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山本孝史先生、ご逝去。謹んでご冥福をお祈りいたします。

2006年がん患者であることを参院本会議で告白し、がん対策基本法の成立に尽力した民主党参院議員山本孝史氏が昨日午後11時50分、胸腺がんのため逝去されました。享年58歳です。

山本先生とは、24年前、当時勤務していた東京都老人総合研究所の研究会で知り合いました。当時は、アメリカのミシガン州立大学院を終了後帰国され交通遺児育英会の総務課長をされていました。

先生は、その研究会でミシガン州立大学院の教科書であったLinda GeorgeのRole Trantitions in Later Lifeの内容紹介をされたのです。いまでもその時の光景を良く記憶しています。

Linda Georgeの著書の内容は不勉強で知らなかったのですが、私の修士論文の研究内容に近いものがあったので、研究会終了後、山本先生にご挨拶し、共同で翻訳し出版することを持ちかけました。

それが、山本先生のHPでも紹介されている共訳『老後ーその時あなたは』(思索社、1986年)であります。

彼がその後政治家になるとは予想だにしなかったですね。むしろ学究肌だったので、同業者にいつかなるのではないかと思っていました。

山本先生は小さい頃お兄さんを交通事故でなくされました。そしてご本人はがんのため去ってしまわれました。今やっと天国でお兄さんと再会され、積もる話をなさっていることでしょう。

謹んでご冥福をお祈りいたします。
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