salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

カセットテープの記憶

2008-09-18 23:45:00 | 音楽
なんかもう、さっぱりしたい!

部屋もあふれるものも、あれやこれや!

とか大騒ぎするわりに、どれもなかなか片付かない。
本、雑誌、音楽テープ、CDなどなどなど。

カセットテープ。
みなさんはまだ持ってますか?
少し前までは当たり前に使っていたのに
すっかり影が薄くなってしまったね。
たしかに、瞬時に頭出しできないし
聞き込むとのびるし
CDやMDやi-podなんかが当たり前になってしまうと
もうかなわない。

けれど私のこれまで聞いてきた音楽を
カセットテープは、ずいぶん記憶してくれているのです。
ダビングしたまま、全然聞いてないカセットが
圧倒的に多いのは事実なんだけど
「もう聞かないからいいや」と、捨てることができない。

で、地道な作業を始めました。
必要なテープをMDにダビングしてます。
「MDもそのうちなくなるよ」っていわれたら
もうどうしていいかわかんないんだけど。

そもそも、カセットが付いているデッキ自体が
減ってきているよね。
今使っているのが壊れたら、かなり困る。

なんでこの曲をダビングしたのかとか
いろいろ考え出すと作業が滞るので
さくさくっと機械的にやってますが
今はあんまり活動していないアーティストの
すごく好きなアルバムとか
友達が手描きで作ってくれたカセットレーベルとか
カセットテープが記憶しているのは
音楽だけじゃないんですね。

そんなことをしている中で
18日付の朝日新聞に載っていた
詩人の伊藤比呂美さんの「忘れること 忘れないこと」
という文章を、せつなく読みました。

カセットとはまったく関係ないけれど
人の記憶とか、時間の流れの心もとなさ
そして、自在さ、やさしさに触れた気がします。
人の記憶は本当に戻りたいところ、自分らしいところへ
結局は戻っていくのでしょうか。
機会があればぜひ読んでみてください。

それにしても、カセットテープ
やっと50本ほど整理できたけれど
実家にはまだ何百本か、あるようです。
わはは…。


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