60代の女性、久子さん(仮名)からのご相談です。
数人で軽作業をしている会社で真面目に長く務めていました。
そこへある日、二人の女性が入職されました。
その二人はすぐにみんなと和気あいあいと話していたそうですが、久子さんは少し勘が鋭いそうで、
この二人…言葉の中のものが何か普通の感覚と違う気がする、と思ったそうです。
○ヶ月ほど過ぎ、二人の前職が○のお仕事の○○○で、お仕事がうまく行かなくなったからこの会社へ転職してきたということを知り…
それはそれで生活が大変だから全く畑の違う仕事につくのも可哀想に、と思ったそうです。
ある日、久子さんは家の都合ができて、連休を貰うことにしました。
そして連休明けに出勤すると…
会社の空気が変わっていたそうです。
仲の良かった上司、同僚が皆表情が変わり、無愛想になり、キツイ言葉を受けるようになり、空気が冷たくなりました。

久子さんは戸惑い、悩み…
それが何日も続き…
心も体も痩せていきました。
ある時、会社に出入りしている他の会社の女性と街で出会い、その女性から
「あの二人からあなたがみんなの○口を言ってることになってるわよ。私もあなたに○口を言われてると聞かされたけど、あなたはそんな人ではない、と思っていたの」と言われたそうです。
久子さんは驚きました。
真面目に一生懸命働いて来たのに…
そんなデタラメを…
あの二人…
それにしても私の信用より、あの二人の言葉を信じるなんて…
自分は言っていないと上司に話しても全く聞いてもらえませんでした。
それどころか、
「こんな会社だからいつ辞めるの?」とまで言われたそうです。
「もう終わりだわ…この会社にいるのも、私の信用も…と思うと悲しくて泣いて泣いて…でも働く場所は無いし…」と話してくれました。
なんて卑劣

そして人から聞いた○口をそのまま信じる人達もおかしい。
今までの彼女を見たら、嘘で操作されてるのがわからないのかしら?



それからしばらく久子さんの心の詰まったものを聞いていました。
すると
「こうやって話をしたら我慢していた感情を出せて良かったです」と話してくれました。
でも…悲しさや悔しさのキズはもうしばらくかかるのです

お話をして…
これから先のことを決めて行くことにしました。
あのお二人は…持っているものが危ういものなので離れた方がいいこと。
次の犠牲者も準備されていること。
「次の縁を結びましょう
○縁はバッサリ切れば新鮮で気持ちの良い縁の糸の先っぽが風に乗って飛んできますよ」と話しました。

はい、バッサリ切りました。
少し休むことにしました。
そして図書館へ本を借りに行くことにしました。
借りて外に出ると清掃の人と通りかかりの人が道を聞いていました。
清掃の人が答えられないようでしたので、久子さんが変わりに答えて、道を聞かれた人はその場所へ行くことができました。
清掃の人から
「ありがとうございます」と言われて、
「いえいえ、たまたま知っていたので」と会話していると、ふっと
「あの…お仕事募集していないでしょうか?」と口から出て、
「してますよ、良かったら会社に聞いてあげますよ」と言ってもらえました。
そして久子さんは無事清掃員として現在働いています

人が言った言葉から、湧いてきた自分の感情をそのまま信じ過ぎてはいけません。
そして言った人を一緒に信じ過ぎてもいけません。
良き世界で仲良く、静かに、穏やかに助け合いながら暮らしたいと思わない残念な人々は何を言ったら他人を操作できるかよく知っています。
自分の芯を守ってくださいね。
柔らかくて、傷つきやすくできている心であってもその本質は“魂”と言う神仏と繋がる領域で、作られ守られているのですから


