昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

爽やか信州~安曇野めぐり その2~

2015-07-31 | 小さな旅の思い出



大王わさび農場を後にし、時間は少し早いけれどお昼ご飯にすることにしました。

北アルプスをバックに広々とした田園風景が続きます。

点在する木々は屋敷林。


~車窓から  ~

この辺りは、まるで「犬も歩けば 蕎麦屋に当たる!」

そこかしこに美味しいお蕎麦屋さんがあります。

一軒づつ順番に訪ねてみたいくらいです。

今回は穂高駅からほど近い ここ

一休庵

  

蔵造風の店構えで落ち着いた雰囲気の店内



左はとろろ芋にそばつゆを入れて食べるんです。




お蕎麦はもちろん美味しいけれど、やっぱり安曇野

わさびも美味しい!

このお店、アルプスわさび蕎麦というわさびの茎があったのですが

次回挑戦することにいたしましょう。

ひとつだけ・・・

大盛りを頼んだ夫が

「う~ん・・・大盛りにはわさびも大盛りにして欲しいよな~」

お腹もいっぱいになり、お昼寝したいくらいですが

予約を入れてある次の場所へ出発です。

車で約20分ほど安曇野沓掛の駅近くのガーデンに到着です。

  

アルペンローゼの主力商品となっているナチュラル化粧品「ラ・カスタ」のブランド・コンセプト

「植物の生命力と癒し」にちなんだガーデンです。

自然のエネルギーを五感で感じ、心豊かに健康で明るく元気になれる

「人と自然との共生」の思いも込められてるのだそうです。

北アルプスを間近に眺められる展望台やショールーム

自分だけの香りをつくる「香りの手作り体験工房」も併設されています。

ラ カスタ ナチュラルヒーリングガーデン



一歩足を踏み入れると、季節の花の咲き乱れる

完璧ともいえる庭が広がっていました。



回遊式になっていて、順路に沿っていくと

白樺も植えられていました。

暫くいくと見えてくるのはまるでどこかのお屋敷のような展望塔のある建物が見えてきます。



ここのシンボルマークにもなっているだけあって
様々な種類のエキナセアが咲いていました。



庭中に花やハーブのいい香りが漂っいています。

庭を流れる小川の水があまりに綺麗でビックリ!

これも北アルプスの雪解け水が伏流水となり湧き出たものだそうです。



向こうに見える小さなお店は

天然のハーブティーやソーダ、ジュースなどを販売しています。

早速、ローズヒップソーダを頼みました。

肌の新陳代謝促進、美肌・美白効果、ホルモンバランスを整える
老化防止、生理痛・生理不順の症状緩和
免疫力アップによる風邪や感染予防・健康促進などの効能のある
ローズヒップです。

飲んでいるうちに、綺麗になってきたような気分~(笑)

一日100名という入場制限があるので、お出かけの際には

電話かネットで予約を入れてくださいね。

以前、松本駅でみたオープンのパンフレットを見たときから

行ってみたいと思っていたガーデン・・・

手入れは大変だろうけれど、こんな庭のある家に住んでみたいものです。

さて花の姿や香りに癒されたところで、次の癒しの空間へ出発です!








爽やか信州~安曇野めぐり

2015-07-25 | 小さな旅の思い出



名水百選、水の郷、日本の重要湿地500、そして厚生労働省の美味しい 水の条件の7つの項目を
達成した“湧き水の川” 蓼川






三連休の真ん中の日曜日、安曇野まで出かけてきました。

早朝に家を出発、北へと車を走らせました。

最初に立ち寄ったのは大王わさび農場です。


北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にあり

広さは東京ドーム11個分(45,000坪)の

日本最大規模のわさび園です。


年間を通し、平均13度という北アルプスの湧水が

毎日12万トンもの畑全体から湧き出しているそうです。



地図で見てもご覧のとおり

網の目のように川が流れているのがわかります。

もともとは草の生い茂る原野だったところを20年という歳月をかけてわさび農場にしたのだそうです。



広いわさび園は無料で開放されていて、公園のように整備されています。



寒冷紗の下を覗くとたくさんのわさびが並んでいました。

散策の途中には水に触れることのできる「親水公園」がありました。

水に足を入れると

冷たい!!

すぐに足が痛くなってしまうほどで、長く入ってはいられませんでした。

とても暑い日ではありましたが、川面を渡ってくる風はひんやりと気持ちいい~♪



大王わさび農場の大王とは敷地内にある大王神社に由来しています。



この神社は民話に登場する八面大王

の胴体が埋葬されているのだとか。



神社にかけられている大きな草鞋(わらじ)は大王が履いていたものと同じサイズと伝えられているのですが・・・

一体どんな大男だったのでしょうね~。

すぐわきには

湧水が流れ落ちている場所がありました。

 

右から知恵の水・御神水・美人の水となっていました。

欲張りなので全部飲んでしまいました。

美人の水の由来は八面大王の妻が絶世の美女だったからだとか。

効果はあったかなぁ・・・(手遅れの感ありです・・・苦笑)

この辺りからは北アルプスの姿を眺めることができ、雄大な自然を眺めながら散策が出来ました。


さて、この日の一番の目的は



わさびソフト!


・・・・も美味しかったのですが


この蓼川でボート乗ることだったのです。





最初は皆でボートを漕いで川を溯り

途中でUターンして川の流れに任せてゆっくりと下ってくるのです。

ボートの端に座って川の中に足を下します。



水の中で細い緑のリボンのような「ミクリ」がゆらゆらと揺れていました。


綺麗な水の中にしか育たない植物なのだそうです。

こういう場所にいると時間がゆっくりと流れていくようです。

そろそろおなかも空いてきたので

次の場所へと向かったのでした。






馬車に乗って 

2015-07-16 | 小さな旅の思い出




毎日蒸し暑い日が続いていますね。

梅雨だというのに近づいている台風も気になるところです。

被害の無いことを願うばかりです。

そんな今日この頃ですが、先日爽やかな場所へ行って来ました。



ブログでも度々取り上げている木曽馬の里で馬車に乗ってきたのです。

  

戛々(かつかつ)と蹄の音を響かせてゆっくりと駆ける馬の引く荷台に乗り

時折カッコウの鳴き声が聞こえてくる中

白樺に囲まれたソバ畑の中を行くと、どこか違う国にでも行った気分になりました。



荷台からパノラマで写真を撮るとこんな感じです。


ちなみにこれはわたしではありません・・・妹です。

そういえば馬車に乗ったのは生まれて初めてかもしれません。

昔読んだ 赤毛のアンの世界にいるようでした。

自動車の無い頃はこんな風にのんびりと移動していたのですよね。

ソバ畑に真っ白な花の咲く頃にもまたやって来たいと思ったのでした。



そしてこの間の日曜日、行ってきました~!(笑)





見事でしょう?


ほんの少しの時間ではありましたが、疲れた体と心をリセットさせてくれました。

四季折々、訪ねるたびに元気を貰えるお気に入りの場所なのです。




梅雨の雨間と七夕の夜

2015-07-09 | 菜園日記


七夕の夜、雨の音がしなくなり

ひょっとしたらと思って表に出てみると

星空が広がっていました。

梅雨の最中の7月7日

晴れたことなどここ何年も無かったように思います。

お話の中のことですが、ちょっと嬉しい気持ちになりました。

星空を見上げていると、す~っと何かの動く気配がし

そちらを見てみると、蛍が飛んでいました。

今年三度目の出会いです。

こんなに環境が変化しているというのに

頑張って光ってくれているのを見ると
なんだか元気づけられます。



梅雨のこの季節、雨が止むと慌ただしい事この上ありません。

  

タマネギの収穫に始まりジャガイモの収穫が続きます。

 

今年も子供たちが幼い頃に使っていたプラスチックの橇(そり)が大活躍です。

掘ったジャガイモを橇に乗せて、土の上を滑らせて運びます。

半分に切ったキタアカリの種芋からできた苗に、おおよそ8~10個のジャガイモが付いていました。

単純に考えると8kgの種芋がたった3か月ほどで約144kgに増えたことになります。

これだけあれば、3件分(妹の家と息子の所の分)の一年分になるでしょう。



剝くのが面倒な小さなお芋は皮つきのまま煮っ転がしになりました。  

掘るときにうっかり傷を付けてしまったお芋は

収穫を祝ってのハートのコロッケに変身です。



サツマイモの苗も植えつけました。

  

今年は上手い具合に雨が降ってくれて

水遣りの手間がかなり省けて助かりました。

 

トウモロコシも綺麗に花が出そろい、雌花のひげも見え始めました。

 

モロッコインゲンもワサワサと実っています。



昨年はたったの十数さやしか採れなかった枝豆の「おつな姫」も今年はご覧のとおりです。



丸莢インゲンも大量に収穫中!

コガネウリも早々に実ってくれました。

夏野菜の代表キュウリと茄子も

 

毎日この通りです。




 



ピーマンにトマトも少しづつ収穫量が増えています。
  

一時は枯れてしまうのではと心配した小玉スイカも

地面が見えないほど茂り





一昨日、一つ目のスイカを収穫しました。

お盆のお供えに使うので、食べるのはもう暫く先です。

真っ赤な果肉になっていますように・・・



ズッキーニも沢山採れました。

  

          キウィ                里芋              ゴーヤ



カボチャはまだまだ赤ちゃんです。



ブラックベリーも熟し始めました。

夏野菜の収穫が始まったというのに

ここ数日5月の陽気だとかで、肌寒いくらいです。

近所のおばあちゃま達の立ち話を聞いていたら

炬燵を点けたとかストーブを点けたとか聞こえてきました。

そんな雨の中でも野菜たちは元気に育ってくれています。

再来週あたりには梅雨明けとなるでしょうか。

雨が上がるのは嬉しいのですが、夏の陽射しが燦燦と照りつけるようになると

草が猛烈な勢いで茂るようになるでしょう。

今からため息が出てしまいそうですが

雨間を見つけては草取りに精を出したいと思います。

皆さまも天候不順な折り、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さいますよう。







カッコウの鳴き声と 遠い記憶の中の おきなわ

2015-07-01 | 言葉あれこれ
先日、かっこうの鳴き声の聞こえる場所に出掛けました。

その時の様子はまた後日お話したいと思いますが


今日はカッコウの鳴き声を聞くと思い出す場所のお話です。




森の奥から聞こえてくるカッコウの鳴き声。

夏の別荘地にでもいる様な気持ちにさせられる方も多いかと思いますが

記憶の中にあるのその場所は 開墾


開墾(かいこん)とは、山林・原野を切り開いたり

池沼・海面を干拓して耕地へと地類を変換すること[wikipediaより]です。



幼い頃、母の実家はいくつかの開墾と呼ばれる畑を持っていました。

戦中戦後の食糧難の時代に原野を人に頼んで開拓し

そこで野菜を作っていました。

その中のひとつに、夏に行くといつもカッコウの鳴いている開墾がありました。

おぼろげな記憶を辿るとそこは

小高い丘に囲まれた原野の一画、まるでアメリカ映画でみた牧場を小さくしたような風景でした。

夏休みになると標高が高く涼しい地にある母の実家へ何日も泊まりに行っていました。

畑仕事に付いて行っては、従兄妹たちと花を摘んだり虫を見つけたりして

辺りを駆け回っていました。

お茶とお菓子を持ってまるでピクニック

それは楽しい時間でした。

森の奥の方からは

カッコウ  カッコウ

と鳴き声がいつも聞こえていました。

帰りには車に一杯のキュウリやナス、トウモロコシや大きなスイカを積んで帰るのです。

まるで宝島・・・映画「となりのトトロ」の

おばあちゃんちの畑でのメイちゃんのような気分だったように思います。

帰ってから、おばあちゃんの茹でてくれたトウモロコシを食べ

西瓜は井戸で冷やして食べたものです。

今ではその場所も住宅地となり、当時の面影は全く無いのだそうです。



その開墾の事を、母は おきなわ と呼んでいました。

どうして おきなわ なのかと聞くと

知らないといいます。


どうしてかと思ったことも無かったの?

そう聞くと、そんなことを考えていられる時代じゃなかったというのです。

ものすごく遠いという意味なんじゃない?とか


昔、沖縄から来た人が住んでいたからじゃない?とか

散々聞いてみましたが、 知らないという言葉しか帰って来ないのでした。




先日、叔母に合った時の事。


「そうそう、昔 おきなわ っていう開墾があったでしょう?

 どうして、おきなわ って呼んでの?」と聞いてみました。


「あ~あったあった。よく行ったわよね~。」


「えっ??  あれは おきなわじゃなくって おひなば だってば。」


「え~~~っ!」


母曰く

「そんな名前だったかもしれない・・・」


ずっと記憶違いをしていたのか

数十年の間に、違う名前になってしまったのか

本人も分らないとのことでした。


おひなば

どんな漢字を書いたのかと聞くと、叔母も昔の事で

憶えていないとのこと。


ただ、城下町として栄えていた母の生まれ故郷には


お城にまつわる地名いくつか残っていました。

たぶん、おひなばとは


御雛馬と書いたのだと思います。

馬を育てていた場所

今でいうところの牧場があった場所だったのでしょう。

幼い頃、西部劇を見て育った私が

牧場に似ていると思ったのも

間違いではなかったということですよね。

おきなわ・・・・・

おひなば・・・・・

確かに間違えても不思議ではないのですけどね。