salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

あまちゃんで泣く理由

2013-09-08 00:54:01 | 出来事

買っちゃった、『あまちゃん 歌のアルバム』!!!

帰りの車の中から、子どもたちと唱和ですよ(笑)。

CDは初回限定のおまけ付き。

GMTのロゴステッカーとか、アメ女のCDジャケットセットとか

「暦の上ではディセンバー」の振り付けガイドとか

脚本家の宮藤さんと音楽の大友さんの対談とか。

「ステッカーとか、いらないんだけど」って思っていたら

なんのなんの(?)。

私のには青いステッカー、ベロニカちゃんのが入っていまして

「ベロニカちゃんか~、テンション低いブラジル人っていう設定で

おもしろいけど、ここは初代メンバーで一番熱い、

リーダーのステッカーがよかったなあ」と思ったり・・・・・・

おおっ、これってまんまとハマッているじゃないか!!

あの、現実のアイドルグループの場合も

こうやって、CD何枚も買ってしまうファンが続出なんだな。

振り付けガイドは、リーダーがフリを実践。

写真だとわかりにくい・・・・・・、いや、踊らないけどさっ。

 

さて、かんじんな曲ですが

1曲目の「潮騒のメモリー」、イントロからじわっとくる。

小泉さん、いえ、天野春子さんの声でドラマのあの場面、この場面、浮かぶ浮かぶ。

春子さんが、“影武者”の話を持ちかけられたタクシーの中のシーン、

影としてのレコーディング風景、啖呵を切って喫茶店を飛び出すシーン、

そして最近、大号泣したあのシーン。

アキのレコーディングがうまくいかず、

太巻に挑発的に促され、春子がお手本を歌った場面、

すべてが明らかになり、鈴鹿さんと心が通じた場面・・・・・・。

あの日は朝昼2回見て、昼の回、本気泣き。

朝は幼稚園に行く前のぴよぴよが一緒に見ていて

「あれはなんだ、なんでこうなったの??」と

そばでごちゃごちゃ言ってて集中できないので

じっくり見たいなら昼だな。

この曲を作った大友良英さんが話していたけど

「潮騒のメモリー」は、スタジオで小泉さんも含めて

ミュージシャンたちと80年代っぽさを加えながら

一緒に作り上げていった曲なんだって。

 

そう、私があまちゃんにハマッたのは

この「80年代」テイストと、あのころの空気感が

ドラマにあるからなんだと思うのです。

自分自身、ちょうど好きなアイドルができた時期で

当時のアイドルの曲は今でも歌えちゃったり

カセットテープにテレビやラジオの音楽番組を録音したり

芸能界のことに興味を持ち始めたころの

強烈に楽しかった印象がよみがえるからだと思うのです。

あと、もう「キョンキョン」と呼べない、小泉さんの母役も好き。

今も夢のカケラ握りしめて、もがいている大人像が

母らしくなくて、アキちゃん風に言えば「かっけー!」。

紅白に出てほしい、歌ってほしい。

 

ドラマは終盤、いよいよ震災後の復興に向けて

現実を前に打ちのめされ、そして立ち上がるアキちゃん。

海女さんとかアイドル話で飛ばしてきたこのドラマが

東北の震災が起きることがわかっている視聴者を前に

その事実をどう描くのだろう、とずっと思っていた。

“北鉄”がトンネル内で停まったシーンや

その後の、東京と被災地の温度差を描いたシーン。

この胸のざわざわも、忘れちゃだめだなあと

あらためて思うのです。

 


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