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目から鱗の放送大学授業。

自分が放送大学にちょっとだけ関わって以来、頻繁に放送大学の授業をテレビで見るようになった。

別に放送大学学生になったわけではないよ。

チャンネルをカチャカチャ変えていたら、偶然知り合いの浅野仁先生がお出ましになったので、マッコリを飲む手を置き、正座して背筋を伸ばして話を聞いていた。

場面が変わり上智大学の栃本氏がドイツの高齢者ケア施設でインタビューをしているのでこれまた引き続き聞いてみると、

ドイツの高齢者ケア関係者が、次のようにおっしゃる。

『認知症の高齢者は一人でいると不安が強くなるので二人部屋にしています。相手の方の動きが適度な刺激になって良いのです。』と。

まさに、目から鱗が落ちる話!

私を含め多くの高齢者ケア研究者は、グループホームにおいて個室であることがベストであると信じて疑わない。個室こそプライバシーが確保できる尊厳のある住み方であると。

確かに一人でいることの不安に苛まれる認知症高齢者が少なからず入ることであろう。

スウェーデンでもデンマークでも個室であることが<当たり前>である。二人部屋がないわけではないが、それは基礎自治体の経済的な理由から残されたままになっているもの。そこに、積極的な意味づけはない。

ドイツでは全く違った意味づけがこの二人部屋に対してなされている。

ドイツ全体が二人部屋に対して積極的な意味づけをしているとかぎらないが、注目に値する着眼点であると強く感じる。

飲み残したマッコリを飲みながら、自分の固くなった頭をもう一度柔らかくするのはどうしたらよいのか考えていたら、急に睡魔が襲ってきた。

 

 

 

 

 

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大田(テジョン)での老人ホーム2か所訪問。

まず最初に訪問したのは、ソノ福祉財団が運営する高齢者ケア複合施設。入居施設、デイサービス、ショートステイサービスを見せていただく。

事務長さんからの話では、7月から長期療養保険がスタートすると、自分のところのような『一般高齢者療養施設』は保険給付が少なくなるので、いきおい人件費カットとなるだろうから介護スタッフは辞めていくのではないかとのこと。

現時点でも介護スタッフの月給は150万W(ウオン)から200万Wなので、これより下がることになるから先が思いやられると嘆いておられた。

また、介護スタッフの配置が、入居高齢者10人に対し1人という極めてゆるい配置になっているにもかかわらず、認知症高齢者が少なからず入居しているので、ケアが行き届かないのが問題だとのことであった。

認知症高齢者は、介護スタッフの配置が、入居高齢者5人に対し1人という『専門高齢者療養施設』に入っていただくのがベストだが、入居してから認知症になる場合には、施設を替わるのは難しい。

 

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大田(テジョン)の老人ホーム訪問前日。

テジョンは、釜山駅からKTX(韓国の新幹線)で2時間の位置にあります。さらに1時間乗り続けると、ソウル駅に到着しますよ。

テジョン駅には、2月25日(月)午後4時に到着。そこで、知り合いのO先生とお弟子さん2人と合流しました。

お弟子さんの車で、黄土(イエートゥ=昔からある土という意味だそうです)という情緒豊かなお食事処に。雪の舞う夕方で、少し小高い場所にあるせいかとても幻想的。

幾つかの建物があり、真ん中の空間には、焚き火が二つ。奥には経営者の方が個人で収集した数100年前の陶器や貴族が身に着けていたというノリゲ(宮中や上流階層の女性が、チョゴリ(上衣)の紐にアクセントとして着ける飾りものです)。チャングムの誓いにも登場しましたね。高価な貴金属が中心に付けてあるノリゲが30ほど所狭しと並んでいます。お食事処で儲けてもその個人博物館にかなり投資しているようですね。

久しぶりの韓国料理に舌鼓鳴りっぱなしです。アジュ、マシッソヨー。

初日から、O先生とお弟子さんにはお世話になりっぱなし。2日宿泊するデリム観光ホテルまで連れて行ってもらいました。楽天トラベルで見つけたホテルで、大正解。広くて綺麗なオンドルの入った洋室。テジョン中心部にはホテルが少ないので、このデリム観光ホテルはお薦めです。ただし朝食は質素なので我慢し覚悟してください。

O先生と知り合うきっかけも本当の偶然なのだが(私としては珍しく、酒縁ではないのでR)、可愛がっていただき恐縮しっぱなしです。

これからもずっとお付き合いさせていただきたいと切に願います。

 

 

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驚きの入国審査!

韓国での研究出張については明日以降にして、まずとても気になった入国審査について書きます。

博多からビートルという高速船に乗って約3時間(クジラが良くお出ましになるので、以前に比べれば15分程度ゆっくり運転しているようです)で釜山に着きました。

釜山国際ターミナルで、私は外国人。でもパスポートを提示しただけですぐ通過できました。

約1週間後の帰りの話。博多国際ターミナルでも当然入国審査があります。博多で私は内国人。当然ですが、パスポートを提示しただけですぐ通過できました。

が、しかし、しかし。

外国人の皆さんは、指紋と写真撮影。指紋は別に指に朱肉をつけるわけではないのですが、人差し指を、しかも両手の人差し指をそれぞれ別の機械に置きデータをとられます。

で、さらに、さらに。

顔写真を撮られます。3・・2・・1・・でカシャ。撮影用の機械が、OKサインをだしよります。入国審査のゲートの机の上に、その3点セットが置いてあります。

何と侮辱的な機械!

新聞でその制度が始まったことは知っていましたが、実際に目の当たりにして、ショックを受けました。

間接情報より直接情報のインパクトの大きさを思い知りました。

テロ対策なのだろうけれども、韓国側では何もしていないわけで。日本側だけそのような機械を置いて個人情報をデータを取ることに、違和感を強く感じますね。

研究上の都合と経済的な事情により、今月はこれまで数年恒例になっていたスウェーデン・デンマーク出張をしないので、コペンハーゲンのカストロップ空港での入国審査の変化については分かりませんが。

おそらく、空港ではどこの国でもあの3点セットを置いているのでしょう。

 

 

 

 

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テジョンでのフィールドワーク。


テジョンで宿泊するのは、今回が初めて。釜山(プサン)から大田(テジョン)までKT入で2時間弱。ホテル地下鉄中央路駅から歩いて5分位らしい。
テジョンでは、社会福祉法人経営の高齢者入所施設、中間保護施設を午前中訪問。
午後は大学が経営する、地域社会福祉館を訪問する。
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半年ぶりの韓国。


今回もいつものように博多経由。今日は波が高くビートル号が激しく揺れそうだ。
どうなることやら。イージスが近寄ってこないことを祈るのみ。

昨日は博多駅の地下DEITOSの中にある『なしか!ラーメン』(℡ 092-441-5025)で、ネギミソラーメンを食す。でらうま!!
20時半頃いったら、閉店ガラガラしかかっていた。バイトの兄ちゃんが、今日はもう終わりましたと、つれない返事。チューボーに責任者らしきオバちゃんがいたので、ウインクしたら、OKがでた。プッシュが大事。

またここに入りたいと強く思った。プッシュ!プッシュ!
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