セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

ご挨拶&目次

2019-05-21 08:39:30 | リスト
 ビデオデッキが普及して街にレンタル屋さんが増えていった頃、反比例するように姿を消していった名画座。映画の2本立て、3本立てを良心的な値段で上映してくれた小さな映画館たち。ロードショウ落ちした作品を待つ場所、昔の名作に巡りあう場所。ビデオも、ましてやDVDの無い時代、僕達は観たい映画を捜し求めて各名画座の上映作品を探し回りました。このサイトでは、そんな時代に上映されてた作品について、個人的感想、連想、その他諸々を書いていきたいと思います。拙い文章はお許し下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (H25.1.19 追記)
 上記の主旨で始めたブログですが、書いておきたい古い映画のリストも少なくなったので、これからは、近年の作品を書くことが多くなると思います。 
                                              
                                                                              管理人 鉦鼓亭

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 掲載リスト (アイウエオ順)     
       (洋画) 
 ・「アーティスト」(2011年)
 ・「愛の嵐」(1973年)
 ・「愛は静けさの中に」(1986年)
 ・「悪魔のような女」(1955年)  
 ・「アザーズ」(2001年)
 ・「明日に向かって撃て!」(1969年)
 ・「アナと雪の女王」(2013年)
 ・「アパートの鍵貸します」(1960年)
 ・「アラモ」(1960年)
 ・「アルマゲドン」(1998年)
 ・「或る夜の出来事」(1934年)
 ・「アンドロメダ・・・」(1971年)
 ・「アンネの日記」(1959年)雑感 
 ・「イヴの総て」(1950年)と「サンセット大通り」(1950年)
 ・「いつか晴れた日に」(1995年)
 ・「異人たちの棲む館」(2012年) NEW! 
 ・「インデペンデンス・デイ」(1996年)感想パッチワーク
 ・「イントレランス」(1916年)
 ・「ウィークエンド・ラブ」(1973年)
 ・「映画に愛をこめて アメリカの夜」(1973年)
 ・「映画に愛をこめて アメリカの夜」その2(1973年)
 ・「ブラック・スワン」と「英国王のスピーチ」(2010年)
 ・「駅馬車」(1939年・米)
 ・「エクス・マキナ」(2015年)
 ・「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)
 ・「お熱いのがお好き」(1959年)                           
 ・「狼は天使の匂い」(1973年)
 ・「オーケストラ!」(2009年) 
 ・「おかしなおかしな大追跡」(1972年)
 ・「奥さまは魔女」(2005年) NEW!  
 ・「昼下がりの情事」(1957年)と「おしゃれ泥棒」(1966年)についての一考察、ベーカー街221Bに於いて
 ・「男と女」(1966年)
 ・「大人は判ってくれない」(1959年)
 ・「オペラ座の怪人」(2004年)
 ・「おみおくりの作法」 2013年)
 ・「汚名」(1946年)
 ・「オリエント急行殺人事件」(1974年) 
 ・「鍵」(1958年)
 ・「カサブランカ」(1942年)
 ・「かもめの城」(1965年)
 ・「眼下の敵」(1957年)
 ・「北ホテル」(1938年)
 ・「きっと、うまくいく」(2009年)
 ・「きっと、うまくいく」その2(2009年)
 ・「キャバレー」(1972年)
 ・「グッバイガール」(1977年)
 ・「グッバイ、レーニン!」(2003年)
 ・「グレートレース」(1965年)
 ・「黒いオルフェ」(1959年)
 ・「刑事」(1959年)
 ・「恋におちたシェイクスピア」(1998年)
 ・「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(2007年)
 ・「荒野の決闘」(1946年)
 ・「心と体と」(2017年)
 ・「心と体と」その2
 ・「サイダーハウス・ルール」(1999年) 
 ・「サボテンの花」(1969年)
 ・「寒い国から帰ったスパイ」(1965年)
 ・「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年)
 ・「イヴの総て」(1950年)と「サンセット大通り」(1950年) 
 ・「幸福」(1965年・仏)
 ・「幸せなひとりぼっち」(2015年)
 ・「幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」(2016年)
 ・「シェフ~三ツ星フードトラック始めました」(2014年) 
 ・「シェルブールの雨傘」(1963年)極私的名ラストシーン第2位
 ・「ジェレミー」(1973年)
 ・「死刑台のエレベーター」(1957年)
 ・「地獄に堕ちた勇者ども」(1969年)
 ・「シベールの日曜日」(1962年)からあれこれ 
 ・「シャレード」(1963年)
 ・「情婦」(1957年)
 ・「白雪姫と鏡の女王」(2012年)
 ・「新感染 ファイナル・エクスプレス」 (2016年)
 ・「シンデレラ」(2015年)
 ・「西部戦線異状なし」(1930年)
 ・「ゼロ・グラビティ」(2013年)
 ・「タイピスト!」(2012年)
 ・「ダーク・シャドウ」(2012年)
 ・「ダイヤルMを廻せ!」(1954年) 
 ・「太陽がいっぱい」(1960年・完全ネタバレ)極私的名ラストシーン第1位、おまけ、第3位「第三の男」
 ・「ダウンタウン物語」(1976年)
 ・「たそがれの維納」(1934年)
 ・「タレンタイム~優しい歌」(2009年)
 ・「ダンガル きっと、つよくなる」(2016年) 
 ・「探偵<スルース>」(1972年) 
 ・「誓いの休暇」(1959年)VS「二十四の瞳」(1954年) 
 ・「地下水道」(1956年)
 ・「地上最大の脱出作戦」(1966年)
 ・「飛べ!フェニックス」(1965年)
 ・「泥棒貴族」(1966年)
 ・「泥棒成金」(1955年)
 ・「夏の夜の夢」(2014年)
 ・「ノッティングヒルの恋人」(1999年)
 ・「バーフバリ 王の凱旋」完全版(テルグ語)(2017年)
 ・「バーフバリ 王の凱旋」IMAX 成田HUMAXシネマズ体験記 (2017年)
 ・「激しい季節」(1959年)
 ・「八月の鯨」(1987年)
 ・「パットン大戦車軍団」(1970年)
 ・「ハリーの災難」(1955年)
 ・「PK」(2014年)
 ・「光をくれた人」(2016年)
 ・「ピクニック」(1936年)
 ・「美女と野獣」(2017年)
 ・「美女と野獣」(2017年) 【ブログDEロードショー】
 ・「ヒドゥン・フェイス」(2011年)
 ・「ひとりぼっちの青春」(1970年)
 ・「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995年)
 ・「ヒューゴの不思議な発明」(2011年)
 ・「昼下がりの情事」(1957年)と「おしゃれ泥棒」(1966年)についての一考察、ベーカー街221Bに於いて
 ・「ファミリー・プロット」(1976年)
 ・「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999年)
 ・「フォロー・ミー」(ネタバレ)(1972年) 
 ・「フォロー・ミー」その2 
 ・「ふたり」(1972年 R・ワイズ監督)(後半部でネタバレ)
 ・「ブラック・スワン」と「英国王のスピーチ」(2010年)
 ・「ブラザーサン・シスタームーン」(1972年) 
 ・「ブルーバレンタイン」(2010年)(ネタバレ・・・でしょう)
 ・「ブルックリン」(2015年) 
 ・「ヘッドライト」(1956年)
 ・「別離」(2011年)
 ・「ペティコート作戦」(1959年)  
 ・「冒険者たち」(1967年) 
 ・「ポケット一杯の幸福」(1961年)
 ・「マイ・インターン」(2015年)
 ・「マイネーム・イズ・ハーン」(2010年)
 ・「マダム・イン・ニューヨーク」(2012年) 
 ・「まぼろしの市街戦」(1966年)&広川太一朗 
 ・「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2011年)
 ・「マルタの鷹」(1941年)
 ・「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016年)
 ・「みかんの丘」(2013年)
 ・「みじかくも美しく燃え」(完全ネタバレ)(1967年)
 ・「道」(1954年)
 ・「三つ数えろ」(1946年)
 ・「ミツバチのささやき」(1973年)
 ・「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーク」(2015年)
 ・「女神は二度微笑む」(2012年)
 ・「めぐり逢わせのお弁当」(2013年)
 ・「やさしい女」(1969年)
 ・「山の郵便配達」(1999年) 
 ・「ライアンの娘」(1970年)
 ・「ラストサムライ」(2003年)
 ・「ラスト・ショー」(1971年)
 ・「リオ・ブラボー」(1959年)
 ・「レオン」(1994年)
 ・「レベッカ」(1940年)
 ・「レ・ミゼラブル」(2012年)
 ・「恋愛小説家」(1997年)
 ・「ロイ・ビーン」(1972年)  
 ・「ロシュフォールの恋人たち」(1966年)
 ・「ロスト・ボディ」(2012年)
 ・「ロミオとジュリエット」(1968年)
 ・「私が、生きる肌」(2011年)
    
       (邦画)
 ・「赤ひげ」(1965年)
 ・「悪魔の手毬唄」(1977年)
 ・「安城家の舞踏会」(1947年)
 ・「太秦ライムライト」(2014年)
 ・「雨月物語」(1953年)
 ・「運命じゃない人」(2005年)
 ・「おくりびと」(2008年) 
 ・「鴛鴦歌合戦」(1939年)
 ・「女殺し油地獄」(1957年) 
 ・「鍵泥棒のメソッド」(2012年)
 ・「隠し砦の三悪人」(1958年)
 ・「かぐや姫の物語」(2013年)
 ・「風立ちぬ」(2013年)
 ・「神様のくれた赤ん坊」(1979年)
 ・「カメラを止めるな!」(2017年)
 ・「カメラを止めるな!」その2 
 ・「君の名は。」(2016年)
 ・「桐島、部活やめるってよ」(2012年) 
 ・「蜘蛛巣城」(1957年)
 ・「ここに泉あり」(1955年)
 ・「この世界の片隅に」(2016年)
 ・「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)
 ・「西鶴一代女」(1952年)
 ・「最後の忠臣蔵」(2010年)
 ・「さよなら渓谷」(2013年)
 ・「山椒太夫」(1954年) 
 ・「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年)
 ・「七人の侍」(1954年)
 ・「七人の侍」その2
 ・「忍ぶ川」(1972年)
 ・「シムソンズ」(2005年)
 ・「新幹線大爆破」(1975年)
 ・「洲崎パラダイス 赤信号」(1956年)
 ・「砂の器」(1974年)
 ・「そして父になる」(2013年)
 ・「太平洋奇跡の作戦 キスカ」(1965年)
 ・「小さいおうち」(2013年)
 ・「近松物語」(1954年)
 ・「天国と地獄」(1963年)
 ・蟹江敬三さんを悼む 「天使のはらわた 赤い教室」(1979年) 
 ・「誓いの休暇(1959年)VS「二十四の瞳」(1954年)
 ・「泥の河」(1981年)
 ・「のぼうの城」(2011年) 
 ・「野良犬」(1949年)
 ・「冬の華」(1978年)
 ・「マタンゴ」(1963年)&東宝特撮映画
 ・「乱れる」(1964年)
 ・「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年) 
 ・「用心棒」(1961年)
 ・「羅生門」(1950年)
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映画感想のリスト

2019-05-21 08:39:04 | リスト
 アイウエオ順

 ・「アイアンマン」(2008年)
 ・「愛人/ラマン」(1992年)
 ・「アイドルを探せ」(1963年)
 ・「彼は秘密の女ともだち」(2014年)と「悪魔のワルツ」(1971年)(ネタバレ)
 ・「あの頃エッフェル塔の下で」(2015年)
 ・「ある日どこかで」(1980年) NEW! 
 ・「異人たちとの夏」(1988年)
 ・「いつだってやめられる 七人の危ない教授たち」(2014年)
 ・「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」(2017年)
 ・「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」(2017年)
 ・「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」(2014年)
 ・「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(2014年)
 ・「ウォーム・ボディズ」(2013年)
 ・「宇宙人ポール」(2010年)
 ・「永遠の0」(2013年) (邦画)
 ・「回転」(1961年)と「妖精たちの森」
 ・「勝手にふるえてろ」(2017年)
 ・「カリフォルニア・ドールズ」(1981年)
 ・「カルテット!人生のオペラハウス」(2012年)
 ・「彼は秘密の女ともだち」(2014年)と「悪魔のワルツ」(1971年)(ネタバレ)
 ・「奇跡のひと マリーとマルグリット」(2014年)
 ・「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(1991年)
 ・「グランド・イリュージョン」(2013年)
 ・「グランド・ブダベスト・ホテル」(2014年)
 ・「グレイテスト・ショーマン」(2017年)
 ・「クロワッサンで朝食を」(2012年)
 ・「高慢と偏見とゾンビ」(2016年)
 ・「ゴジラ」(1954年)
 ・「GODZILLA ゴジラ」(2014年)
 ・怖い映画あれこれ
 ・「コンタクト」(1997年)
 ・「魚が出てきた日」(1967年)祝 DVD発売決定!
 ・「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)
 ・「料理長(シェフ)殿、ご用心」(1978年)
 ・「娼婦べロニカ」(1998年)
 ・「ジョー・ブラックをよろしく」(1998年)
 ・「ジョンとメリー」(1969年)
 ・「死霊の盆踊り」(1965年)
 ・「白い肌の異常な夜」(1971年)
 ・「スモーク」(1995年)
 ・「砂の器」(1974年)
 ・「セクレタリー」(2002年)
 ・「セッション」(2014年)
 ・「宋家の三姉妹」(1997年) 
 ・「そこのみにて光輝く」(2014年)
 ・「超高速!参勤交代」(2014年)
 ・「トゥルー・グリット」(2010年)
 ・「遠い空の向こうに」(1999年)
 ・「共喰い」(2013年) (邦画)
 ・「ドリーム」(2016年)
 ・「バーバレラ」(1967年)
 ・「バーレスク」(2010年)
 ・「バジュランギおじさんと、小さな迷子」(2015年)
 ・「バット・ジーニアス 危険な天才たち」(2017年)
 ・「パッド・マン 5億人の女性を救った男」(2018年)
 ・「ハッピーエンドが書けるまで」(2012年)
 ・「ハドソン川の奇跡」(2016年)
 ・「バルフィー!人生に唄えば」(2012年)
 ・「パリジェンヌ」(1961年)
 ・「ハンナ・アーレント」(2012年)
 ・「ひきしお」(1971年)
 ・「美女と野獣」 (2014年)
 ・「日の名残り」(1993年) 
 ・「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」(2012年)
 ・「ボギー!俺も男だ」(1972年)
 ・「舞妓はレディ」(2014年)
 ・「幕が上がる」(2015年)
 ・「モネ・ゲーム」(2012年)
 ・「モンパルナスの灯」(1958年)
 ・「やかまし村の子供たち」(1986年)と「カルテット!人生のオペラハウス」(2012年)
 ・「ゆりかごを揺らす手」(1992年)
 ・「回転」(1961年)と「妖精たちの森」
 ・「歓びを歌にのせて」(2004年)
 ・「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(2012年)
 ・「ラ・ラ・ランド」(2016年)
 ・「レディ・バード」(2017年)
 ・「6才のボクが、大人になるまで」(2014年)
 ・「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年)



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映画日記/映画雑記 リスト

2019-05-21 08:38:21 | リスト
 あいうえお順

「愛と銃弾」(2017年)
「アメリカン・ピーチパイ」(2006年)
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(2008年)
「家へ帰ろう」(2017年)
「イット・フォローズ」(2014年)
「いとこ同志」(1959年)
「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」(2016年)
「A.I.」(2001年)
「エターナル・サンシャイン」(2004年)
「江分利満氏の優雅な生活」(1963年)
「オーメン」(1976年)
「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)
「おかえり、ブルゴーニュへ」(2017年)
「怪談」(1965年)
「影の軍隊」(1969年)
「鞄を持った女」(1961年)
「彼女たちの舞台」(1988年)
「彼の見つめる先に」(2014年)
「完全なる報復」(2009年)
「キャロル」(2015年)
「吸血鬼ゴケミドロ」(1968年)
「空軍大戦略」(1969年)
「グットモーニング・バビロン」(1987年)
「クライング・ゲーム」(1992年)
「グロリア」(1980年)
「黒猫・白猫」(1998年)
「恋におちて」(1984年)
「コーチ・カーター」(2005年)
「午後8時の訪問者」(2016年)
「ザ・チャイルド」(1976年)
「ザ・マジックアワー」(2008年)
「さらば、愛の言葉よ」(2014年)
「ジェーン・ドゥの解剖」(2016年)
「死角」(2008年)
「仕立て屋の恋」(1989年)
「ジャージー・ボーイズ」(2014年)
「シャイニング」(1980年)
「灼熱」(2015年)
「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2006年)
「死霊の盆踊り」(1965年)
「シング・ストリート 未来へのうた」(2016年)
「ストックホルムでワルツを」(2013年)
「スリ〈掏摸〉」(1960年)
「スリー・ビルボード」(2017年)
「世界一キライなあなたに」(2016年)
「ゾンビ」(1978年)
「第七の封印」(1957年)
「太平洋の翼」(1963年)
「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017年)
「たたり」(1963年)
「ダンケルク」(2017年)
「タンゴ・レッスン」(1997年)
「近松物語」(1954年)
「血を吸うカメラ」(1960年)
「チャンプ」(1979年)
「塔の上のラプンツェル」(2010年)
・椿説「ドリーマーズ」(2003年)
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年)
「ネバーエンディング・ストーリー」(1984年)
「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」(2014年)
「ノスフェラトゥ」(1978年)
「バーフバリ 王の凱旋」(2017年)
「バーフバリ 伝説誕生」(2015年)
「はじまりのうた」(2013年)
「パレードへようこそ」(2014年)
「バンコク・ナイツ」(2016年)
「日日是好日」(2018年)
「淵に立つ」(2016年)
「プライドと偏見」(2005年)
「ブリグズビー・ベア」(2017年)
「震える舌」(1980年)
「ベイビー・ドライバー」(2017年)
「ペーパー・チェイス」(1973年)
「変態島」(2008年)
「僕のエリ 200歳の少女」(2008年)
「僕らのミライヘ逆回転」(2008年)
「ポンヌフの恋人」(1991年)
「真夜中の招待状」(1981年)
「ミニミニ大作戦」(1969年)
「ミロクローゼ」(2011年)
「ムーンライズ・キングダム」(2012年)
「無防備都市」(1945年)
「メッセージ」(2016年)
「モアナと伝説の海」(2016年)
「夜明けを告げるルーのうた」(2017年)
「ラッキー」(2017年)
「リトル・ランナー」(2004年)
「リップヴァンウィンクルの花嫁」(2016年)
「リべリオン」 (2002年)
「レナードの朝」(1990年)
「ワンダー 君は太陽」(2017年)
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コレット〜Gigi

2019-05-17 13:45:38 | 雑記
 キーラ・ナイトレイ主演で「コレット」が公開されると、今朝、TVで知りました。彼女が主演でこの題材なら、どんな感じか想像できちゃいますね。
 コレット女史と聞いて真っ先に思い浮かぶのはオードリー・ヘップバーン。
 巨匠W・ワイラーの「ローマの休日」によってヘップバーンは大スターとなった、それは間違いではないけど正確でもない。その2年前、徐々に良い役が付き始めていたとは言え、まだ誰も知らなかったヘップバーンを最初に見付けたのがコレット女史でした。
 彼女の戯曲「Gigi」のブロードウェイ上演が決まったものの肝心な主役が見つからず大往生、そんな時、たまたま滞在していたモンテカルロで、これも撮影で来ていたヘップバーン。一目見るなり「私のGigiを見つけたわ!」と叫んだと言う有名なエピソード。
 1951年、ブロードウェイで初演を迎えたこの作品は半年のロングランの後、各地を巡演、ヘップバーンはこの作品でブロードウェイの新人賞を受賞しました。
 ヘップバーンが最初の成功の後、エリザベス・テーラーに断られ、これもヒロイン探しで難航していた「ローマの休日」のオーディションを受け即決、その後の事は世界中が知ってると思います。

 そんな訳もありヘップバーンの1ファンとして、ちょっと、この映画気になります。(笑〜まぁ、このエピソードはコレット女史の後半生の事だから、映画はそこまで進まないだろうけど)
 キーラも贔屓の一人だしね。(汗)

※舞台女優としてのヘップバーンは、「ローマの休日」の翌年、最初の夫となるメル・ファラーと共演した「オンディーヌ」で演劇界最高の賞、トニー賞を受賞します。
※「Gigi」は‘58年、監督ヴィンセント・ミネリ、主演レスリー・キャロンで「恋の手ほどき」のタイトルで映画化されました。
※オードリーは絶世の美女と言われるけど、当人が強いコンプレックスを持っていたように各パーツは・・・なんですよね、決して正統派のタイプではない。太いゲジゲジ眉、大きい口、張り出した頬骨、(女優としては)高い身長、それが奇跡のような組み合わせとバレエで鍛えた姿勢、当人の気質でエレガントな美女になってる。デフォルメした似顔絵を描こうとするとグレース・ケリーやエリザベス・テーラーのような正統派美人より特徴だらけのヘップバーンは凄く描きやすいんじゃないかな。
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「奥さまは魔女」(2005年版)

2019-05-04 00:55:13 | 外国映画
 「奥さまは魔女」(「Bewitched」、2005年、米)
   監督 ノーラ・エフロン
   脚本 ノーラ・エフロン  デリア・エフロン  アダム・マッケイ
   撮影 ジョン・リンドリー
   音楽 ジョージ・フェントン
   出演 ニコル・キッドマン
      ウィル・フェレル
      マイケル・ケイン
      シャーリー・マックレーン

 他愛のない作品、けれど、愛すべき他愛のなさだった。
 21世紀に「奥さまは魔女」を題材に映画を創るとしたら、これしかないような気がする。
 僕から見れば上手く作ってると思うし、何よりエリザベス・モンゴメリーに対してのリスペクトを感じるのが良。

 魔法の世界に虚しさを感じたイザベル、上手くいかない人間世界にやり甲斐を求めてこちらへやって来る。
 同じ頃、主演映画が大コケ、映画界に居場所の無くなったジャックがTVドラマへ都落ち、その新しいシリーズは往年の名作ドラマ「奥さまは魔女」のリメイクだった。
 彼はオリジナルより自分を目立たさせる為、サマンサ役を目立たない新人に振るように要請し、オーデションが始まる・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=hS05j44UKUU

 そりゃね、題材が題材だからご都合主義の塊だし、「魔法は使わない」と言いながらこらえ性のないのはTVシリーズと同じ、でも、こういう作品にそんな事言ってもしょうがない。(汗)
 僕はN・キッドマンのファンで、或る意味、彼女を観る作品だから下駄を履かしてる所もあると思う、でも、彼女、この作品では綺麗で可愛いし、それで充分。(笑)
 ご都合主義でも、話の流れに無理はなく、リメイク「奥さまは魔女」のbefore物語でありながら、オリジナル「奥さまは魔女」が始まる時にも、こんな事が有ったんじゃないかと錯覚させる夢物語。(そこまで言うとアホだけど)

 まぁ、50代以上とキッドマンのファン以外が観て面白いかと言われれば?が付くかもだけど、「奥さまは魔女」世代なら面白く感じられるのでは、少なくとも僕にはウケた。
 ただダーリン役がね、見ながら、これジム・キャリーだろと思ったらwikにも最初彼が予定されてたとか、もしコメディが出来るならライアン・コズリングもあるかな、何でウィルなの・・一番ロマンチックなMGM風ミュージカル・シーンでも動きや下半身が硬すぎて粗になってる。(キッドマンはちゃんと軸がしっかり、それでいて肩の力が抜け柔やかい動きで上手いし、何より楽しそうに踊ってるから余計目立つ)
 ジャック「あの役は途中で役者が代わるような役だぞ(引き立て役)」だから、皆、断ったのかな。
 元々、引き立て役なのにキッドマン、S・マクレーン、M・ケインというアカデミー賞何回目ってメンツに囲まれる恐ろしいほどの罰ゲーム、ギャラも3人で相当喰ってるだろうしね。
 あと、これは演出の問題だけど、劇中、前妻の家族との食事シーンがクドく感じた、怒ったイザベルのお陰でジャックが田舎芝居風、シェイクスピア風、おネエ風とNGを重ねていくのだけど、向こうの人たち用ギャグなので解りづらいし、ウィルの演技もメリハリがなくて、もう、切り上げてくれと感じてしまいまいた。

 理屈考えずに楽しむ作品、「奥さまは魔女」へのリスペクトがちゃんと有る作品でした。

※ミュージカルシーンは撮影所という事もあって「雨に唄えば」へのオマージュかな。
※ベネズエラの隣は◯◯◯◯◯ってか。

 令和元年.5.3
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「異人たちの棲む館」

2019-04-30 10:23:55 | 外国映画
 「異人たちの棲む館」(「Magnifica presenza」、2012年、伊)
   監督 フェルザン・オズペテク
   脚本 フェルザン・オズペテク  フェデリカ・ポンテオモーリ
   撮影 マウリッィオ・カルヴェージュ
   出演 エリオ・ジェルマーノ
      マルゲリータ・ブイ  ペッぺ・フィオレッロ
      パオラ・ミナッチョーニ  ビットリア・プッチーニ
      アンナ・プロクレメル

 宵乃さんのサイト「忘却エンドロール」で行われてる企画に参加しようとTSUTAYAへ行った時、間違えて借りそうになった作品。(タイトルうろ覚えで「異人たちのナンチャラ」のまま探してたので(汗)、よく考えたら、確か邦画で、大林さんだったっけと(笑)、でも、その後、ずっと気になってたのです)
 filmarks3.6(5点満点中)だし、期待せずに観たのですが・・・今年最初のホームラン!かなり個人的好みの範疇なので「只今、推薦中!」には載せませんが、僕がファンタジー映画に求める理想形の一つのタイプでした、苦味と哀しみが有るのにファンタジーの風味は失わない、笑い飛ばす強さが悲劇を乗り越え夢幻的なラストを支えています。

 2012年、ローマに出て来てパン職人をしながら俳優を目指してるピエトロ、自立と居候先の年上の従兄弟(実際は遠い親戚・女)のイビキから逃れる為、部屋探しをしてたら格安、バルコニー付きの広い部屋が見つかる。
 大喜びで引っ越し、心を寄せる男の来訪を待つのだが、そこには、1943年で時間が止まったままの先住者が居た・・・。

  予告編(原語版) https://www.youtube.com/watch?v=ZZCeQ9YipD0

 或る意味「成仏」の物語。(笑)
 「成仏」って東洋の概念の気がするけど、「ゴースト ニューヨークの幻」だって成仏するまでの話ですよね、他にも、そういう映画って沢山あったように思うし。

 異人たち〜売れてた劇団員たち〜は、1943年で止まってるから「ガルボ風」とか、デートリッヒの話に反応したりとか、その辺のくすぐりもニヤッとさせられるし、若い方の女優さん(と言っても既婚、子持ち役)も綺麗で魅力的、最初、バーグマンに似せてるのかなと思ったけど、バーグマンとローレン・バコールを足して2で割った感じ。
 劇団員たちの衣装、撮り方はビスコンティや「暗殺の森」のベルドリッチを思い起こすし、ビエトロに想いを寄せるルカはヘルムート・バーガーを連想してしまいました。

 全体的には今年のベスト3に入りそうな作品なのですが、若干の疑問点がないでもない、まぁ、どうでもいいのですが、一応。(汗)
 作品中、時間が止まってる設定(厳密に言えば「そんな気がした」と言ってるから動いてない訳じゃない)なのに少しだけ時間を動かしたので気分的に整合性がとれなくなったような、只、このお陰で涙腺崩壊になったのだから個人的には文句なし。
 もう一つ、このラストはまんま「〜・〜・パラダイス」ですが、暗転する直前、色が褪せてくように見える。二回目は余り感じなかった(画面が小さかった)けど、最初見た時はカラーからセピア色になって暗転に見えてしまった、これだと、映画文法的には劇団員たちがビエトふロを連れて行ってしまったように見えて、本当の怪談ではないかと。(汗〜「牡丹灯籠」のお露さん、「四谷怪談」のお岩さんが男を連れて行ったように)
 何故、ストップ・モーションじゃなかったのだろう、監督、本当の「怪談」にするつもりだったのか。(笑)
 ※これは、僕の単純な錯覚でした、確かに色は褪せてくけど、通常のフェード・アウトの範疇、情感を強調する手法として正常でした。(大汗)

 あの涙腺崩壊シーンから、トラムのシーン(ここではアンネ・フランクを思い出して涙)、皆の晴れ姿で、
又、涙。
 哀しいような幸せなような、素敵な余韻の残る作品でした。

※あそこで笑い飛ばしてくれた事、それで、ピエトロもリヴィアの魂も観てた私達も、勿論、劇団員たちも全て救われた。そこが、ファンタジーとして秀逸な所。
※年上の従兄弟にモーション掛けられた時の台詞、「ゲイにもなれない僕が女なんて無理に決まってるだろ」、これ一つでビエトロという人間を表現してますね。(同じベットに寝ながら関係がない説明にもなってる〜要するに童貞こじらせ男))
※音楽、特にエンディングに流れる曲が好き、タンゴ風カンツォーネなのか詳しくないから解らんけど(汗〜イタリアとアルゼンチン、舞台はローマだけどアルゼンチンも関係してる作品だし)
※「気になっていた」>イタリア版「めぞん一刻」みたいな話かと思ってた(笑)、全然、違ってたけどね。この作品に出会えたのも「プログDEロードショー」のお陰、宵乃さん、ありがとう!

 H31.4.29
 DVD
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平成回顧

2019-04-30 08:49:33 | 雑記
元年 女房と出会う
2年 結婚
3年 母亡くなる、一週間後、長女誕生
30年 漸く長女就職
31年 父亡くなる

僕の実質的な人生は平成に集約されるのかな
そんな時代でした
昨日観た、多分、平成最後の映画が久々に個人的ヒット
映画ファンとしては上々の終幕。

 平成も うつりにけりな いたずらに
  わが身世にふる ながめせしまに

※ははは、平成最後の歌upがこれ以上ない手抜き(涙)
 思いつかないのもあるけど、ここの所、雨ばかりだからと言い訳(汗)
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「ある日どこかで」

2019-04-23 22:05:50 | 映画感想
 「ある日どこかで」(「Somewhere in Time」、1980年、米)
   監督 ジャノー・シュワーク
   原作 リチャード・マシスン 「Bid Time Return」
   脚色 リチャード・マシスン
   撮影 イシドワ・マンコフスキー
   音楽 ジョン・バリー
   出演 クリストファー・リーブ
      ジェーン・シーモア
      クリストファー・プラマー

 1972年、脚本家を目指す大学生コリアーが母校で上演した劇が大好評、その晩の打ち上げ会場で彼は見知らぬ老婦人から声を掛けられ、美しい懐中時計を渡される・・・。

  予告編(原語版) https://www.youtube.com/watch?v=68ilCVxXVhQ

 第1回の「午前10時の映画祭」で僕の大好きな「フォロー・ミー」と共に人気を博した作品、その時、作品名を知って観てみたいと思ったのですが、翌年の再上映を含めて都合が合わず見逃してしまって、以来、ずっと、映画館で観る機会を待っていました。残念ながら本年度をもって終わる「午前10時映画祭」でも上映叶わずとなり、やむなくDVDで。

 10年は待ちすぎた(笑)、期待値が上がりすぎてたし、「時空を超えた愛」もメグ・ライアンの映画で有ったり、最近、「今夜、ロマンス劇場で」でボロ泣きしたばかりというのも響いたような。
 基本、ロマンティックな話は好きだし、この作品も良かったのは違いないのですが、何処か僕の芯を微妙に外してた感じです。ちょっと、今、映画を観る感性が衰えてるのかもしれません。(世上大絶賛の「バジュランギおじさんと〜」も好きなインド映画なのに上がりきらなかったし)

 まず、話の本筋(タイムスリップ)に入るまでが長すぎで、その為か、肝心の本編が短すぎる感覚に陥ってしまいました、全体のバランスが悪い、この作品が行間を考え感じさせるタイプの作品だとしても。
 ヒロインのマッケナもC・プラマー演じるロビンソンも「この日の来る事を予期してた」のですが、その理由が解らないのも、ちょっとモヤっとしました。単に年頃の女性が想う男を見つける一般論をロビンソンが恐れていたのか、タイムスリップというSF要素のある作品だけに、彼もまた何処かでタイムスリップを経験してたのか、単に思わせ振りの台詞があるだけでフォローがない。
 ラストも‘80の作品とはいえ、ホワイトバックにドライアイスという演出は如何にも安過ぎ、最もロマンチックなシーンで役者はそのように演技してるのに。シンプルにしたいなら、それもいい、でも、シンプルと安いの違いを理解してないような気がしてしまいました。(これ観ると、先例のパクリとは言え「今夜、ロマンス劇場で」のラストは派手だった(笑)、文芸調作品とラブコメ要素多目の作品という違いは有れど)
 マッケナがポートレートを撮るシーンと舞台上で、突然、アドリブで想いを台詞にするシーンは良かったです。

 嫌いじゃないし、好みといえば好みなんだけど、イマイチ、上がりきらなかったなぁ、僕は俗っぽいけど「今夜、ロマンス劇場で」の方が好み。(汗)

※ラスト、情感を残すならストップ・モーションじゃなくてフェード・アウトでは。
※これも「牡丹灯籠」のタイムスリップ版に感じてしまいました。(汗)
※はて、懐中時計の出所は(笑)
※4月、これが1本目、調べたら1ヶ月以上、映画、見てなかった。

 H31.4.21
 DVD
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「バーフバリ」シヴァガミ この宣誓を法と心得よ!

2019-03-30 23:41:39 | 映画日記/映画雑記
 映画史に残るべき創作神話であり一大叙事詩でもあり、傑出したエンタティーメント。
 宇多丸さんの仰るとおり「「日本に「七人の侍」があれば、インドに「バーフバリ」あり」は正鵠を得た評価だと思います。(僕は余り「伝説誕生」は評価してないけど)
 僕の現時点での生涯ベストは「七人の侍」と「さらば我が愛、覇王別姫」、その「七人の侍」が長い間ベースに成ってる僕の視点から観ると、この作品の見過ごされがちな重要ポイントはシヴァガミを演じたラムヤ・クリシュナ。 
 国母シヴァガミを「七人の侍」に置き換えれば、彼女の立ち位置は勘兵衛(志村喬)なんですよ。
 勿論、全然、違う物語だから当然、役割も違います、でも、勘兵衛が扇の要となってデンと座ってるから菊千代(三船敏郎)を含む六人の侍や百姓達が存分に動き回り、演技も出来るんです。全役者の(敵さえも)演技をじっと受け止め重しとなる演技、もし、「バーフバリ」でシヴァガミにこれができなかったら、この作品、バーフもバーラも、カッタッパ、テーヴァセーナは勿論、ビッジャラテーバさえ軽石の如き浮わついたモノになっていたかもしれません、これだけの外連を利かせた作品ですから。
 僕がバーフバリを演じたプラバースと共にシヴァガミを演じたラムヤ・クリュシナを同等に評価するのは、そこが所以なのです。
 「七人の侍」で志村喬と三船敏郎、どちらを評価するのか?というようなモンですが。(汗)

 シヴァガミ、前編「伝説誕生」で見せていた「誇り高く聡明で、公明正大」なマヒシュマティ王国の偉大なる国母、それが「王の凱旋」では、その公明正大さの為に甥のバーフバリを次期国王に任命する、それは正しい選択だけれど、それ故、実子バラーラデーヴァに負い目を感じてしまい、そこをバーラと夫ビッジャラデーバに利用されてしまう悲劇。
 シヴァガミ演じるラムヤの的確な演技が、この作品の本当の「縁の下の力持ち」になっていて、そこが素晴らしいと僕は思いました。「王の凱旋」だけを観てると、ちょっと、そこが解り難いかもしれません、シヴァガミは、只、目を見開いて愚かな選択をしてしまうオバハンに見えてしまう恐れがあります。
 でも、僕は感じるんです、長〜い回想シーンが終わりマヘンドラが覚醒してバーラの統べるマヒシュマティ王国に攻め込む前後編を通じてのクライマックス、なのに前編のカーラケーヤとの決戦に較べて何処か軽いと。それは、もしかしたらシヴァガミが既に居ない世界で、テーヴァセーナには、まだ、シヴァガミ程のカリスマが無いからではと。
 実際、インド映画に不足しがちな「内面の葛藤」が一番的確に描けているのはシヴァガミだと思っています。バーフは神の末裔だから詮索無用、バーラの内面は先天、後天、イマイチどうにでも捉えられるし、カッタッパはビッチャラデーバへの啖呵があって漸く理屈が通る、テーヴァセーナは一直線。

 まぁ、こんな脳内遊びが出来るのも「バーフバリ」という作品の強靭さ故、ご興味のある方は是非、映画館でこの作品を体験なさって下さい、嵌れば貴重な体験になると思います。
 怒られる案件ですが、この作品は映画館で観てナンボの作品。

※ツインさんのサービス精神には感服だけど、「王の凱旋」完全版の円盤化は大トリなのでしょうか。(涙)
※関係ないけど、ここ3年で僕が最も感銘を受けた「タレンタイム 優しい歌」の円盤化も絶望的、マレーシア映画というだけで。観た人達の評価は抜群なんだから何とかTSUTAYAの発掘良品でいいからソフト化してほしい。
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映画日記 2019年(1)

2019-03-19 22:42:40 | 映画日記/映画雑記
 「家へ帰ろう」(「El ultimo traje」、2017年、スペイン・アルゼンチン)
   監督 パブロ・ソラルス
   脚本 パブロ・ソラルス
   撮影 フアン・カルロス・ゴメス
   音楽 フェデリコ・フシド
   出演 ミゲル・アンヘル・ソラ
      アンヘラ・モリーナ
      オルガ・ボラズ

 ブエノスアイレスに住む元仕立て屋で88歳になるアブラハム、彼は子供達に遺産を分け自らは望まない施設に入る事となった。
 その晩、彼は手持ちの有り金と仕立てた洋服を持ち家を出た、本当の家へ帰る為に・・・

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=LJ9mdsOdq5E

 前半部はまあまあ、後半に進むに従ってリアリティ・ラインが崩壊。
 ロードムービィは、それぞれの場所での出来事が大事なんだけど、パリから先は物語をゴールに進める為だけのイベントで余りに安易、この安直さが災となってラストの感動値が上がりきらない。
 また、道中を通じて主人公が成長や本質に気付いたりしていくものだけど、老年という事もあって、それも殆ど無い。(ドイツ女性に対して幾らかあったけど)
 一応、ラストは涙は出た、でも、それだけで残るものは殆ど有りませんでした。
 題材は面白くなる話だと思うのですが、よくある「ユダヤ人とナチス」ものの中でも出来の悪い作品じゃないでしょうか。(僕にとって)

※戦後、恩人に何かを届けるって、幾つも似た作品が有った気がする。
※シリアスで暗めの作品なのにご都合主義に走ったら台無しは必然。(この作品、全てがラストの為の舞台装置にしか過ぎない)

 H31.2.23
 銀座シネスイッチ

 「ラッキー」(「LUCKY」、2017年、米)
   監督 ジョン・キャロル・リンチ
   脚本 ローガン・スパークス  ドラゴ・スモンジャ
   撮影 ティム・サーステッド
   音楽 エルビス・キーン
   出演 ハリー・ディーン・スタントン
      デビッド・リンチ
      ロリー・リビングストーン

 90歳のラッキーは健康だが一人暮らし、繰り返される単調な日々のなか、やがて迎えるであろう「死」の恐怖を感じている・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=EFiyUKIt2mU

 そんなに面白くなかったし魅力ある作品とは思えませんでした、まぁ、悪い作品でもないのだけれど。
 老年だから動きは当然鈍く、日々のスケッチのような作品で展開もノンビリしてるし、人生の残照にどれだけ共感できるかで受け取り方に違いが出てくる気がします。

 子供の時から生涯に渡って水と油だった父が1月に亡くなったばかりなので、いろいろ思う所はありました。
 特にラッキーがハーモニカを吹くシーン、父も92歳だったから映画の主人公とほぼ同世代、戦地で覚えたらしいハーモニカを子供の時、何回か聞いたのを思い出していました。
 僕の父は10年以上アルツハイマーが進行していって何も解らないまま亡くなったけど(多分)、ラッキーのようにかくしゃくと覚醒してるより、全て?忘れるというのは或る意味良いのかもしれない、その分、家族は大変だけどね。
 最後の3年、施設に入って、毎日、顔を合わせなくなって、漸く、僕も「憎む」事に疲れた。10日に一度、ヨーグルトを渡しに行って少し喋って・・・、これで僕も長男の務めから解放されたのかな。

 ♪歳をとるのはステキなことです そうじゃないですか
  忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか♪ by中島みゆき「傾斜」
  ※若い時間は瞬く間に過ぎ、やがて白秋、玄冬を迎える、どんなに辛い事も悲しい事も、忘れてしまえるなら、それは幸せなことかも、という歌。(これ、20代半ばで書いた歌詞なんだよね、還暦過ぎの身で見れば若い所も有るけど「親子の行き違い」を40年前に鋭く突いてるのも事実)

※父との経験から。呆けると重い持病がない限りストレスも忘れてしまうので身体は健康?になるみたい。

 H31.3.17
 DVD
 
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「いつだってやめられる〜」三部作

2019-03-13 01:04:20 | 映画感想
 シリーズもので単独でも観られるけど三つで一つの物語、しかも軽い円環構造になってるから1→2→3と観るべき。
 但し、三本とも75点レベル(僕基準)の出来だから、そのレベルで5時間半見続けられる方に推薦します。(3作、トータルの評価は80点くらい)
 黒澤監督の「七人の侍」、数人のブロフェショナルがチームを組んで、というプロットを犯罪に使って成功したのが「オーシャンズ」シリーズで、イタリアにも「黄金の七人」というヒット・シリーズが昔ありました、まぁ、その現代版のような作品だけど、如何にもイタリアな感じのヌケかたが楽しい作品でした。
 ちょっと、各研究員たちの専門性の発揮が回を追うごとに希薄になってくきらいはあるし、3ではただ居るだけって感じの研究員もチラホラで活かしきれてない感もするけど、シャープさはなくとも伏線回収は巧みだし、物語や可笑しさのレベルはシリーズ通じて落としていないのでガッカリ感は殆ど無いと思います。

 まだ、もう少し続きが観たい気にさせる作品でした。
 味方も敵も、皆、優秀な研究員という設定は面白い。でも、研究員たちを悪行に堕とした諸悪の根源みたいな俗物教授やエライさんに何の報いが無いのも、頑張った研究員たちに相応しい報酬が無かったのもカタルシスに欠ける気がする、だから、長時間の割にスカッと感が余りしない、そこを「未来への希望」で補うのがイタリア式なのかな、一言でいえば残尿感。(笑)
 なんか欠点ばかり書いてる気がしてきたので、良かった所も。
 2から出てくるコレッティ警部、決して善人ではなさそうだけどキュートな人でした、検索して中の人の画像見たら撮り方によってはイタリアのメラニー・ロラン(+ルーニー・マーラ÷2)て感じ。制服萌えは20代で卒業しましたが、2のラスト、肩章付きの正装姿に萌えました(汗)、バットなシーンだけどね。
 とにかく、何が良かったって1にグレタ・スカラーノ、2にグレタ・スカラーノ、見続けられた主因。(笑)
 最後にイタリア映画と言えば無駄にオッパイというイメージが有るのですが、年初に観た「愛と銃弾」も本シリーズも、そういうシーン皆無でした、少し残念(笑)、3では無駄に男たちの全裸は有った、そっちが趣味なんだろうか。

 「いつだってやめられる 七人の危ない教授たち」(「SMETTO QUANDO VOGLIO」、2014年、伊)
   監督 シドニー・シビリア
   原案 シドニー・シビリア  ヴァレリオ・アッタナージオ
   脚本 シドニー・シビリア  ヴァレリオ・アッタナージオ   アンドレア・ガレッロ
   撮影 ヴラダン・ラドヴィッチ
   音楽 アンドレア・ファッリ
   出演 エドアルド・レナ (ズィンニ 神経生物学・有機分子学)
       ステファーノ・フレージ (アルベルト 計算化学)
       リベロ・デ・リェンツォ (バルトロメオ 数理経済学)
       パオロ・カラブレージ (アルトゥーロ 考古学)
       ピエトロ・セルモンティ (アンドレア 人類生物学)
       ヴァレリオ・アブレア (マッティア ラテン言語学)
       ロレンツォ・ラヴィア (ジョルシオ ラテン言語学)
       ネーリ・マルコレ (ムレーナ 流体力学)
       ヴァレリア・ソラリーノ (ジュリア ズィンニの妻 薬物中毒患者リハビリ施設のカウンセラーとして勤務中)
        

 学位を三つ持ち有能な神経生物学者であるピエトロ・ズィンニは科学予算削減のあおりを受け大学を解雇、正式採用の知らせを待つ妻ジュリアに本当の事が言えず途方にくれる。
 ひょんな事から2ユーロで作れる合法ドラッグが100ユーロで密売されてるのを知ったズィンニは、同じようにリストラされどん底生活をしている有能な学者たちを集め製造、販売する事を思い付く・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=JVCNeIWskgI

   H31.3.2 DVD


 「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」(「SMETTO QUANDO VOGLIO: MASTERCLASS」、2017年、伊)
   監督 シドニー・シビリア
   原案 シドニー・シビリア   フランチェスカ・マニエーリ   ルイジ・ディ・カプア
   脚本 シドニー・シビリア   フランチェスカ・マニエーリ   ルイジ・ディ・カプア
   撮影 ヴラダン・ラドヴィッチ
   音楽 ミケーレ・ブラガ
   出演 前作と同じ
       グレタ・スカラーノ (コレッティ警部)
       ジャンパオロ・モレッリ  (ルーチョ 機械工学)
       マルコ・ポニーニ (ジュリオ 解剖学)
       ロザリオ・リスマ (ヴィットリオ 教会法)
       ルイジ・ロ・カーショ (ヴァルテル 無機化学)

 1年後、皆の罪を被り強盗、恐喝、合法ドラッグ密売の罪で服役中のズィンニ、たくましく刑務所内で化学の講師をして身重の妻ジュリアに仕送りする日々、しかし、ジュリアからは離婚届のサインを求められている。
 そんな或る日、合法ドラッグの蔓延に悩むコレッティ警部がやって来て、30種類の合法ドラッグの成分分析から製造元をそれぞれ割り出せば罪科抹消するという取引を持ちかけられる。
 仮出所した彼は「一度くらい世の中の為に仕事しようじゃないか」と仲間を説得、新たに三人をスカウトしチームを再結成・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Z02C9o0GMcw

   H31.3.10 DVD


 「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」(「SMETTO QUANDO VOGLIO- AD HONOREM」、2017年、伊)
   監督 シドニー・シビリア
   原案 シドニー・シビリア  フランチェスカ・マニエーリ  ルイジ・ディ・カプア
   脚本 シドニー・シビリア  フランチェスカ・マニエーリ  ルイジ・ディ・カプア
   撮影 ブラダン・ラドビッチ
   音楽 ミケーレ・ブラガ
   出演 前作と同じ
       ペッペ・バーラ (シネヴラ 無機化学 ヴァルテルの恋人)

 合法ドラッグを追っていくうち見つけた最強の合法ドラッグ「sopox」、しかし、製造者にとってそれは目的ではなく手段だった。
 化学方程式からそれに気付いたズィンニだが誰も信じてくれない、彼は再び監獄の中・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=heViVa47t-s

   H31.3.11 DVD


※まぁ、敵対勢力がマフィアだったら、何処にいても全員皆殺しでしたね。(笑)
※広川太一郎さんが存命だったら・・・。
 
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「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

2019-02-15 23:31:32 | 映画感想
 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」(「BAJRANGI BHAIJAAN」、2015年、印)
   監督 カビール・カーン
   原案 V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
   脚本 V.ヴィジャエーンドラ・プラサード   カビール・カーン   パルヴィーズ・シャイク
   撮影 アセーム・ミシュラー
   音楽 プリータム
   出演 サルマン・カーン
       ハルシャーリー・マルホートラ
       カリーナ・カプール
       ナワーズッディーン・シッディーキー
      
 「アルプスの少女 ハイジ」の舞台のようなパキスタン、カシミールの山奥。
 生まれつきの発声障害を持つ女の子 シャヒーダーの為、母親は霊験あらたかと評判が高いインドの寺院に娘を連れ願掛けに出掛けるが、夜行列車でうたた寝をしてる間にシャヒーダーが行方不明になってしまう。
 ヒンドゥー教の神様の一人、ハヌマーン神の熱烈な信者バジュランギ(パワン)は父が亡くなり、デリーの父の友人宅に居候、そこの娘ラスィカーと恋仲となって、現在、結婚の為、必死に貯金中。
 ハヌマーンの祭りの日、バシュランギと迷子のシャヒーダーは出会う・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WmuAI7TI44Y

 この作品、最大の見所は僅か6歳でシャヒーダー(ムンニ(娘さん))を演じたハルシャーリー・マルホートラの抜群の可愛さを愛でる所にあります。
 耳は聞こえるけど発声障害で喋れず、表情と小さな仕草で感情を伝える、特徴ある故、演じやすいのかもしれませんが達者な演技である事は間違いなく、そこに子供だけが持つチャーミングさが加わりほぼ無双状態、こりゃ、共演者タマランわ。(笑)
 あと、印象に残ったのは途中から同行するパキスタン記者を演じたナワさんこと、ナワーズッディーン・シッディーキー。この作品に於いて彼の演技は普通かもしれない、が、兎に角、この人は正体不明。
 今回は出てるの知ってたから、この人だろうと解ったけど、やっぱり、他作品と同一人物には思えない。
 初めて見たのは「めぐり逢わせのお弁当」の調子のいい見習い社員、で、次が「女神は二度微笑む」の強面の警視、キャスト表見るまで解らなかったし、知った後でも同じ人が演じてたとはとても思えなかった。「LION〜25年目のただいま」はチョイ役の人買いで出てて、これも、消去法であの役だろうなと推測できただけ、門閥がハバを効かすインド映画界では主演も賞も、中々、難しいけど欧米に生まれてれば演技賞の常連になれたでしょう、この作品も彼が出てきてから作品に締まりが出てきたと思います。(今回、ちょっと、西郷輝彦に顔が似てると思った)
 個人的には、インド三大カーンの一人、サルマン・カーンが見られて、やっと三大カーン制覇が出来たのもよかったかな。(「恋する輪廻〜」に、ちょこっとゲスト出演してたのは見てるけど)
 キング・オブ・ボリウッドと呼ばれスター性と愛嬌抜群、更に、演技も上手いシャー・ルク・カーン、役と演技に徹底的に拘るアーミル・カーン、アクションを主戦場にしてきたマッチョ代表のサルマン・カーン、今回は脱アクションで演技に重点を置いたみたい、上手いけど、二人に較べると少し単調に感じないでもなかったです。(汗〜スター特有の愛嬌は良かった)

 肝心の作品ですが(笑)、物語は「LION〜」の時間短縮版(作品の中の時間)とも言えなくはない、それを、インド仕様にコテっと色付けし、インド・パキスタン関係や宗教問題に昇華していった印象を受けました。
 ハナシは見えてるのですが、そういう話を盛り上げていくのは流石に上手いし、そこに社会問題、宗教問題を絡ませていくのも手馴れています。
 ただ、十何本かインド映画を観てきて思ったのは、多くの作品で主人公がパターン化していて段々、新鮮味がなくたってきたかなと。
 純粋無垢な主人公、例外で思いつくのは「めぐり逢わせのお弁当」と「女神は二度微笑む」、「マルガリータで乾杯を」くらい、今まで観たインド映画の主人公の多くが聖人君子、純粋でクソ真面目で目的や疑問の解決に向かって一直線に突き進むタイプ、そこに社会問題、宗教問題を絡ませると言うのが作劇の基本パターンになってるのかなと感じています。
 一つ前に観たインド映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」と本作の違いはテーマと手法が違うだけで、こっちの主人公とあっちを入れ替えても成立してしまうのではと思えるくらい。
 宗教対立、男尊女卑、カースト制度、日本では、せいぜい勝ち組負け組や嫌韓・嫌中でワアワア騒いでるくらいですけど、向こうでは宗教による血で血を洗う抗争に加え、カースト制からの差別、虐待が当たり前のようにある、その身近にある問題の余りの大きさが似たテーマを扱う作品の量産に繋がってるのかもしれません。(日本に入ってくるインド映画なんて全体の1%にも満たないのだから、単に日本でウケそうなのを買い付けてるだけでしょうが)

 これ単体で観れば面白いと思うけど、宗教対立を扱った作品としては「PK」、「マイネーム・イズ・ハーン」の方が優れてると感じました、でも、深刻な問題でもユーモアとエンタティーメントを絶対忘れないインド映画の作劇法、僕は大好きです。

 (2.21 追記)
   国際版のENDの後、本国版では歌が1曲入るそうです
   https://www.youtube.com/watch?v=gGYzmj-SnVw 
   (ナワさん踊ってるの初めて見た(笑))

※シャヒーダーの乗ってた夜行列車が彼女の一時下車に気付かずに発車、その列車が夜の靄に吸い込まれていくシーンは、悲痛だけど幻想的で美しかったです。
※植民地の支配方法
 イギリス式 支配国の第二勢力へ秘密裏に援助し第一勢力と絶えず争わせ、お互いの力を浪費させ反抗勢力の力を削ぐ。(第一勢力は、それを知っても自分達の強力な後ろ盾だから文句が言えない)
 フランス式 第一勢力の後ろ盾となり弱小勢力を叩き潰す。
 日本は植民地じゃないけどフランスは幕府側に付き、イギリスが薩長に付いたのも良い例。

 広大なインドでは、昔からヒンディー教徒とイスラム教徒の仲は悪かったけど、今程ではなかったとか。
 イギリスの植民地となってから、イギリス式で双方を絶えず争わせた結果、互いに憎しみだけが深く刻まれてしまいました、ガンジーによって独立した後もこの怨念は消えず、結果、大インドはインド、パキスタン、バングラデシュに分裂、半世紀の間に3回も戦争・紛争を起こし不倶戴天の敵状態。
 その紛争の大きな種、カシミール地方が本作の舞台です、(今日もパキスタン側の自爆テロでカシミールのインド兵が何十人も犠牲になったというニュースが)
※「ダンガル」の鶏肉売りのおじさん、「PK」の神様フィギュア売りのおじさん、後、何に出てたか思い出せないけど、顔知ってる人が一人いた。(笑〜いずれもチョイ役だけど)

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「愛と銃弾」

2019-02-03 23:37:32 | 映画日記/映画雑記
 「愛と銃弾」(「AMMORE E MALAVITA」、2017年、伊)
   監督 アントニオ・マネッティ   マルコ・マネッティ
   脚本 ミケランジェロ・ラ・ネーヴェ   アントニオ・マネッティ   マルコ・マネッティ
   撮影 フランチェスカ・アミトラーノ
   音楽 ピヴィオ・デ・スカルツィ   アルド・デ・スカルツィ
   出演 ジャンパオロ・モレッリ
      セレーナ・ロッシ
      クラウディア・ジェリー二
      カルロ・ブッチロッソ
      ライツ
        
 マフィアがナポリで歌って踊るんだぜ。(「ゴッドファーザー」でドン・コルレオーネも踊ってたけど)
 撃ち合い、殺し合いしながらアリアしちゃうんだぜ。(夢オチじゃないよ)
 棺桶の死体も歌うし、しまいにゃ、皆んなで「フラッシュダンス」まで歌っちゃう。
 こんなファンタジーは有るまいと。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=lIj2r4Fw9zg

 ナポリ湾を仕切るる“魚王”ヴィンチェンツォは、或る日、敵対する勢力に襲撃され尻を撃たれる。
 病院に向かう車で「もう、こんな生活やめて隠居したい」とこぼすのを聞いた妻マリア、007大好きな彼女は「二度死ぬ」のように死んだ事にして海外に行こうと持ちかけた。
 担当医を買収、上手くいくかと思えた時、当直の臨時看護師ファティマに見つかってしまう、ヴィンチェンツォは彼女の始末を子飼いの殺し屋チーロとロザリオに命ずる、チーロはロザリオより先にファティマを見つけるが、彼女は昔、将来を共に夢見た人だった・・・。

 でも、面白いのは記事の最初の三行、つまり、設定だけでした。
 どれくらい振り切ってるか楽しみだったんだけど、振り切ってるコトは振り切ってたけどケアが追い付いてなかった。(涙)
 まず、主役二人に魅力も華もないのが致命傷、男の方は幾らか魅力有るけどヒロインがね。
 次に展開が長閑、修飾せずに言えばカット、シーン全てにキレが無い、一言で言えば「鈍臭い」。
 楽曲は耳に残らないけど悪くもないと思う、けれど、入り方がもっさりしててメリハリに欠けてる、踊りもハリウッドのように豪華じゃなくても基本がキマってれば地味でも魅せる事が出来るのに、何かダラダラして見えるから物真似の域を出ていない。
 イタリアのミュージカルなんて初めてだし、オペラの本場だから期待してたのに、ジャンルが違うとこうも見劣りするのかと落胆しました。
 マフィアがシリアスに殺し合いしながらミュージカルしちゃう、設定が面白いだけに残念、まぁ、その面白い設定のお陰で何とか観れるモノに仕上がってたと言えるかな。
 これは是非、ハリウッドでリメイクしてもらいたい、それくらい設定は秀逸、但し、終わり方は「ロミオとジュリエット」にして欲しい!(笑)、この終わり方はイタリア式とは言え「ないだろ」としか。

※途中、全然、関係ない人が一人で歌って目立ってたけど、あれ、監督かプロデューサー、もしくは吹き替えの歌手?彼の方がマフィアのボスに合ってる。(笑)
※何だか日活のマイトガイ、小林旭の映画を観てる気分になった。(あんな無国籍じゃないけど)

  ナポリより 愛をこめてと 銃撃戦
   嗚呼、名物に 美味いものなし

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「日の名残り」

2019-01-16 14:29:46 | 映画感想
 「日の名残り」(「The Remains of the Day」、1993年、米)
   監督 ジェームズ・アイヴォリー
   原作 カズオ・イシグロ
   脚本 ルース・プラヴァー・ジャブヴァーラ
   撮影 トニー・ピアース・ロバーツ
   美術 ルチアーナ・アリジ
   衣裳デザイン ジェニー・ビーヴァン ジョン・ブライト
   音楽 リチャード・ロビンス
   出演 アンソニー・ホプキンス
      エマ・トンプソン
      ジェームズ・フォックス  クリストファー・リーヴ
      ピーター・ヴォーン  ヒュー・グラント

 1956年、曰く付きの物件として寂れていたダーリントンホールに新しい主がやって来た。
 スタッフの多くが四散し人手不足に悩む執事スティーヴンス、そんな時、ダーリントンホールが華やかだった全盛期に女中頭として共に働き有能だったミセス・ベンから手紙が来る・・・。

 ノーベル賞作家カズオ・イシグロの代表作を映画化したもの。
 演技、特にA・ホプキンス、E・トンプソンの主演二人、撮影、美術、演出、何れも格調高く素晴らしい。
 でも、解るのは其処までなんですよ、僕にノーベル文学賞作品は難しかった。(涙)
 原作の小論を幾つか読んで、まぁ、当たってたのは執事を親子で勤めた二人が大英帝国の繁栄と没落を象徴してるんだろうな、くらい。(笑)
 原作の評論を読むと、ほぼ、黒澤監督の「羅生門」的作品と思いました、あの映画から二回目の杣売りの証言を抜いて結末へ持っていった感じ、二回目の証言の要素も最小限有るけど。
 つまり、繰り返される回想シーンは語り手スティーヴンスによる美化された世界。
 小説は、「信頼出来ない語り手」による回想と現在の現実を描き、意識的に語られていない事の裏にある実際を推測させ(※1)、そこに見たいものしか見れない、そうありたいという願望と現実の相反を装飾なしに語れない人間というものの弱さを描きながら、それでも人は前に進むしかないのだという事を書いたものだとか。
 高貴で優れた知性と品格の持ち主であるご主人様に貢献する最良の執事である自分、それを誇りとして生きてきた人生。
 が、現実はヴェルサイユ条約によるドイツの疲弊に同情、その理想的宥和主義をナチスに利用された貴族で、結果としてイギリスを大戦に導いた親独派として非難と不名誉を背負ったまま世を去っている。その親ナチスのご主人様に献身した半生を隠すように生きてる現在。
 その相克が、やがてアイデンティティ・クライシスを起こす、映画でその部分を表現してるのは旅先の宿で戦死した宿屋夫婦の息子の写真と一夜を共にするシーンじゃないでしょうか。
 ラストの迷い込んだ鳥を解放する意味は、この束縛に満ちた館(古いイギリス)を出て自由に生きたミス・ケントンを羨むとともに、自分の罪を解放し新しい主人(アメリカ人)の元で生きていく決意を表しているのでしょう。
 この物語の終わりは僕の生まれた1956年、産業革命以来、長く続いたイギリスの栄光がスエズ動乱(第2次中東戦争)によって幕を降ろした年だとか。

※1 ダーリントン卿は自殺、しかし、映画では「お亡くなりになる前は塞ぎがちでした」としか言ってない、肝心な事を匂わせるだけでボカし、それを饒舌の中に埋没させる、小説はこの手法をフルに使ってるそうで映画も其処は弁えてる。
 映画を観て、「話は解るけど掴み所が無い感じ」を受け、隔靴掻痒感が残ったのは、そういう手法の原作だったからかもしれません。
※スティーヴンスとケントンが当時お互いに思い合ってたのは事実、現在のスティーヴンスにミセス・ベン(ケントン)から来た手紙の全貌は出てたっけ?彼は読みたい所だけ記憶して己の願望と妄想に突き動かされて旅に出た、原作ではミセス・ベンの結婚生活は不幸でなかったし、復職の気持ちも無い。(再会した日の記述だけが無い)
 「孫が生まれるのよ」、映画では復職を諦めた理由で、現実と願望は交わらない意味になってますが、小説は普通に喜びとして発せられる台詞、それによって自分の思いが願望に過ぎなかったと思い知る。
※スエズ動乱〉スエズ運河の権益奪取を狙うエジプトに対し英・仏がイスラエルを使って阻止しようと引き起こした戦争。同時期に起こったハンガリー動乱で第三世界を味方に付けソ連包囲網を作ろうとしていた米だが、スエズ動乱によって第三世界がソ連側に付いてしまい頓挫、激怒。が、これを逆に利用し米は英・仏の力を削ぐ為、国連安保理でソ連側に付き、結局、英・仏がスエズ運河の権益をエジプトに渡す事となって、以後、パックス・アメリカーナの時代になる、本作で新しい主人がアメリカ人と言うのはその意味で、それが1956年。
※J・フォックス、キャスト見た時、E・フォックス(「ジャッカルの日」)と関係あるのかなと思ってました。スクリーンで初めて見た瞬間、「あ、兄弟か」と。目から頬骨の線がそっくり。(後で調べたら兄、兄さんの方が品があるかも、尤も、最近のエドワード見てないから何とも、歳相応に貫禄付いただろうしね)
※今回は、ちょっと解らない所が多かったので色々、調べてしまいました、で、吃驚。(笑)

 H31.1.14
 TOHOシネマズ 日本橋
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初雪

2019-01-12 11:05:40 | 雑記
 パラッパラと来ましたね

  平静と 華のお江戸も 年明けて
     かわらぬ日々に 降るや初雪
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