goo

携帯電話不正受験事件。

逮捕された浪人生の供述により、

今回の手口が意外にシンプルであることが分かってきた。

 

奇異に感じるのは、この受験生が、携帯電話で文字を打つために左手を下げっぱなしにしていたことだ。

普通の受験生は、両手を机の上に出しているので(出していなければ、解答しにくいはずなので)、その点だけ見ても、この受験生の

受験の雰囲気は違っていたはず。

 

問題は、その試験会場の試験監督および監督補助者の監督行動がどうであったかということ。

左手が下がりっぱなしの様子を見て、何故、奇異に感じなかったのか。

もちろん左手に機能障害をかかえている受験生もいるだろうから、そのことだけで疑うことはできないが、

視線の角度が他の受験生と違っているし、また、視線の先が机上と股の間で頻繁に上下する様子から、十分に疑えるはずだ。

<見て見ぬふり>を試験監督団はしたのであろうか。

 

逮捕者は、後ろの隅だったらからやりやすかったと言っているが、我々は、前と後ろに分かれて監督をしている。

後ろの隅は、逆に我々がもっともチェックする場所だ。

 

監督側の体制、監督行動の怠慢もしっかり捜査し、再発防止に努めてほしいと思う。

 

まあ、これだけ大騒ぎになったので今後10年ほどは、同種の偽計業務妨害は発生しないと思うが、

 

<犯罪は忘れたことにやってくる・・・>ので、気を付けなければならない。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする