セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

「ムーラン・ルージュ」

2024-08-21 16:13:24 | 映画感想
 「ムーラン・ルージュ」(「Moulin Rouge!」、2001年、豪・米)
   監督 バズ・ラーマン
   脚本 バズ・ラーマン クレイグ・ピアース
   撮影 ドナルド・マカルパイン
   音楽 クレイグ・アームストロング  マリウス・デ・ヴリーズ  スティーヴ・ヒッチコック
   美術 キャサリン・マーティン
   衣装 キャサリン・マーティン  アンガス・ストラティー
   出演 ニコル・キッドマン
      ユアン・マクレガー
      ジム・ブロードベント
      リチャード・ロクスバーグ
      ジョン・レグイザモ

 今回のパリ・オリンピック最大の功績は、おフランスの実像(フランス中華思想)が日本全国に知れ渡った事かな、競技の個人的MVPは柔道48kg級の角田夏実さんと総合馬術の初老ジャパンの面々、総合馬術のクロスカントリーを全コース放映してくれないのが残念だった(ヴェルサイユ宮殿って広いのね〜何を今更(汗))。
 閑話休題。

 花の都パリ、ベル・エポックの時代、イギリスからやって来た作家志望の若者とムーラン・ルージュで輝くダイヤモンドの異名をとるスター兼高級娼婦サティーンはちょっとした勘違いから恋に落ちるのだが・・・。

 紆余曲折を経て歴史を刻んで来たミュージカル映画の一つの屈折点となる作品なのかも。
 作中の登場人物として遊び心で出てくるロートレック、その絵のように独特の色彩で描かれた作品。
 物語自体は「椿姫」の骨格に「オペラ座の怪人」の服を着せたように見える、ヒロインのニコル・キッドマンの美貌と愛嬌は眼福だが一曲一曲が長すぎて(特に前半)飽きてしまうのが欠点。
 「サウンド・オブ・ミュージック」や「慕情」(Love Is a Many-Splendored Thing)のサワリとか、時にディズニーぽかったり、映画好きをくすぐる所もミュージカルも嫌いじゃないので楽しく観れたけど.ちょっと予定調和すぎて物足りなさを感じないでもなかったかな、好きだけど。

 ミュージカル映画の見所としては「El Tango de Roxanne」のタンゴシーンだと思う。
 役者陣はニコル・キッドマンと小屋主ジトラーを演じたジム・ブロードベント(これは儲け役)が印象に残るった。

  君去し 夢の残り香 身に染みて
   今日という日の 過ぐる遅さよ

 R6.8.21 
 DVD
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