セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

喪脚記 その5 素人の医学的所見

2022-06-01 23:11:00 | 生活

右足のふくらはぎの筋膜の下の肉数センチを切り取る手術はもうのべた。密集した肉の固まりが血液の流れを阻害して血栓ができやすくなっているので肉を削るということである。しかしカテーテル手術の失敗の結果、そのふくらはぎ含めて右脚は切断される予定なのでその手術は本当に必要だったのかと疑問が湧いたのは先に書いたとおりである。

でもこれから言いたいのはそのことではない。たしか40代の時職場の健康診断で酷い高血圧だからすぐ医者に行きなさいと言われた。それ以来職場近くの医者や住所近くの医者に通った。そこでは必ず降圧剤を処方された。でも今考えると、降圧剤を処方するよりなにが高血圧の原因かを調べる方が重要ではなのかと思う。確かに検査には費用がかかる。でも一生死ぬまで降圧剤を飲み続けるのも膨大な医療負担だ。


喪脚記 その6 第二日赤十字病院


僕が今入院してるのは八事にある第二赤十字病院だ。人生で入院したのはこれが初めてだ。しかも4月29日から数えるとこれを書いてる今6月1日では1ヶ月以上たっている。もう少しここにいてさらに別の施設に移る予定だ。と言っても重体というわけでなく、切ったあともきれいにふさがっているしリハビリ活動もしっかりできているとのことで、順調に回復してるといえる。

入院生活についていうと時間感覚がおかしくなる。何時間もたってと思ってもまだ1時間ぐらいしかたっていない。病室に時計が無いからかもしれない。別に時計が禁止されているわけでもない。スマホを見れば時間はわかるし、テレビをつけて時間を知ることができる。ただふと見る時計がないためつい感覚だけの時間になってしまう。

次に3食の食事はうすあじだ。ラーメンや握り寿司が恋しくなる。量が多くないせいか毎回完食している。

第二赤十字病院の看護婦は美人が多い気がする。もっともマスクで顔の半分は隠れているが。ハードな職場のため体力のある若い人が多いから美人が多いと思ってしまうのかもしれない。あえて思い込みをもう一つ加えると、最初に入った救急病棟が美人が多い。

病室は3つめで4人部屋だ。いつも窓ぎわのベットにしてくれた。これは僕が長くかかるとの配慮かもしれない。病室の窓から外を望むと、高級ホテルにいるような気がする。行ったことないけど。でもベットの上にいるとカーテンで囲まれていて、外の声も少し聞こえてくると、ホームレスの住居にいる気もする。

第二赤十字病院の看護士はなにか徽章のようなものをつけている。それで軍隊的な感じがした。もともと戦場で敵味方分け隔てなくと言っても、負傷した捕虜は管理に手間がかかるが、殺してしまうと非難される。また負傷した味方は保護や移送に戦力をそがれる。それで戦争を前提とした敵味方の共通利益の機関ができたような気がする。戦争に付随した機関だからより多くの命を救うことは努めるが、患者の予後の生活の利便性は二の次になるのでは。