salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

横浜時間

2010-07-29 15:34:32 | まち
先週、中華街に行ってきました。

近くで用事があり、その帰りに寄り込んでお昼ご飯。

ずいぶん前に雑誌で見て行きたかったお店があり
中華大通りから一本小道に入り、探すこと10分。
そんなに難しい場所ではないはずなんだけど、ない。

市場通り、香港路をウロウロ。
何度も同じ店の呼び込みのお姉さんや
甘栗売りのお兄さんに「食べてみて、食べてみて」と
声かけられ、ついに観念。
案内所に行ってお店の名前を言うと
「そこ、閉店しました」と。

雑誌の情報って、数年たつとこういうこともあるのね。

あてがはずれ、それならもういっそ、王道を行こうと
昔からおかゆで有名な、「安記」で
常連さんや、中国人のお客さんに混じり
海鮮おかゆを食す。海鮮たっぷり、プリプリ。
クーラーががんがんきいた店内でも、汗ダラダラ。

写真は、安記のある通り。
色とりどりで、ゴタゴタ、ザワザワ、
「○$*△?◎!!」(早口の中国語…)、
異国の空気。


その日はあまり時間がなかったけど
ランチを済ませたその足で、元町行きを強行。
中華街で横浜色に染まったせいか
気分的に、こじゃれたお店よりも
昔からある元町の顔的なところに行きたくて
「喜久家洋菓子舗」へ。
(まだ食べるのか??って言わないで)

ここの喫茶スペース、前は2階にあったけど
この日は2階は閉鎖されていて
1階のケーキのショーケース脇に10席ほど。
決して広くはないけれど、席からは
元町を行き来する人たちの姿が見える。
店内と外の、時間の流れが違う感じが不思議。

このお店はラムボールが有名ですが
この日は、「ハニー」というケーキを注文。
スポンジはふわふわ、というより、しっとりずっしり。
ジャムがサンドされていたり
サイドにチョコのコーティングがあったり
デザイン的にも流行とは違うかもしれないけれど
多くの人に好まれてきたものの、正しさと懐かしさ。
うーん、貫禄を感じる。

元町にはほかにも有名店や
新しい、おしゃれなショップもあるけれど
ここの洋菓子をおつかい物にする
地元の人たちの心に、共感を覚える。

小さな喫茶スペースに、私以外には
地元ではないかもしれないけれど
わりと近いところから元町に買い物に来たらしき
二人連れのおばさんが
コーヒーフロートを頼み、一息ついている。

そして、70代くらいと40代くらいの
親子と思われる、女性二人。
静かにコーヒーを飲まれてました。
すごくお店に馴染んでる。


スタバやカフェでは、なかなかお会いしない人たち。
一緒に涼やかな時間を過ごす。

中華街、元町で、横浜の風に吹かれ
軽やかな気持ちになれました。



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