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salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

ありがたい言葉

2005-05-18 23:56:18 | Weblog
最近、1日中家にいることが多い。
ひよこの首がまだすわらないので、買い物に出るにも
抱っこひもに乗っけて、けっこう体力と神経をつかう。
だから、出不精になっている。
最近は、スーパーとドラッグストアにしか行ってない。
地味~…。

いくら子どもがかわいいからとはいえ
生活がガラッと変わり、ともすればストレスが溜まる日々。
最近そんな私に先輩ママや友達がかけてくれた言葉の数々。

「母は家の太陽。がんばりすぎず、リラックスして!」

母親は家の中のムードをつくる存在。
イライラしていれば、子どもは不安になり、夫だっておもしろくない。
だからがんばりすぎず、にこやかでいられるよう肩の力を抜いて、と。
私はまだまだだな~。
仕方ないとわかっていても、遅く帰ってテレビを見ている夫に
「1日1回くらい、オムツかえてよ!」とキツク言ってしまう。
「カルシウム足りてないよ(苦笑)」と言われてしまう私は
まだまだ太陽にはなれない…。

そして、先輩ママから言われた言葉。
「即お金につながるわけではないけれど
人を育てる母親ほど、重要で偉大な仕事はない。
経済効率優先の世の中で、それが忘れられている」

仕事や自分のやりたいこと優先で生きてきて
後回しにしてきた子育て。
やってみて、その責任の大きさと
赤ちゃんの尊さは身をもって感じてる。
心と体フル回転でのぞむ、この“仕事”は
ものすごく贅沢なものだとも最近思う。

作詞を通して知り合った友達からは
「がんばりすぎず、家族や友人を信じて、頼りまくれ!」
そんなエールを送られた。
本当だったら“ライバル”でしかない私に
コンペに参加するための音源を送ってくれたり。

ほかにも、応援メールや手紙、ホントにありがと。
未熟な私だけど、ひよこに「母親」にしてもらって
あがきながら、なんとかやってます。
でも、私の中では「年の離れた妹」ができた気分で
(いくらなんでも図々しい…、無理がある…)
いまだに「母親」という実感はないんだけどね~。


ママと仕事のバランス

2005-05-09 23:32:14 | Weblog
連休も明け、今日は出勤するのユウウツ~っていう人、多いでしょうね。
私も会社員のときはそうでした。
連休じゃなくても、日曜の夕方から「はあ~」って…。



今はフリーランスで、しかも育児休暇中(って自分で決めてる)だけど
今日、仕事依頼の電話があった。
前からお世話になっている会社だし
依頼の内容は決して難しいものではなかったけれど、量が多い。
産後2ヶ月、まだまだ育児のペースがつかめていない身にはちょっと…。

結局断ってしまった。
でも断ったあとで、「やっぱ、できたんじゃないか」とか
「いや、これでよかったんだ」とか
グルグル考えて、頭がいっぱいに。

これから仕事をするには、もう優先順位をつけるしかない。
今一番やりたいのは、作詞の仕事。
これまでもアマチュアのアーティストに詞を提供してきたけれど
去年から、ある音楽事務所を通して
プロのアーティストのコンペにも、声をかけてもらっている。
そこで結果を出すのが、今の目標。
だからこそ、産後10日目からコンペにも参加した。

子供がいれば、どうしたって時間は限られる。
仕事に限らず、家事だって
眠るひよこの様子を気にしながら、忍び足で移動し
息をひそめ…って状態。
眠っている間に、あれやって、これやってって
常に優先順位を考えて動かないと、あっという間に目を覚ます。

フリーなので、一度仕事を断ったら
もう声をかけてもらえないかもしれない、という思いもあるけど
同時に、自分にとって大切なもの、本当にやりたいことも見えてくる。
そういう意味では、妊娠や出産は仕事に関して「ブレーキ」ではなく
自分を見つめ直すチャンスでもあるね。

迷う気持ちや、「もっと時間がほしい!」って思うもの事実だけど
ママ時間も大切にしつつ、精一杯あがいてやろうじゃないか!


悩みは続く、親子関係

2005-04-30 09:09:08 | Weblog
親の要望に応え、夕べもひよこと一緒に実家泊まり。
先週やっと自宅に帰ったばかりなのにね。

産後40日間、実家に里帰りしている間
家事全般やってもらって本当に助かったけれど
結婚後、6年ぶりに親と一緒に生活をしてみて
離れている間に明らかになった価値観の違いや
お互いの変化に戸惑ったり、イラついて衝突することも多かった。
私が見ているテレビを
「なんだ、このバカ番組は!」と言われ、腹を立てるという
ホントにつまんないことから
定年後、毎日変化のない生活をしている父の姿を目の当たりにし
「老け込むから外に出たら?」という言葉を発端にした
仕事や、生き方に対する考え方にまで及ぶ
意見のぶつけ合い(ほとんど感情的なものだけど)とか。
孫ができたことで、私に対する束縛がより強くなったし。
「いずれは同居」という、のらりくらりとかわしてきたことも再び問題化。
「もう私たちも年だから」って、頼ろうとする態度が悲しくて
余計に神経を逆なでされたり。
そりゃ、親も年とるのはわかってるんだけどね。

結婚して家を出たとき、本当に開放された気がした。
それまでも反発やケンカはあったけれど
大筋では、ずっと親の理想や希望に沿って生きてきた。
学校選びに、部活選びまで。
「しっかりしなさい、きちんとしてなさい」と言われ続け
本来はしっかりしてないのに、弱さを見せないよう無理もして。
「嫁には行くな、婿をとれ」というのも
子供の頃からすりこまれ、結果的に、結婚の形も親の希望通り。
(相手は自分の意思で選んだ!)
子離れできない親にイラつきつつも
場合によっては裏切ってないふりまでして
期待に沿おうとする自分にもイラつきながら。
そこからだいぶ、自由になれた気がしたんだけどね。

妊娠中、お腹にいるのが女の子だとわかったとき
真っ先に思ったのは
「母はこの子にも、婿養子をとれって言うんだろうか」ということ。
男女どっちでもいいと思っていたのに
「女の子…、どうしよう、かわいそう…」と
一瞬だけ戸惑ってしまった自分が悲しかった。
そして「この子には自分の道を歩いてほしい、そのためには
私が守らなくちゃ」と思って、ちょっと泣けた。
皇位継承の問題から、周囲から男の子を望まれる雅子様の気持ちが
わかる気もしたり(レベルが全然違うんだけど…)。

「親になって親の気持ちがわかるだろう」、ともいわれたけれど
譲れないことだってある。
一方で、やっぱり親を悲しませたくはない。
でも私はひよこに、自分の意思をできるだけ尊重させてあげたい。
親の価値観にとらわれず、ノビノビと。
悪いこと、ダメなものはダメ、っていうのも親だけど
自分の理解を超えるものはダメ、とはなりたくない。
とはいっても、反発されれば腹を立てたり
理想と現実の間で、悩むんだろうな。
そんな気持ちを知らず
幸せそうに眠るひよこを見て、あれこれ思う。