ジル・クレイバーグさんが11月6日に亡くなった。
好きな女優さんだったんですよ。
ちょっとオバさん顔なんだけど、年増女の魅力があって。
酷い例えですけど、腐る一歩手前のメロンみたいな感じで好きでした。
日本に最初に入って来たのは「電子頭脳人間」(‘74年)なんですね、て
っきり「面影」(‘76年)だとばかり思ってました。
「電子頭脳人間」は、とにかく酷い映画だったので新顔のクレイバーグな
んて全然、記憶に残ってない。憶えてるのは、カット1つをおぼろげにと、
ひたすら苦痛の時間を過ごした事くらい。
そんな訳で「面影」が日本デビューだと思ってたんです。
映画「面影」はクラーク・ゲーブルとキャロル・ロンバートの実録風愛情物
語、出来のほうは可もなく不可もなくな作品でしたが、C・ゲーブルを演じた
役者さんが、そっくりと云う事で話題になりました。クレイバーグは相手役の
ロンバートを演じた訳ですが、こちらは余り似てませんでした。
悲しいかな、「そっくりさん」って似てるばっかりに役者の印象が全然残ら
ないんですね、その点、似てないクレイバーグの方が印象に残りました、皮
肉なもんです。
芸歴のピークは割りと早く来て、「結婚しない女」(‘77年)でカンヌの主演
女優賞を獲った辺りなのかもしれません。
演技的には、この「結婚しない女」が一番評価が高いのかもしれません、
でも、印象の点で言えば、この人は「大陸横断超特急」ではないでしょうか、
個人的には、これが一番好き。
「大陸横断超特急」(‘76年)A・ヒラー監督 ジーン・ワイルダー、ジル・クレ
イバーグ、リチャード・プライヤー。
脂の一番乗ってた頃のG・ワイルダーと中盤から物語を引っ掻き回すプラ
イヤー、かなり面白い追っかけコメディです。
ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」(‘59年)をコメディにしたような作品、
オマージュと言う人もいます。
「北北西~」でエバ・マリー・セイントが演った役どころをクレイバーグが演
じたのですが、エバはヒッチコック好みのツンとした感じの清楚な美人(ブロ
ンド髪はヒッチコックの定番)、対するクレイバーグは美味しそうな腐る手前
のメロン(失礼!)、まあ、どちらが好きかは個人の問題。
僕は・・・、エバとクレイバーグで両手に花、が理想だけど。(スイマセン、
脳ミソが花畑です)
J・フォンダ、C・ドヌーブ、J・ビセット、G・ビジョルドのように、出てる映画を
追っかけて名画座を探し廻ったと云う女優さんではないのですが、印象的で
大好きな女優さんでした。
謹んでご冥福をお祈り致します、合掌。
※前回の記事「まぼろしの市街戦」で、ちょこっとクレイバーグさんに触れた翌
日に死去の報、少しショックでした。
H22.11.9
好きな女優さんだったんですよ。
ちょっとオバさん顔なんだけど、年増女の魅力があって。
酷い例えですけど、腐る一歩手前のメロンみたいな感じで好きでした。
日本に最初に入って来たのは「電子頭脳人間」(‘74年)なんですね、て
っきり「面影」(‘76年)だとばかり思ってました。
「電子頭脳人間」は、とにかく酷い映画だったので新顔のクレイバーグな
んて全然、記憶に残ってない。憶えてるのは、カット1つをおぼろげにと、
ひたすら苦痛の時間を過ごした事くらい。
そんな訳で「面影」が日本デビューだと思ってたんです。
映画「面影」はクラーク・ゲーブルとキャロル・ロンバートの実録風愛情物
語、出来のほうは可もなく不可もなくな作品でしたが、C・ゲーブルを演じた
役者さんが、そっくりと云う事で話題になりました。クレイバーグは相手役の
ロンバートを演じた訳ですが、こちらは余り似てませんでした。
悲しいかな、「そっくりさん」って似てるばっかりに役者の印象が全然残ら
ないんですね、その点、似てないクレイバーグの方が印象に残りました、皮
肉なもんです。
芸歴のピークは割りと早く来て、「結婚しない女」(‘77年)でカンヌの主演
女優賞を獲った辺りなのかもしれません。
演技的には、この「結婚しない女」が一番評価が高いのかもしれません、
でも、印象の点で言えば、この人は「大陸横断超特急」ではないでしょうか、
個人的には、これが一番好き。
「大陸横断超特急」(‘76年)A・ヒラー監督 ジーン・ワイルダー、ジル・クレ
イバーグ、リチャード・プライヤー。
脂の一番乗ってた頃のG・ワイルダーと中盤から物語を引っ掻き回すプラ
イヤー、かなり面白い追っかけコメディです。
ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」(‘59年)をコメディにしたような作品、
オマージュと言う人もいます。
「北北西~」でエバ・マリー・セイントが演った役どころをクレイバーグが演
じたのですが、エバはヒッチコック好みのツンとした感じの清楚な美人(ブロ
ンド髪はヒッチコックの定番)、対するクレイバーグは美味しそうな腐る手前
のメロン(失礼!)、まあ、どちらが好きかは個人の問題。
僕は・・・、エバとクレイバーグで両手に花、が理想だけど。(スイマセン、
脳ミソが花畑です)
J・フォンダ、C・ドヌーブ、J・ビセット、G・ビジョルドのように、出てる映画を
追っかけて名画座を探し廻ったと云う女優さんではないのですが、印象的で
大好きな女優さんでした。
謹んでご冥福をお祈り致します、合掌。
※前回の記事「まぼろしの市街戦」で、ちょこっとクレイバーグさんに触れた翌
日に死去の報、少しショックでした。
H22.11.9