昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

ミュージカルへの招待~オペラ座・・・

2010-11-29 | 映画・演劇・ドラマ
名古屋のイルミネーションを紹介した日・・・

ミュージカルというものを観た事がないという母を連れて
劇団四季の「オペラ座の怪人」を観に行ってきました。




【クラウンホテル:四季にて】
ラザニア・ブロッコリーとカリフラワーの蟹あんかけ
ヒジキの春巻き&沢蟹のから揚げ
チキンのトマトソースチーズ焼きを
チョイス~♪ 
 念願の?「オペラ座の怪人」!
実は、今まで二度のドタキャンをしています。
ロングランをしているのでいつでも観に行けると
いう気持ちでいました。
しかし、とうとう来年1月には千秋楽ということで
慌てて、叔母と妹も誘い出掛けました。

まずは、劇場の前のホテルでランチです~!(笑)
足腰が弱くなり、なるべく歩く距離を減らすため
すぐ目の前にあるレストランにしました。

このレストランは入り口は、ごく普通のビジネスホテル
ですが、夜は本格的な和食の楽しめるお店です。
ランチは、自分の好きな小鉢を4種類選んで
平日ならなんと850円(土日は1000円)ご飯、お味噌汁
コーヒーはお変わり自由でデザートもちゃんとあります。
テレビにもたびたび出演される料理長のお店だけあって
とても美味しい~!

さて、いよいよ劇場へ~!




初めて劇団四季の公演を見たのは、今から○十年前。
前田美波里さん浜畑賢吉さん主演の『コーラスライン』でした。
前田美波里さんの姿に目が釘付けとなったのをよく覚えています。
舞台に立っただけで人の目を惹きつける容姿は、まさに天職だと思わずに入られませんでした。
何度となく、四季の公演を観て来ましたが、初めての『オペラ座の怪人』体験にワクワクしました。




劇団四季は、年間3,000ステージ超、俳優・スタッフ700名以上を有する日本最大規模の劇団です。
1953年の劇団創立以来、海外ミュージカル作品の上演だけでなく
オリジナルミュージカルも人気を集めています。
日本にミュージカルを定着させた劇団といわれます。
演劇を観に行くという文化がまだまだ定着していない日本において
自ら劇場をもちロングランさせることによって、役者が劇団の仕事を生業とすることで
生活していけるようにした最初の劇団という功績はとても大きなものだと思います。




サラ・ブライトマンの名を一躍世界に広めた作品としても有名なこのミュージカルについて
なにも言うことはありません。(笑)





この作品を魅力的なものにしているひとつの要因に
舞台がオペラ座だということがあるのではないでしょうか。
舞台の上で繰り広げられる舞台・・・

オペラ座という美しくも謎に満ちた空間で
繰り広げられる物語に、いつの間にかあの
パリのオペラ座にいるような錯覚を覚えます。

先日たまたま観たBSジャパンの
2時間番組の再放送「オペラ座は生きている
~世界が喝采!伝説の劇場のすべて~」
牧瀬里穂がオペラ座と、オペラ座とともに生きる
パリの街をナビゲート。
美しく舞うバレエダンサーの舞台裏での稽古を
はじめ衣裳部屋、舞台装飾、オペラ座そのものの
建築、絵画…とあらゆる面から取材した見応え
たっぷりの番組・・・
この番組を思い出しながらながら観ていると
ますますオペラ座という
場所に吸い込まれていくようでした。

『オペラ座は生きている~世界が喝采!
伝説の劇場のすべて~』

この番組の最後で専属の消防隊の人が
言った言葉がいつまでも耳に残りました。
「オペラ座の地下水路は迷路のように
なっていて、入り込むと危険なため
今では鉄格子がはめられ入れないようになって
います。しかし、今でも叫び声やうめき声が
聞こえてくると言われているんですよ。」
・・・・・・・ 
     

     このオペラ座の入り口まで行ったことがあるのに~
     あ~その日演じられていたバレエ・・・
     観てこればよかった!

     

     パリ・オペラ座についてもっと知りたい方には
     こちら↓の映画がお薦めです。
     昨年公開された『パリ・オペラ座のすべて』
     (こちらのサイトで予告編がご覧になれます。)






ミュージカルを観終わった後
ゴージャスな余韻を楽しみたくて
JRセントラルタワーズの52階にある
『ジーニス』でティータイム~♪


 【52F:スカイラウンジ・ジーニス】
 

どれも食べたい!


【この日選んだのはカシスムース】

ケーキセットを頂きながら
名古屋の街を見下ろす優雅な時間を
過ごしてきました。




【スカイプロムナードのクリスマスツリー】




この日は季節はずれの黄砂が舞い、まだ明るいはずの景色が
ぼんやりと霞んで幻想的な雰囲気でした。
まるで天空の城にいるようでした。



~~~JRセントラルタワーズ・ライツプロムナード2010~~~



前回アップしたかわいいクマさん達は、 夜になるとこんな風にキラキラ光っています。

最後までお付き合いくださってありがとうございました。 


クリスマス物語 ~in Nagoya~

2010-11-25 | 小さな旅の思い出


11月の第2土曜、ちょっと用事があって名古屋に行ってきました。
もう名古屋の街はすっかりクリスマスモードになっていました。

クリスマス気分が盛り上がるアルバム『クリスマスソング~オルゴールコレクション』はこちら



【ライトアップされたJRセントラルタワーズ&ミッドランドスクエアのブリリアントツリー】

今年のミッドランド スクエアの商業棟B1Fアトリウムに飾られた高さ約9mのクリスマスツリーは
世界的にも注目される切り絵アーティスト・蒼山日菜さんとのコラボレーションです。
眩く輝くようなツリーには 切り絵をイメージしたシルバーの蝶が飾り付けられていました。

オフィス棟41Fスカイロビーでは、ミッドランド スクエア ブリリアントクリスマスのために
制作されたオリジナル作品のパネル展も同時開催されています。
優美で繊細な流れるような曲線が描く世界が、鋏ひとつで作り出されるとは
驚き以外の何物でもありません。

蒼山日菜さんの繊細で華麗な作品の世界はこちら

 





JRセントラルタワーズ2階のタワーズテラスと1階のタワーズガーデンでは
「ライツ・プロムナード2010」 ~光と音の共演 ~森の仲間とともに~が開催されていました。
光の点滅や色の変化するイルミネーショョン、そしてかわいい森の動物達に癒されました~♪




    

【昼間のガーデンテラス~小ぐま達のすました顔がかわいい!】






高島屋1Fのジュエリーコーナー横には、クリスマスツリーに囲まれた
ドイツ製のアンティークのメリーゴーランドが登場していました。
残念ながら乗ってみることは出来ません!







タワーズプラザレストラン街12階 プラザ広場には
高さ7mの大型ツリーが登場していました!
流れ星とたくさんの星がツリーを彩っていました。








さて、どっぷりとクリスマス気分に浸かってしまって
夢見心地ではありましたが、まだまだ11月です!
さあ、年末に向けてもうひと頑張りしなくちゃね~。

しつこい風邪ともやっとサヨナラして、体調も戻ってきました。

日増しに寒さが増していまが、皆さんもお体にはくれぐれもご注意くださいませ。

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました♪






いい夫婦してますか?~この日に食べたいお饅頭・・・

2010-11-22 | 思いつくまま・・・
【お菓子でできた椿】

10月最後の金曜日 地元で毎年開催されるに行って来ました。
この地域で生産されている見本市のようなものです。

お目当ては その中で開催されている菓子まつりです。
工芸菓子の展示や お抹茶と栗きんとんをいただけるお茶席。
そしてこの地の銘菓が2割引以上で販売されるとあって 毎年大変な賑わいを見せています。





工芸菓子とは山水花鳥などの自然風物を写実的に表現した まさに芸術作品です。

その始まりは江戸時代の元禄~享保の頃、大奥で鑑賞された「献上菓子」なのだそうです。
明治時代になり 白砂糖が輸入されてから打ち菓子や有平糖に色や形を加えるようになりました。
その後、京都を中心とした和菓子職人が技術を磨き、現代のような工芸菓子が作られるようになったのだそうです。

現代の工芸菓子の材料・製法は多岐にわたりますが 一般的には「雲平生地」という砂糖10に対して
餅粉(寒梅粉)3を混ぜて練り上げた生地を用います。
例え小さな作品でも、製作者に幅広い知識や洗練された技量がないと鑑賞に値する作品は出来ません。

原寸大につくられた花や鳥などの作品がずらりと並んでいる様子は圧巻です。








ところで 今日11月22日はいい夫婦の日とされています。
先日もこんなニュースを目にしました。

「友和・百恵が5年連続首位 明治安田「いい夫婦の日」調査」

  

【庭の菊とホトトギス】

 

         11月22日の「いい夫婦の日」を前に、明治安田生命保険は17日
        夫婦をテーマにしたアンケート結果を発表した。
        三浦友和さんと山口百恵さん夫妻が5年連続で首位になった。
        三浦さん夫妻は40-50歳代の圧倒的な支持を集めた。
        2位は木梨憲武さんと安田成美さん夫婦 
        3位は江口洋介さんと森高千里さん夫婦で
        ともに20-30歳代の支持が集まった。
         食道がんを克服した桑田佳祐さんと原由子さん夫妻は4位で
        昨年の6位からランクアップ。
        病気を2人で克服した姿が好感されたようだ。
        年の差夫婦として知られる高橋ジョージさんと三船美佳さん夫妻も
        昨年の10位から大幅に上昇し5位に入った。

             【理想の有名人夫婦のアンケート】
                1三浦友和・山口百恵
                2木梨憲武・安田成美
                3江口洋介・森高千里
                4桑田佳祐・原由子
                5高橋ジョージ・三船美佳
                6唐沢寿明・山口智子
                7名倉潤・渡辺満里奈
                8宇崎竜童・阿木燿子
                9イチロー・福島弓子
                10佐々木健介・北斗晶
                11山下達郎・竹内まりや


いかがですか?
あなたの理想としているご夫婦はこの中に入っていましたか?

友和さんも燃え産後夫婦も素敵ですが 個人的には 宇崎竜童氏と阿木耀子ご夫妻 
松任谷正隆氏とユーミンご夫婦が素敵だなって思います。
そして 天皇皇后両陛下もとても素晴らしいカップルでいらっしゃるのではないでしょうか。

ロイヤルカップルといえば 英国のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの婚約が発表されました。
だれもが憧れるような素晴らしいご夫婦なっていただきたいものですね。







地元の銘菓に「めおと栗」というのがあります。
普通の栗饅頭の5個分(手のひらに1個しか載らない)くらいの大きな栗饅頭です。

中には 「夫婦:めおと」に見立てた大きな栗が丸ごと2個入っています。

この『いい夫婦の日』に 仲良くふたりで召し上がられては如何でしょう。






最後までお付き合いくださって ありがとうございました♪




里におりた真っ赤な秋・・・・

2010-11-20 | 四季折々のひとりごと
日増しに冬色が濃くなり 山を染めていた紅葉も里におりてきました。




近くの公園の紅葉も 真っ赤になり 旧中山道を歩く人の目を楽しませてくれています。





こんな曲を聴きながら のんびり公園を散歩~♪
ジャズ界トランペットの貴公子クリス・ボッチとあのスティングの競演です!


※左下の四角をクリックするとフルワイドでご覧になれます。



ここは公園として整備される前から お稲荷さんや天神様が祀られている丘です。
小学生の頃は かくれんぼや鬼ごっこ
高校生になってからは お弁当を食べにきたり デー○をしたり・・・(笑)

それなのにこんなに紅葉が綺麗な場所だったなんて
ブログを始めてから知りました。

今まで何処を見て歩いていたんでしょう!




畑の脇の姫リンゴも真っ赤になりました。

このところインターネットの接続状況がうまくいきません。
PCのせいではなさそうなのですが・・・

実は 私もこのところお出かけ続きで風邪をこじらせ やっと回復してきたところです。

皆さんも 体調管理にはくれぐれもご注意くださいますよう。

今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。



ちょっと寄り道~小野の滝・妻籠宿 そして赤飯饅頭・・・

2010-11-15 | 小さな旅の思い出

【中山道 妻籠宿 200年続く旅籠;松代屋】



赤沢自然休養林の紅葉を楽しんだ後 こんなところに立ち寄りました。


【木曽八景:小野の滝】

国道19号線のすぐ脇にある滝です。
何度と無く通っている場所なのですが
初めて車を停めて 写真を撮って来ました。

 
【中仙道六十九次 上松】

    左上の氷柱の様に描かれて
   いるのが「小野の滝です。
   大胆な構図と表現方法には
   驚かされますね。
 
広重・英泉の合作である中山道六十九次の
浮世絵に描かれている上松は 
この小野の滝の絵です。

かつてここを旅した戦国時代の武将で
歌人でもあった細川幽斉は「老の木曽越」
のなかで「木曽路の小野の滝は 布引や
箕面の滝にも をさをさおとらじ 
これほどの物をこの国の歌枕に
とは いかにもらしける」と手放しで
誉めています。

また長野県歌「信濃の国」の作詞者として
有名な詩人浅井洌は この地を訪れて

ふきおろす 桧の嵐も音たえて
あたりすずしき小野のたきつせ

と歌を詠んでいます。

~観光案内板より~
 

 それなのに・・・
な~んと明治42年には この真上に
鉄道が開通したのです。
そしてこの後 すぐ前に国道が走る
ことになりました。
木曽川沿いに山が迫っているこの地では
他に線路を走らせる場所がなかったのでしょう。

 
  

 


木曽路はすべて山の中である。
あるところは岨づたいに行く崖の道であり
あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり
あるところは山の尾をめぐる谷の入口である。
一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。
東ざかいの桜沢から、西の十曲峠まで、木曾十一宿はこの街道に添うて
二十二里余に亙る長い渓谷の間に散在していた。
道路の位置も幾度か改まったもので、古道はいつの間にか深い山間に埋もれた。
名高い桟も、蔦のかずらを頼みにしたような危ない場処ではなくなって
徳川時代の末には既に渡ることの出来る橋であった。
~島崎藤村 『夜明け前』より~




このすぐ近くに 江戸の町並みの姿をそのまま残す妻籠宿があります。

妻籠宿は 中山道42番目の宿場であり 蘭川(あららぎがわ)東岸に位置しています。

文明開化を経て中央本線が敷かれることになり 国道が走り
開発の波によって昔の面影をなくしていく宿場町が多い中
妻籠から馬籠にかけての部分はその交通ルートから離れてしまったため
「山の中に置き去りにされた」形になりました。
しかし それが幸いして 今も当時の姿を残す観光地として賑わいを見せることになりました。


【妻籠宿:旅籠いこまや】

経済成長に伴い全国の伝統的な町並みが姿を消してゆく中
いち早く地域を挙げて景観保全活動に取り組んだことが評価され
1976年 国の重要伝統的建造物群保存地区の最初の選定地の一つに選ばれたのです。



 【妻籠宿の中にある現役の郵便局】

   
【脇本陣:奥谷1877年の建築】

歴史資料館・妻籠宿本陣を併せた南木曽帳町博物館にある妻籠宿の脇本陣です。
庄屋・問屋を代々務めた林家の旧宅を資料館として公開されています。
それまで「木一本 首ひとつ 枝一本 腕ひとつ」として
自分の山でありながら 幕府の管轄下に置かれ 切り出すことの出来なかった木曽桧。
明治の世になり 漸く自分の山の木を使って家を建てることができるようになりました。
それまでの鬱憤を晴らすかのように 御禁制だった木曽桧がふんだんに使われた建物になっています。

今建築中の名古屋城本丸御殿の高さが12mであるのに対し この奥屋は13mの高さがあるのです。

そしてこの家は 藤村の初恋の人で後に林家に嫁いだおゆふさんの嫁ぎ先でもあります。
座敷の鴨居に掛けられた額には おゆふさんが70歳のときに 藤村先生から贈られたという
「うてや鼓」の書が掲げられています。
この書を贈った数ヵ月後に藤村先生は亡くなられ
最後の直筆の書とされているそうです。

  

 
 うてや鼓
島崎藤村
 
 うてや鼓の春の音
 雪にうもるる冬の日の
 かなしき夢はとざされて
 世は春の日とかはりけり
 
 ひけば濃染の春霧
 かすみの幕をひきとぢて
 花と花とをぬふ糸は
 けさもえいてし春柳
 
 霞の幕をひきあけて
 春をうかがふこと勿れ
 花咲き匂ふ陰をこそ
 春の臺といふべけれ
 
 小蝶よ花にたわむれて
 優しき夢をみては舞ひ
 酔ふて羽袖もひらひらと
 はるの姿をまひねかし
 
  のはねのうぐひすよ
 梅の花笠ぬひそへて
 ゆめ静かなるはるの日の
 調を高く歌へかし

 


鉄道や主要幹線道路から外れてしまったことが 今になって有難いことになるとは
誰も思わなかったことでしょう。



ところで これは何だと思います?

  
【目玉親父が並んでいるよう・・・】       【割ってみると 中からご飯が!?】

旦那様が子供の頃よく食べたというお饅頭です。
急にまた食べたくなったというので 妻籠宿から近いJR南木曽の駅前にあるお店に寄ってみました。

小豆餡(あん)の代わりにほんのり甘い赤飯が入った『赤飯饅頭』です。
素朴な味で お菓子というよりパンのような感覚で食べられる不思議なお饅頭です。

長野ではお祝いのときに食べられるお饅頭として ポピュラーなものなのだそうです。
 


最後までお付き合いくださって ありがとうございました。