セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

2013年 キネマ旬報ベスト・テン&各賞

2014-01-19 21:34:36 | 雑記
 半分休業とか言いながら連日の更新。(汗×3)

 キネマ旬報ベスト・テン発表されましたね。
 http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/2013/award/

 う~ん「さよなら渓谷」8位ですか・・・、まあ順位は致し方ないけど
「共喰い」の方が上と言うのは、イマイチ納得出来ないなァ。(キネ旬のベスト・テンで納得した事は一度もないけど)
 でも、脚本賞の「共喰い」は妙に納得できる。(笑)
 あれ観た時、専門誌ウケはすると思った(「キネ旬」と「月刊シナリオ」)。

 これまで発表された各映画賞を見ていくと、
 主演男優賞、主演女優賞は松田龍平(「舟を編む」)と真木よう子(「さよなら渓谷」~キネ旬は他2作品加味だけど)がほぼ独占状態ですね。
 後はブルーリボンと毎日映画コンクールを獲れば二人共殆どパーフェクト。
 (日本アカデミー賞>あれはTV番組)

 「ゼロ・グラビティ」の1位に異論はないけど、よく、あの単純な話が1位になったものだ。
 (訂正)2位でした。(汗) 
 キネ旬らしくない。(笑~読者投票1位なら解るけど)

※真木よう子さん>主だった所は「報知映画賞」、「キネマ旬報」だけど、他多数。
 特に「山路ふみ子映画賞」の主演女優賞を獲ったのが嬉しい。
(1.28 追記)
 残念ながらブルーリボン賞は貫地谷しほりさん、毎日映画コンクールは赤木春恵さんでした。
 松田龍平さん、毎日の方は獲ったけどブルーリボンが獲れずでパーフェクトまで後一歩でした。
コメント (6)
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「永遠の0」

2014-01-19 00:06:02 | 映画感想
 まだまだ面倒な事が一杯残ってるけど、そればかりじゃ気が滅入る。
 次の事も有るし何が起こるか解らないけど、ちょっと一段落はしたので、自分勝手で済いませんが半分開店します。
 (コメントへのレスは遅れ気味になると思いますが、何卒ご容赦下さい)

 「永遠の0」(2013年・日本)
   監督 山崎貴
   原作 百田尚樹
   脚本 山崎貴 林民夫
   音楽 佐藤直紀
   出演 岡田准一
       三浦春馬
       井上真央
       夏八木勲
       風吹ジュン
       吹石一恵

 「天皇陛下万歳!なんて言って死ぬ兵隊は居ない、皆、「お母さん」って言って死ぬんだよ」
 子供の頃、新潟の伯父は、そう言っていました。
 伯父は南方戦線から中国戦線へと従軍した陸軍古参兵、父は長く台湾で陸軍飛行整備兵をしてました。

 悪い映画じゃないです、良い映画だと思います。
 只、世間で云う程の作品でもなかった。
 音楽は付け過ぎだし最後の宮部少尉のシーンは完全に不要。
 特攻隊員の最期は99%以上誰にも解らない(僅かな例外として米軍記録と日本の記録が合致する事も有る)、
映画の主旨を考えても「解らない」ほうが哀しさを強調出来ると思う。
 何でカタルシス的シーンを入れたのか?僕には理解不能です。
 それと、僕達の男世代なら、太平洋戦争を舞台にした、こういう要素(「生き残れ!」)を含む
本、TV、映画を幾つも読んだり観てたりしてるから、今の世代程新鮮じゃないんです。
 幾つも有る「戦争モノ」の一つ、出来は良い方だけど、特別と言う程でもない。
 それが率直な感想。
 この手の邦画で僕が一番記憶に残ってるのは鶴田浩二主演、家城巳代治監督の「雲ながるる果てに」(‘53年)。
 (それが一番の名画と云う事でなく、あくまで記憶に残った作品と云う意味)

・流石にVFXのシーンは素晴らしく、リアルな第一航空戦隊旗艦「赤城」を実感出来ました、が、
 予算の関係か後半アメリカの空母に転用してるのは・・・。(航行してる艦首に立って風が「そよ風」ってのも興醒め)
・米機動部隊の弾幕は、あんなもんじゃないと聞くし、F6Fだって日本の何倍もの数で襲ってきます。
・いくらアメリカの戦闘機が優秀だからって、P-51にあれ程機銃弾が搭載されてる訳がない、
 マカロニ・ウェスタンじゃないんだから下手な嘘はやめましょ。
 (米海軍は2:1のサッチ・ウェーブ戦法を原則として1:1の格闘戦は余りやらないと思うけど陸軍は違うのかな、
 それより、あのP-51は何処から飛んで来たんだろ、霞ヶ浦にP-51が来るとしたら硫黄島陥落の‘45年3月以降
 になると思うんですけど(あんなに長時間日本機を追いかけ回したら基地に帰れんぜよ))
・この映画のテーマは「鎮魂」と僕は捉えています、その意味でもエンド・クレジットは無音でいいと思う、歌は不要。
コメント (5)
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謹賀新年

2014-01-01 00:00:00 | ベスト10
 あけまして おめでとうございます
 旧年中は沢山のご訪問、コメントありがとうございました
 引き続き、今年も宜しくお願い申し上げます
 本年が皆様にとって良い年でありますように

               平成26年 元旦

  (2013年)
  劇場21本 DVD59本 計80本(延べ82本)
  外国映画60本 邦画20本
  初見67本 再見13本

 2013年、特に記憶に残った作品、BEST16(初見作のみ)

  1 「地獄に堕ちた勇者ども」(1969年)
  2 「駅馬車」(1939年)
  3 「さよなら渓谷」(2013年)
  4 「乱れる」(1964年)
  5 「鍵泥棒のメソッド」(2012年)
  6 「ゆれる」(2006年)
  7 「オペラ座の怪人」(2004年)
  8 「ゼロ・グラビティ」(2013年)
  9 「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995年)
 10 「レ・ミゼラブル」(2012年)
  
 11 「浮雲」(1955年)
 12 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999年) 
 13 「白雪姫と鏡の女王」(2012年)
 14 「八月の鯨」(1987年)
 15 「アンネの日記」(1959年)
 16 「グランド・イリュージョン」(2013年)

 監督    ルキノ・ビスコンティ 「地獄に堕ちた勇者ども」
 主演男優 香川照之 「鍵泥棒のメソッド」「ゆれる」
        森雅之  「浮雲」
 主演女優 高峰秀子 「乱れる」「浮雲」
        真木よう子「さよなら渓谷」
 助演男優 ヘルムート・バーガー 「地獄に堕ちた勇者ども」
 助演女優 リリアン・ギッシュ 「八月の鯨」
 脚本    内田けんじ 「鍵泥棒のメソッド」
 


     2013年、下半期BEST10
      1 「さよなら渓谷」(2013年)
      2 「乱れる」(1964年)
      3 「鍵泥棒のメソッド」(2012年)
      4 「ゆれる」(2006年)
      5 「オペラ座の怪人」(2004年)
      6 「ゼロ・グラビティ」(2013年)
      7 「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995年)
      8 「白雪姫と鏡の女王」(2012年)
      9 「浮雲」(1955年)
     10 「アンネの日記」(1959年)
     

     2013年、新作ベスト10(2012.12.20~2013.12.20まで)
     ※スイマセン!10本しか観てません・・・
      1 「さよなら渓谷」     
      2 「ゼロ・グラビティ」
      3 「レ・ミゼラブル」
      4 「グランド・イリュージョン」
      5 「風立ちぬ」
      6 「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
      7 「世界に一つのプレイブック」
      8 「共喰い」
      9 「三人のアンヌ」
     10 「カルテット!人生のオペラハウス」
コメント (10)
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