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2009-01-13:必殺仕舞人

2009年01月13日 | ドラマ
【必殺シリーズ】



「必殺仕舞人」コンプリート。1981年制作。その後、必殺と言えば→「仕事人」、仕事人と言えば→中村主水という後期必殺シリーズの代名詞「必殺仕事人」と並走した作品ですね。殺しのシーンが“様式美的”に完成したのはやはり「仕事人」からだとは思うんですが(ここらへんんは諸説を呼ぶでしょうけど)「仕舞人」もそのカッコ良さは引き継いでいますね。
殺し屋としての彼らの雰囲気は、ハッキリ言ってたまんないです。ちょっと画像張りましたが……いいいいいいい顔ですよねえ~!!(光源のとり方が絶妙でいいい白黒が出ています)正にテロリストの顔です。京マチさんや、高橋悦史さんも、そうなんですが、仕舞人で特筆したいのは駆け出しの殺し屋・直次郎こと、本田博太郎さんですね。最初、人を殺す事になれて無くて、ふー!ふー!って荒い息吐いたり、手が異様に震えたり、勢い余って堀へ落ちたり、するんですよね。…それがこの1クールを通して段々と殺す事に慣れて、手際もよくなって行く…。
でも、直次郎は、悪に対する怒りのようなものはずっと持ち続けて、散って行く弱き者たちに涙を流しつづけるんですね。ここらへん京山も晋松も、怒りは持ちつつも、職業人に徹するので(特に、晋松は殺しを目撃した京山が娘のように可愛がっている、おはなを殺そうとした)その対比として、ちょっとおどけて、明るく生きていて……でも、おせっかいに関わった人が殺されちゃったりする、そういう普通に一生懸命に生きている人と、その怨みを晴らす復讐者、を同居させている直次郎は素晴らしい名キャラクターで、その二面性は悲喜劇両面を見事にこなす本田博太郎さんの演技なしには考えられないものです。
速攻で続編の「新必殺仕舞人」が始まっています。これも引き続き録っています。

「チャージマン研」、「忍者マン一平」、「スーキャット」という超カルト作品が始まっていますw…カルトってか「チャージマン研」(この作品な何故か妙に人気がある)以外は単に恐ろしくマイナーなだけなんですけどね(汗)いずれも話だけ聞いていて僕も観たことはありません。(「忍者マン一平」はOPを観たことはあるかな?)「スーキャット」って………これ、買い取って放送する日があったんだ…(汗)
ちょっと手元にある「全アニメ大百科」(ケイブンシャ刊’81年までを網羅)を紐解いて見ますと……。「一世を風靡したアイドル歌手“キャンディーズ”の物語を、舞台を猫の世界に移して描く。ラン、スー、ミキの三匹の可愛いメス猫が、悪徳と欲望のるつぼ芸能界でスターを目指して行く……」とあります。……いや、ま、とにかく録ります。これ逃したら次はそうそう観れないと思うし。…この勢いで「ピンクレディー物語・栄光の天使たち」なんかも流して欲しいものです。


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1 コメント

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歌謡ドラマ (ロヒキア)
2009-01-13 11:56:09
> 「スーキャット」

東京MXテレビで『みなしごハッチ』見てますけど、アレに通じる(苦笑)動物を擬人化させてるとはいえ、人生の機微を描写し過ぎだろーみたいな。微妙に愛企画な匂いを感じるのは脚本が伊東恒久だからなのか?
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