昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

コチコチがちがちでも 包丁 一丁で・・・

2011-01-29 | 四季折々のひとりごと
【花水木に舞い落ちる雪たち】

ついこの間、あけましておめでとうございます~!なんて
ご挨拶したような気がしますが、もう1月最後の土曜日なんですね。
皆様、如何お過ごしですか?

毎日の最低気温は、-3~5℃。
寒い日が続いています。
例年に比べて雪の降る回数が多い割りに積雪量は少ない気がします。
ブログを遡ってみると、昨年の今頃には既に「星の瞳」が咲いていたのですね。
今年は、まだまだ先になりそうです。





物置の軒先に、こんな氷柱(つらら)が出来ていました。
こんなになるのも、久しぶりです。
子供の頃、近くにあった水車小屋に長~い氷柱ができていて
学校帰りに、みんなでそれを折って舐めながら歩いてきたことなんかありました。
その頃は、川の水も綺麗だったんですね。



さて、こんな気温の低い日が続いて畑の土もコチコチに凍っているので
畑に行くことも殆どないのですが、少し暖かだった日にゴボウ掘りをいたしました。

種をまいたのは、去年の6月。
…その様子はこちらから
 「芍薬になりたい ゴボウ堀りの話」 

あれから、蕗(ふき)ににた大きな葉が茂り
猛暑で枯れそうになりながらも、年末にはおせち料理に大活躍してくれました。

寒い日が続いて、地面はコチコチがちがちに凍っていても
袋栽培のゴボウは・・・


こんな風には枯れていますが


包丁で袋の横をす~っと切り開き、トントンと土を叩くと、中から


ゴボウが現れました。
あんなに苦労して掘っていたゴボウが、こんなにも簡単に収穫できるなんて夢のようです。


採れたばかりのゴボウは、刻んで水に晒しても水が茶色くなりません。
あくが少なく、柔らかく、香りの良いゴボウです。



     

早速、「きんぴらごぼう」になりました。



    

ほうれん草も、寒さに耐えて甘く柔らかに育ちました。
生のままのほうれん草と、水煮のひよこ豆やキドニービーンズ、生ハム、レタスと一緒にサラダにしました。
(写真がブレていてすみません!)

もうすぐ立春、春ももうすぐそこ。
からだを温める働きのある冬野菜を沢山食べて、元気に過ごしましょう♪




【雪を纏(まと)った南天の実】




最後までお付き合いくださってありがとうございました。

めぐるデザイン  永遠のモダンへの旅…in 京都

2011-01-25 | 小さな旅の思い出
【東福寺:方丈庭園】

日帰り京都の旅でもう一箇所訪れたのは東福寺でした。
ここ数年毎年参拝している伏見稲荷へ向かう途中、隣にある東福寺を横目で見ながら
来年は・・・この次は・・・と思いながら素通りしていました。
やっと、見に行くことができました。



東福寺と言えば、禅寺としては最大で最古の三門
紅葉の名所として名高いな通天橋、そして方丈の市松模様の庭が知られています。

東福寺は臨済宗重複はの大本山であり、京都五山の第四位でもある位の高いお寺です。
鎌倉時代:嘉禎2年(1236)摂政・九条道家によって建立されました。
聖一国師を開山として、19年もの歳月を費やし造営されました。
東福寺の名は、「洪基を東大に亜(つ)ぎ、盛業を興福に取る」と、
奈良の二大寺である東大寺と興福寺にちなんで名付けられたのだそうです。

 
   【通天橋】
このあたりは、紅葉の季節には人で
溢れかえるのだそうです。

かつてこの寺ににあった桜は
花見に浮かれる人々の姿を嫌った
室町時代の僧(明兆)が将軍へ
伐採を請願したのだそうです。
 

紅葉の時期ではありませんでしたが
野鳥が出迎えてくれました。
~調べてみましたが残念ながら名前が
わかりません。
どなたかご存じないですか?~




   

【三門】詳しくは 「こちら」        【本堂】詳しくは 「こちら」 



【経蔵】詳しくは 「こちら」 




方丈庭園(ほうじょう ていえん)にも立ち寄りました。

昭和13年に作庭家である重森三玲(しげもり みれい)によって作庭されました。
四方(東西南北)に4つの美しい庭園を配しています。
釈迦成道を表現し、八相の庭と命名され、近代禅宗庭園の代表として広く世界各国に紹介されています。

方丈とは宇宙を意味し、住職の生活の場でもあったそうです。

           

【南庭】

西方に京の五山にみたてた築山。  蓬莢・方丈・瀛洲(えいじゅう)・壺梁(こうりょう)の四島に見立てた巨石と
砂紋による荒海を大和絵風に表されています。

     
   【北斗七星の庭】
◇西庭
さつきの刈り込みによる大きな市松模様を表現しています。
花の咲く季節に来てみたいものですね。  


◇東庭
東司(とんす・トイレのこと)に使われていた柱石を
北斗七星に並べ、雲文様地割に配し小宇宙空間を表現。 

             

 




そして、今回一番見てみたかったのがここ!


北庭です。
東福寺の紹介されているものには必ずといっていいほど写真のが載せられている庭です。

市松の庭は、作庭以前に南の御下賜門内に敷かれていた石を市松模様に配したもので
通天紅葉の錦織りなす景観を借り、サツキの丸刈り、苔地の妙が調和するという
南庭とは逆に色彩感あふれる空間となっています。

昭和初期のモダンデザインを具現化しているとして、外国からの見学者の多い庭でもあります。

フランスの幾何学模様に刈り込まれた庭園を、思い浮かべ
斬新で素晴らしいと評価の高い庭に暫し見入っていました。

市松模様になぜ市松と言う名がついているのかというと
江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が舞台「心中万年草」で小姓・粂之助に扮した際
白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し
着物の柄として流行したことから「市松模様」・「市松格子」などと
呼ばれるようになったのだそうです。
そのため、家紋や名物裂など江戸時代以前から存在するものは石畳模様と呼ばれます。



家紋と言えば、ルイ・ヴィトンが日本の家紋を見て「モノグラム」をデザインしたことは有名な話です。





ルイ・ヴィトンが最初に有名になったのは、「ダミエ」と言う黒と茶のチェッカー(チェス盤模様)
日本語で言う市松模様です。

その後発売された白とグレー「ダミエ」は

   

この襖のデザインにとてもよく似ていると思いませんか?


【桂離宮:松琴亭】

東福寺の方丈の庭を作庭した重森三玲(みれい)の名は、フランスの画家ジャン・フランソワ・ミレーにちなみ
本人が改名したものなのだそうです。

そして、彼の自邸は庭園美術館として公開されており
その中には、桂離宮を髣髴とさせるデザインがあるのだそうです。

彼の目指した「永遠のモダン」・・・
いつの時代にも、新しいと感じられるデザインは
ずっと昔から日本の美意識の中にあったのだということなのでしょう。








 
【京ばあむ】
京都の新しい和洋折衷スイーツ!
~抹茶豆乳バームクーヘン~「京・ばあむ」をお土産に買いました。

抹茶の大好きな姪は大喜び。
今、抹茶味は女子高生の間でも
大人気なのだとか。

http://www.otabe.co.jp/item/baum.html


今日も長々とお付き合いくらはって、おおきに。ほなさいなら~♪





謎がいっぱい ミステリアスな街・・・in 京都

2011-01-20 | 小さな旅の思い出
【京都駅から京都タワーを眺めて】

日本中何処の都市に行っても、似たようなお店が連なり
徐々に個性が失われつつあるような気がしますが
やはり、京都は特別な街です。
至る所に、神社・仏閣、そして歴史を物語る場所が点在しています。
それだけに街を歩けば、これは何?どうして?どういう意味?と疑問符だらけになります。



 
   【京都駅】 
 京都駅の中央コンコースからホテルグランヴィアに
向かうエスカレータを上がったところに
ある袋小路のような空間も、何で
こんな無駄に思えるスペースがあるの?
と思えば、京都タワーを望むため
だったりします。
暗い色の石の壁に囲まれた空間は
京都タワーを一枚の絵のように見せて
くれています。

出来上がった当時は、賛否両論色んな意見が
飛び交っていた京都駅ですが、こうして見上げてみると
京都の寺社の参道の長い階段を髣髴とさせる
デザインが取り入れられていたりするのです。
そしていつの間にか、京都の風景になって
いくのでしょう。

長い歴史の中で、古き良きものを大切にしながら
新しくなっていく京都なんですね。






毎年参拝にやってくる、ここ伏見稲荷も不思議なものが満載です。
京都が遷都1200年を迎えたばかりだというのに
ここは、今年鎮座1300年を迎えます。
奈良の都を遠く離れた場所に、お稲荷さんがどうして出来たの?
どうして狛犬ではなくて、狐なの?
狛狐の咥えているのは何?
どうして朱塗りの鳥居が沢山あるの?
千本鳥居って、本当に千本もあるの?

何かの番組ではありませんが、
「さてここでミステリーです。」と言いたくなります。

いくつかの謎の答えは、昨年の↓こちらで♪
 続・京都の旅です!~白狐とお稲荷さんのお話…

さて、この鳥居や建物が朱塗りになっているのは、他の朱塗りの神社と同じく
魔除けだとか、農業の神を祭るから朱雀を意味する朱色だとか
色々と説はあるようですが、やはり防腐剤の役目が一番なのだと思います。
そして、鳥居の数は山全体のものをあわせると千本どころか一万本近くあるのだそうです。
(鳥居の数の数え方は、正式には一基二基だと思いますが・・・)
因みに、一本奉納するのに約17万円くらいだとか。

三が日の参拝者数は250万人を超える
関西屈指の初詣スポットです。
神社を象徴する千本鳥居が誘う参道には
眺望が楽しめる四ツ辻や、目の病に
御利益のある眼力社、無病息災に
霊験あらたかな薬力社など
社が点在しています。


   【伏見稲荷】 
 


平成23年にご鎮座1300年を迎える
伏見稲荷大社では奉祝記念の一環として
同じく1300年の歴史を持つ和同開珎を
模した寶守(¥1000)がお目見えしました。
今年限定のお守りです。
限定に弱いんですよね~。
なんだかとってもご利益ありそうな雰囲気です。 




こんな謎だらけの京都のお供にいつも持って行くのがこの本です。


【京都なるほど事典】
京都なるほど事典
著者:清水さとし著
名刹、 神社、生活の様子、しきたり、行事、料理、和菓子…。
奥深い京都の解説書。
◆どうして東寺があって、西寺がないのか
◆東西の本願寺はどうして分派しているのか
◆三十三言動の観音像はなぜ一千一体あるのか
・・・・・から始まって
◆「京都」の地名はどうして付けられたのか
◆京都でいう上ル・下ル・東入ル・西入ルの意味
・・・・などなど~
気になる話題満載です。
な~んだと思うことから、目から鱗の驚き事実まで。
楽しく読める京都案内です。




ところで、話は飛びますが
地名によって色んなイメージが浮かびますよね。
東京の女(ひと)、札幌の女、仙台の女、東京の女
名古屋の女、神戸の女、福岡の女・・・
やはり「京都の女(ひと)」が一番ミステリアスに思えませんか?





子供の頃に聞いたこの歌のイメージのせいかもしれません・・・
えっ!知らない?聞いたことが無い?



今日も最後までお付き合いくらはって、おおきに。ほなさいなら♪




汽笛を聞きに…in 京都 

2011-01-15 | 小さな旅の思い出


先週の土曜日、毎年恒例の日帰り京都の旅に出掛けてきました。
いつものように、ローカル線と蒸気機関車好きの甥も同行です。



 
   【D51】日本を代表する機関車デゴイチ 
 京都駅から然程遠くない静かな場所にいると
何処からとも無く汽笛の音が聞こえることに
気付かれる方も少なくないと思います。
あの音を辿っていくと ここ
 「梅小路蒸気機関車館」に到着します。

     
【C62 通称シロクニ、『銀河鉄道スリーナイン』のモデルになりました♪】     


今から40年ほど前、日本の鉄道開業100周年を記念して梅小路機関区の扇形庫を残したまま整備された開設された施設です。
日本の鉄道の歴史を語る上で重要な蒸気機関車を文化遺産として動態保存することを目的としています。
現在はJR西日本が運営しており、車両基地として蒸気機関車やディーゼル機関車の検査、修繕も行われているそうです。


   【梅小路蒸気機関車博物館】 
入り口の建物は、旧二条駅舎を
移築したものです。
日本現存最古の木造2階建和風駅舎で
平安神宮を模して造られました。
京都市の有形文化財に指定されています。

 




    

真っ黒な大きな車体は、まるで生き物のようです。
蒸気を上げながら汽笛を鳴らし力強く走る姿には、惚れ惚れしますね。
この日も、多くの鉄道マニアや子供達で賑わっていました。



そして、平安遷都1200年を記念して作られた庭を眺めながらの昼食です。



JR貨物梅高知駅の跡地に作られた庭は、現代の造園技術の粋を集めたと言われ
その昔、平清盛の邸宅西八条第があった頃を髣髴とさせ雅な空間となっています。


【朱雀の庭】

 
【京のおばんさい弁当】
 

  





この後いったん京都駅に戻り、次の場所へと移動しました。



京都駅に写る京都タワーが、まるで未来都市のように見えました。
古の都と言われながらも、斬新なデザインものも多い京都は見飽きることがありません。



今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。




ちょっとほっこり 嬉しい気分の新年です…♪

2011-01-11 | 家族のこと
【街角で見かけたパンジーを写真加工してみました♪】

年明け最初の連休を、皆様どんな風に過ごされましたか?
関東は7日まで、関西は15日までが松の内とされるといいますが
この地方は十日恵比寿が終わると、お正月気分も終わります。

年の初めはすべてのことが、一年の計に当たるような気がして
些細な嬉しいことが、佳き年に繋がるような気がして嬉しくなりますね。




   【我が家の紅梅】 
 年の暮れに選定した紅梅の枝を暖かい部屋の
中に活けておいたら、元日早々に花が開きました。

部屋中に広がる梅の香りに、ちょっと嬉しい気分です。






【雪化粧の木曽駒ケ岳】
こんな景色を眺めながら、年末年始の疲れ?を癒しに行こう!と
いつもの温泉へ...みんな揃って出掛けてきました。
心も体もほっかほかです~♪



 そして、今年も何事も無く穏やかに迎えられた誕生日・・・
いつもの事ながら、お正月明けで
幼い頃からおめでたい気分がいまひとつの誕生日ではありますが
旦那様からいつものプレゼント♪
そして、長男達からはキャップに名前が彫ってある口紅を
次男からは、シルバーのペンダントトップを製作したから
近いうちに送るねとのメール&電話がありました。

   

誕生日が待ち遠しい歳ではなくなりましたが
それでもやっぱり嬉しい一日でした。




嬉しいといえば、このところテレビやラジオでたびたび聞かれるこのニュースにも
嬉しい気分にさせてもらっています。

 「子供へ寄付」タイガーマスク運動広がる 「日本も捨てたものでない」と称賛の声



伊達直人と聞いてすぐに「タイガーマスク!」と解るのは、30代後半以上の年齢の方でしょうか。

うちの息子達も、こういうことがさりげなく出来る大人になって欲しいものです。







今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。