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未来から来た少年スーパージェッター

2009年01月09日 | アニメ


http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090108_osamu_ichikawa/

声優の市川治さんが、今年、1月2日にご逝去されていました。僕の世代的に言えば、長浜三部作の敵司令官…特にハイネル。仮面ライダーの声を当てられたりもしていましたね。あと「マクロス」のゴル・ボドルザーなんかでしょうか…。日本アニメの黎明期を支えてくれた恩人ですね。ご冥福をお祈りします。

…で実は、去年の暮れにこれ見つけて買っていたりして(DVD-RAMに収めていたんですけど、データ欠損しちゃって…)中身をポツポツとチェックしていた所だったんで、ちょっと驚いたというか…「あっ」と声が漏れたというか。そんな感じなんですが。多分、市川さんのアニメ初主演作だと思うんだけど…違うのかな?(汗)
日本のTVアニメの草創期は「鉄腕アトム」、「鉄人28号」、「エイトマン」の三作品が強力に牽引して行くことで築き上げられ、その後の隆盛につながって行くわけですが、この「スーパージェッター」はその「エイトマン」の直系とも言うべき存在ですね。それは単純に後番組、同じTCJ(現・エイケン)作品、というだけではなく「エイトマン」のSFとしての質の高さを引き継いでいたと思います。…個人的には“緻密さ”において「エイトマン」の作品レベルは異常と言ってもいい程高く、「アトム」や「鉄人」もそこはとても及ばない部分という感想を持っています……まあ、こう言うと「ちょっとまて!」と言われそうというか(汗)ここらへんは色々議論の余地があるんでしょうけどね(汗)



…で「エイトマン」の話は、またの機会にするとして…w「スーパージェッター」の話に戻りますが、この当時「スーパージェッター」の脚本陣の名前を挙げていきますと…加納一朗(主題歌の作詞も)、筒井康隆、半村良、豊田有恒、辻真先、山村正夫…と。

ちょっとすごい名前が並んでいるワケですw

まあ、昔だから…って話もあるかもしれませんが「『スーパージェッター』の質は高い」と言う話が、ネームから得心するものがあるんじゃないかと思ったりwちなみに音楽は山下毅雄さんで、解説書読んで驚いたんですが、1話1話毎回全部BGMを作っていたという……どんなだよ!w
また副題にある「未来から来た少年」というその“未来感”は市川さんの声質に拠るところが大きいですね。高くハキハキと喋る迷いのない雰囲気は「スーパージェッター」という作品のカラーを決めたと思います。
あと流星号の機械の健気さというか、妙に生物的な雰囲気は、その後の「新造人間キャシャーン」のフレンダーの“前のフレンダー”というか…かなり人気があったみたいですしね。ものすごく頑丈なボディのはずなのに、すごくぐにゃぐにゃ曲がって生き物みたいに動くんですよね……あれが30世紀のテクノロジーって事でしょうか…w


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