為、少し早く寝てしまいました。

お幸せですネ☆>そうですね。
ブランク中も、弟とは映画の話ばかりしてましたから。

J・モロー>好きという訳ではないのですが、強い印象を残す女優さんだと思っています。

「イントレランス」>
3日に漠然と「長く」て、「サイレント」だし、で
ベットに横になって観てたら、10分で眠たくなってきて・・・。(汗)
翌日、ちゃんと環境と姿勢を正し観ました。
記事は、先程、大体書き終わりましたが、本日も遅いので、皆さんの所へは明日、伺う積りです。
その時は「宜しく 」です。
返信する
こんにちは☆ 何回もすみません。 (miri)
2015-01-10 14:25:05
>そういう意味で僕のパリジェンヌのイメージ筆頭はジャンヌ・モローですね。
>「いけず」って感じがするんですよ、パリジェンヌは。(笑)

昨日、いけずのパリジェンヌ・84歳の主演最新作品を見てしまいました!
本当に仰る通りでした☆ あれが老齢になったパリジェンヌなのだと思いました。
年齢が高いだけで、若い子なんかには全然負けていません!!!

記事は明日アップします。 
鉦鼓亭さんも機会があって鑑賞されると良いな~って思っています☆

お身体もうすっかり良くなられたとは存じますが、
寒さ厳しいので、映画館通いは どうぞお気を付け下さいませ~!


.
返信する
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2015-01-11 13:19:48
 miriさん、こんにちは
 コメントありがとうございます

体調は、お陰さまで殆ど回復しました。
ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。

「クロワッサン~」ですね、ちょっと他の方のブログでチラッと見たので、覚えていました。

機会があって鑑賞されると良いな~って思っています>
ご推薦ですね、年内に何とか観てみる積りです。
少し気長に待って頂けると幸いです。
本当に何歳となっても、あの人はパリが似合う人ですね。(パリ以外に居るとヴァカンスですか?って感じ)
C・ドヌーヴもパリが似合うのですが、世に出た頃がシェルブール、ロシュフォールだし、「昼顔」、「哀しみのトリスターナ」ではパリだけど、どこか氷の彫刻みたいで生身の感じがしなくて。
何かJ・モロー程、(パリに)生活感とフィット感が僕の中では無いんです。

昨日は、年末のリベンジで目黒の名画座へ行って来ました。
夕方からの二本立てで終了が21:50、それから食事しながら一杯引っ掛けて帰ったので、家に着いたのは0時近く。
歳ですね(笑)、流石に疲れてベットへバタンでした。
1本目は期待した程では無かったですが、2本目は良かったです。
(訳有って感想は、ずっと先になると思います)

miriさんも、くれぐれもお風邪を召しませんよう、お気を付け下さい。
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