セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

旅行、そしてカーリング・ウィーク

2016-03-27 19:06:56 | カーリング
 この前の連休、3年振りくらいに家族旅行で北陸へ。
 金沢のケーキと寿司が美味かった。(笑)
 帰宅後は一週間、どっぷりカーリング世界選手権。
 LS(ロコ・ソラーレ)北見、強いわ・・・。
 メンバー全員、メンタル強いしスキップ藤澤五月の度胸とテクニックも凄い。
 この競技に欠かせないチームワークも抜群で、藤澤とサード吉田(知)の相性が昔の小野寺&林に負けないくらいピッタリと言うのも最高。
 強豪スウェーデンが世代交代に失敗してるのとスウィープ革命に乗りきれてないのに、日本は完璧だし。
 ’98長野五輪の敦賀クンから18年、こんなに早く決勝戦に居る日本を見られるとは・・感慨無量。
 小林さん、日本の娘達が頑張ってるよ、見せたかった。

 とにかく、今はカーリングに熱中中で、お題の作品今日掛けてみたけど集中できず5分で断念。
 なので、お題作は来週以降になると思う。
 更新絶えてたので、ちょっと、お知らせまで。

※これでオリンピック・ポイントも12点確定、前回の当落ラインが9点だから、平昌オリンピックの出場権もほぼ決まり!
 (このチームが行くと決定した訳ではないけど、アドバンテージは付くでしょう)
 
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(カーリング)祝 LS北見 パンパシフィック選手権優勝!

2015-11-16 23:05:02 | カーリング
 土曜の映画「マルガリータで乾杯を!」(インド)、障がい者の娘が一人の女性として生きる
決意を固めるまでを描いた作品だけど、作りが雑な感じで。
 出来事が全て結末に向かわせる為だけに有るのと、ヒロインの尻が軽すぎてバイの悩み
も深刻に受け取れない(出会いが偶然だから、違っていればノーマルな関係の維持に悩む
はず)、それら安易な進め方が話に深みを与えず題材を活かしきれていない。
 僕の感想は一言、残念な作品。
 で、結局、記事書く気になれずでした。

 そんな腐ってた状況に朗報が。(笑)
 パンパシフィック(PACC)で優勝したの10年振りとか。
 ここのとこ中国、韓国が強かったもんなァ。
 ここで2位以内に入らないと世界選手権へ行けないし、行けないとオリンピック遠くなる
ばかりだし。
 本当に良かった!
 勝ったチームが北海道銀行フォルティウス(道銀)のライバル、ロコ・ソラーレ北見(LS)と
言うのは悔しいけど、贔屓チームと出場権を秤に掛けりゃ、やはり出場権の方がずっと重
い訳で。
 とにかく日本の為には万歳!LS北見よくやった!!
 (何か今年からアジア・オセアニア枠が3になったという情報が。結局、韓国、中国も行く
のか(笑)~でも、ニュージーランドとオーストラリアが急に強くならない限りアジア地区は世
界選手権に関してはほぼ無風状態になった)

 暫く道銀の1強かと思ってたら、LSのスキップ本橋が産休、そこへ同好会に格下げされ
宝の持ち腐れになってた日本スキップ両横綱の一人、藤沢五月が中部電力から里
帰り加入して戦力大幅UP、本橋のワンマンチームだったのが2年前の吉田(道銀をクビ)、
今年の藤沢加入で風通しが良くなり、それがチームムワーク強化にも繋がって、チームが
いい方向に進化してる。
 道銀ファンとしてはヤバイ感じ。(汗)
 現状、LSより優ってるのはパワーだけかも・・・。(スキップに限ればパワーは藤沢の方
が、ずっと上)
 今年度は小笠原の調子が上がらずLSに全敗中?だし。(涙)
 現在は、カナダで行われてるワールドカーリングツアーを転戦していて徐々に調子を上
げてる様子。
 でもまだ準決勝止まりで決勝まで行けてない、去年は確か2勝してたのに、とにかくガン
バレ!
 国内公式戦は来月の軽井沢国際、そして世界選手権代表を決める2月の日本選手権、
そこで優勝すれば3月の世界選手権へ。
 シーズンはまだ序盤、まだまだこれから!!
コメント (2)
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2014年度カーリング・シーズンを振り返る

2015-03-27 01:58:11 | カーリング
 夏冬通じて一番好きなスポーツなので、ちょっとばかり・・・。(まだ男子の世界選手権終わってないけど(汗))
 (贔屓チームは北海道銀行フォルティウス(以後、略して「道銀」)
 ファンなので道銀サイドからの視点になりますが、非情とも言えるチーム再編成後の初シーズンは、
ほぼ望み通りの結果と言っていいと思います。
 初の日本選手権優勝、世界選手権6位(世界ランキングは10位)。
 特に先日終わった世界選手権はランキング下位のチームには全勝、ビック4に二つも勝つなど大健闘だったと思います。
 なにより五輪、世界選手権で小笠原歩率いるチームが初めて6勝5敗と勝ち越せたのは大収穫でした。
 (記録は世界選手権の目黒萌絵さん率いる「チーム青森」が順位、勝数でも上)

 でも、それ以外、サプライズのないシーズンの印象が強い。
 それはスキップ小笠原歩さんが一度も「スーパーデリング」モード(スーパーサイア人)を発動しなかったから。
 道銀の魅力は、何と言っても、
 どこまでも簡単なショットを失敗、かと思うと、「そりゃ、無理ぼ」のショットを難なく決める、思いっきり不安定なスキップ小笠原のキャラクター。
 去年までは小笠原のお陰で負けた試合も有ったけど、ソチ五輪の中国戦みたく小笠原一人で勝ったような試合も有って、彼女の場合、
それが通常形態でした。
 でも、今シーズンを振り返ると、小笠原のお陰で負けた試合は相変わらずだけど、小笠原のお陰で勝ったといえる試合は殆ど記憶にないんです。
 勝った試合は、殆どチーム力で勝った。
 それが本来のカーリングの姿とは言え、やはり、世界相手となると、それでは前頭止まりで大関、横綱にはなれない。
 カナダ、スイス、スウェーデン、イギリス(スコットランド)、中国には名前を聞いただけで気が引けるビックネームのスキップが居て、
彼女らは重要場面で必ずと言っていい程チームを救うスーパーショットを魅せる。
 現状の日本代表(道銀)との格の違いが、明確に解った1年でした。
 
 只、「格の違い」と言っても、昨シーズンまでの「格の違い」とはハッキリと異なる。
 去年までの上との差は「夢」の範疇だったけど、今年は、遠くにだけど背中が見える「格の違い」の気がします。
 それは、まだまだ粗いとは言えワールドクラスのパワーを持つフロント二人(リード近江谷杏菜、セカンド小野寺佳歩)、正確なショットとパワーを兼ね備えた逸材、サード(ヴァイス)吉村紗也香がチームとして機能してきたから。
 世界選手権でも前三人が綺麗にお膳立てしてくれたのを、最後の小笠原で「ちゃぶ台返し」やらかしたばかりに・・・。
 でも、これ重要な事なのですが、全国の罵詈雑言を小笠原が一手に引き受け、若手のプレッシャーを軽くしてる側面も有るんです。(詳しい人が見れば、小笠原の所に来る前に勝負が決まってて、博打に出て失敗、小笠原がブーイングを浴びる、という事も多かったようです)
 そして、その罵詈雑言を受け流し、シレっとしてるタフさと天然さも持ち合わせてる。(当人は、ホントの所「気が弱い」と言ってますが)

 それでも日本代表の道銀が、これ以上の上を目指すなら、スキップ小笠原さんのスキルをもっと上げるか、吉村をフォースに小笠原さんをサード・スキップに変更するかの選択をしなければならない気がします。

※知らない人の為のレクチャー
 ・小笠原歩さんは、並はずれた行動力(チームを作り、その為のスポンサーを探して来たりetc)と抜群の統率力を持つ選手で、今の道銀が纏ってるのは小笠原+お目付役船山選手(吉村と並ぶ日本屈指のサード)二人のレジェンドの力が有るから、二人が抜けたら「チーム青森」のように空中分解してしまう恐れが多分に有る。
 ・よくサッカー、野球の代表のように選抜制にしろ、と言われますが、カーリング・ファンの9割以上は「止めろ」と思っています。
  カーリングは「あ・うん」の意思疎通がキーになる競技で、即席チームでは機能しません。
  世界を見ても選抜制を取ってるのは競技人口が殆ど居ない中国、韓国くらい。
  (ロシアも選抜チームでソチに挑み惨敗、只、その後、ソチ組を固定、強化して強くなった)
  中国、韓国は4人を選んだ後、国家予算で4年以上カーリング漬けにし、中国に至っては、ずっと強豪カナダへカーリング留学させてます、このシステムを日本で出来るなら選抜制も有りですが、そんな予算もないし、今は日本も裾野が拡大しててチームへの補償問題が起きます。
  僕は、共産主義でもないのに、こんなシステムは嫌悪します。
  それにね、今の「道銀」は実質「選抜」と言っても過言でないチーム。メンバーの誰一人、他に代わりが居ないんじゃないかな。
  それくらい、国内じゃ抜けたチームに成長しています。
  (大体、選抜賛成派のドリームチーム・メンバー見ると、全員4番バッターでチームとして機能する筈が無い(笑))

 (おまけ)
 カーリング、オリンピックへの道(前回と同じシステムなら)
 来年、再来年の世界選手権での獲得ポイント上位7カ国と開催国、計8カ国に出場権が与えられる。
 残り2枠を、各ゾーン選手権のポイント上位7カ国が参加する最終予選で決める。
 日本のファン全員が思ってるけど、これが著しく不公平なんですよ。
 世界選手権に出場出来る枠は大陸別に決められていて、ヨーロッパ8、南北アメリカ2、アジア・オセアニア2なんです。
 アジア・オセアニアが2というのはカーリング後発国でやってる国が少なかったからなのですが、現在、五輪、世界選手権でもアジア勢は上、中位に入る実力があります(中国、韓国、日本)
 平昌の場合、韓国は開催国出場だからアジア枠は実質1、で、中国とは悔しいけど大関と前頭くらいの差が有る、おまけに韓国とは、どういう訳か相性がすこぶる悪い(ついでに、何故かアメリカも)。
 ヨーロッパなんて日本より弱い国が沢山あるのに8、それより酷いのがアメリカ大陸で普及してるのがカナダとアメリカだけなのに枠が2あるから、ほぼ自動的に出られる。
 せめてアジア・オセアニアの3番目とアメリカ大陸の2番目とのプレーオフをやってくれないと、日本が次回以降五輪に出るのは、本当に苦しい。
 でも、ビッグ・スポンサーがフォードなんですよね・・・、アメリカに不利になる改正は望み薄。(泣)
  
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ソチ・オリンピック

2014-02-24 21:56:44 | カーリング
 毎度の事ながらオリンピックが終わると張り詰めてたものが一気に崩壊、疲れがどっと・・・。
 真央ちゃん、上村愛子さん、羽生クン、みんなみんなお疲れさまでした。

 僕の場合、カーリング女子チームが予選敗退した所で事実上オリンピックは終了してまして。
 9試合ある予選の最終戦まで、予選突破の可能性が残るなんて本当に嬉しい想定外。
 ランキング9位って表示されてたけど、カーリング・ファンなら「何で韓国より上なの?」が共通認識、
実質、最下位と思ってたから、大概の人は全敗覚悟、良くて2勝、出来れば3勝辺りをを想定していたと思います。
 まあ、デリング(日本のスキップ小笠原選手のネット上での通称)の事だから、もしかしたら何かやらかすんじゃ
ないかと期待もありましたが、やっぱりデリングの事だから「やらかし」ばかりでまるでアカンも充分アリで・・・。
 結果は4勝5敗~5位で、いい意味で見事にやらかしてくれました。(勝敗的にはトリノと同じだけど、並んだ
デンマークとアジアで不敗の中国に勝ったのが効いて順位的には2つ上がりました)
 それにしてもデリングはトリノから8年経っても相変わらずデリングのまんま。
 「たまにはツマラナク勝ってみろ」と言われてるのも納得の劇場型アスリート。
 この人の場合、リーグ戦の長丁場自体が一つの「デリング劇場」なんだけど、1試合1試合も「劇場」が多くて、
大舞台で初めてスイス戦に勝った最終10エンドなんて、TV前の観客全員を奈落の底へ落としてくれました。
 「何で、あんな簡単な事が決められない(今回のアイスは非常に難しいアイスコンディションだったみたい)!」
 2chの実況書き込みでは、
 「もう勘弁してくれ~~!!」
 「「劇場、楽しんでくれてるゥ、でへへ」脚本・演出小笠原歩」
 なんて書かれてましたね(毎度の事ながら)(延長のEEエンドで漸く勝った)。
 この人を追ってると、いつの間にか普通に勝つと何か物足りない「劇場中毒」になってしまうんですけど、
劇場だから観てるほうは滅茶苦茶心神喪失状態にさせられてしまいます。
 今回も予選終わっただけで本当にグッタリ・・・。
 でも、楽しませてもらったし、面白かった。
 日本代表選考会、世界最終予選、オリンピックとホント針の穴を通すような確率をよくぞ戦い抜いてくれました。
 絶対的相棒の船山弓枝さん、安定の苫米地さん、柔軟性を発揮してチームを救った若い吉田知那美さん、今回は
アクシデントでトラウマだろうけど最終予選突破の功労者小野寺佳歩さん、あなたが居なかったらソチには行けなか
った。みんなみんな大々健闘、大感謝です。
 (でもデリング、もっとドロー上手くなろうね~そろそろ相手もラストストーンはデリングにドローショットを
打たせる戦法を狙うだろうから~デリングのラストストーンがドローショットと聞いただけでファンは悶絶です)

※デリング>小笠原の旧姓小野寺+カーリングを短縮した愛称、最初はオノデリングだったのが詰まった。
 12年前のソルトレーク辺りが初出。
※デリング劇場>アンサイクロぺディア小笠原歩の「デリング劇場」参照。
  http://ansaikuropedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E6%AD%A9
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