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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
リンショピンでのフィールドワーク。
リンショーピングとこれまで表記してきたが、
1998年のスウェーデン留学当時の師匠、ウーベ先生によれば、
グは表記しないとのこと。
従って、リンショーピン。
また延ばさないらしいので
<リンショピン>
このリンショピンの滞在期間は短かった。
23日にストックホルムから移動し、24日午前午後と調査し、
25日朝に、ヨーテボリに向けて移動した。
結局1日半の調査。
で
も、
スウェーデン人女性の介護職員
と
難民の男性介護職員に
インタビューできたことは大成功。
日々ハードな仕事をされているので、1時間ちょっとの
インタビューに自己規制した。
インタビューの中で
まだ<長時間労働のシフト>が残っていることに驚いた。
ある民間会社が運営委託を受けている<介護の付いた特別住宅>の話。
その<長時間労働のシフト>は、日本の働き方改革の大きな対象
となるほどの<酷過ぎるシフト>
スウェーデンは、EU規制の対象になっているはずだが、
その民間会社の当該<介護の付いた特別住宅>だけ異常なのだろうか。
スウェーデンの介護施設の様々な方針は、施設長が自己決定しているようだ。
その民間会社の全ての介護施設が同じように運営されている分けではない。
そのボスが認めている<長時間労働のシフト>
週末に隔週でこのシフトに耐えなければならない。
独身のスタッフでも<きっつい>が
インタビューしたスウェーデン人女性には小さな子どもさんがいるので、
このシフトの時の配偶者との時間調整が<きっつい>とのこと。
今回これが大きな<学び>の一つ。
スウェーデンの<あら探し>に来ているわけではないが、
毎回、調査しているうちに、
<あらっ???>
と思うことに遭遇する。
午後は、ウーベ師匠とエルマリ師匠のご自宅を訪問し、
ランチをご馳走になる。
午後、リフォームされたリンショピン大学病院を訪問し、
夕方からは、県(リージョン)の経済に詳しい方に
教会でインタビュー。
色々参考にはなったが、インタビューは仕事先のオフィスに限る。
教会の静かな机に座ってのインタビューであったが、
まとまりのあるインタビューにはならなかった。
メールアドレスを書いてもらったので、メールで聞きなおすことにしよう。