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salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

手放す勇気

2005-09-09 23:51:46 | 作詞
約6年関わってきた、作詞家集団を離れた。
理由はいろいろ。
もともと作詞塾として、ある作詞家の人が始めたグループ。
今や、その作詞家の「飲み仲間」? あるいは忠実、というか
お人よしな取り巻き集団、と化していたグループ。

「このグループを始めたのは、ファミリーがほしかったから」
彼の期待に、私はそえない。

プロモーション費用、という名目の、使途不明の会費を取られ
作品をプロモーションしてくれているんだかもわからず
「今度、こういう仕事しよう!」という彼の言葉が
実現したことはなく・・・。

彼に対する不信感、感情は抜きにしても
私自身、ほかの事務所を通じてコンペに参加するようにもなり
もういる必要性もなくなっていた。

彼にとってみれば私の行為は裏切りで
飼い犬に噛まれたようなもんだろう。
まあ、飼い犬といっても、私は小生意気な行動ばっかりとって
かわいがられてなかったけど(笑)。

そうはいっても、長く関わっていただけに
なんだかんだいっても辞めるのは勇気がいった。
よい仲間、アーティストとの出会いもあった。
作詞のおもしろさを知り、本気で仕事にしようと決めた。
そのことは、素直に感謝。

ここを離れれば、あとはすべて自己責任。
もう人のせいにもできない。
でも何かを手放さないと、新しいものは手に入らない
そんな気もしていた。

自分の直感を、そして自分のことを信じてみよう。

へこむ・・・

2005-07-10 16:31:06 | 作詞
朝からど~んよりな出来事。
作詞コンペ、不採用の連絡2件。
へこむぜ。

今のマネジメント担当の人になってから
コンペの結果をわかり次第、報告してくれるようになった。
今までみたいに
「あれ、どうなったかなー
まあ連絡ないから、落ちたのね~」
なんて思っているよりも、白黒はっきりしていいといえばいいが
突きつけられると、その場ではへこへこな気持ちになる。

今回はいけそうな気がしてたけど…
というか、わりといつもいける気がするんだけど
もう上手い下手のレベルの話ではないので
あとはたぶん運の問題で…って
あれこれ考えても仕方がないので、やめましょう。

1つ1つ大事にいくしかないからね。
今の事務所はチャンスをくれるから
信用なくさないように、採用されないまでも
レベルの高いものをもっていかないと、見放されてしまう。
コンペに声かけてもらうようになるまでのこと考えたら
今は恵まれている。

忙しい中、あんなに時間をかけたのに、とか
徹夜したのに、とか、人によっては言うけれど
そんなこと言い出すくらいなら、やらないほうがいい。

やりたいからやる、それだけです。

作詞の日々

2005-05-24 17:48:47 | 作詞
先週末から、作詞コンペの嵐。
ひとつ〆切を越えたと思うと、次が来る。
明日、金曜、土曜と〆切が続く。
嬉しい悲鳴…だけど、そのうちどれかひとつでも
採用されれば嬉しいんだけど。

テーマも、男の子の青春もの、20代女性恋愛もの、
幅広い年代向けのスタンダードナンバー、男性アイドル用と
てんでバラバラだから、そのつど「顔」を変えて書く。
人って、いろんな顔を持っていることを実感できるよ。
女性でも男性の詞は書けるし、女性アーティストの詞を書く
男性作詞家、たくさんいるしね。

作詞という形で音楽に関わっているけれど
実は最近、あんまり自分から積極的には音楽を聴いていない。
コンペが続くと、その課題曲がずっと頭の中で鳴っていて
ほかの曲を聴く余裕がなくなってしまう。
2週間以上前に買ったポルノグラフィティのアルバムも
ずっとほったらかし。

前にかかわっていたバンドの男の子が
「作曲をしているときは、人の曲は聴かない。
だからうちのデッキ、もうずっと壊れっぱなしだけど
べつにかまわない」、と言っていた。
そのときは、「そんなもんか?」って思ったけれど
今コンペに追われるようになり、その気持ちがわかったよ。

そんなわけで、本当はひよこに童謡のCDをかけて
歌ってあげたいんだけど、なかなかできない。
付録の童謡CD欲しさに、育児雑誌を買ったのに。

詞を書いているわりに、情けないくらい
私は子ども向けの歌を知らないことを、最近思い知った。
童謡って、歌詞がキレイなものが多いことも知った。
私のレパートリーって、「犬のおまわりさん」とか
「メリーさんの羊」(これ、短すぎる)とか
「ドレミの歌」くらいしか、パッと思いつかない。
困ったあげく、光GENJIの「パラダイス銀河」まで歌ってあげてる。
(でも、これいいよ!)

これから、ひよこと一緒にいっぱい覚えよう。

根拠のない自信、いいじゃない!

2005-05-12 21:05:17 | 作詞
今日は作詞コンペのしめきり。
夕べの段階でだいたい仕上がっていたけれど
なぜかコンペしめきり前日の夜は、ひよこが大泣きする。
私の緊張が伝わるんだろうか??

でも、子どもがいても、なんとか作詞はできること、実感しつつある。
以前作詞家のM先生(ジャニーズなんかを書いている)と話していて
「片方で子どもをあやしながら詞を書いたこともある」って言ってたし。

いつものことだけど、コンペの発注があると
しめきりはだいたい翌日か2日後。
大御所作詞家ならともかく、コンペみたいに
プロアマ合わせてたくさん声かけて作品を集める場合は
しめきりはこんな感じなんだろう。

今回のコンペ、すっごい取りたい!
詳しいアーティストや内容は、一応守秘義務があって明かせないけれど
私が書きたい路線、年齢層に向けたもの。
ここのところのコンペ、アイドルや10代向けが多くて
ちょっとムリしてカワイコぶったりしてたけれど
(それはそれで楽しいんだけどねー)
今回は等身大で書けて嬉しかった。
チャンスをもらったことに、感謝。
納得いくものが書けた。

ただ、自分の手応えと人の評価が違うことも
これまでのコンペで実感しているし
1週間連絡がなければ、落ちたのねって思うようにしている。
いつまでも結果を引きずっていたら、身が持たない。
けれど、曲がリリースされてから見本が届いて、自分の詞が歌われていて
「あ、通ったんだ」って初めて気づくこともあるらしい。
音楽業界って、そんな感じみたい。

ちょうど今日の『スタジオパーク』(NHKのトーク番組)に
作詞家の秋元康さんが出演していて
「根拠のない自信は大切」って言っていた。
「根拠があると、それが崩れたとき、ダメになってしまうから」と。
そう、そうだよね!
私、厚かましいくらい、根拠のない自信だらけ。
じゃなきゃ、とっくに作詞家なんてあきらめてるよ。

秋元さん、美空ひばりさんの『川の流れのように』を書く前
美空さんの詞を書きたくて、企画書を出したそうだ。
実績のあるプロだって、地道な作業をしているんだから
私だって、ラクしてプロになろう、なんて思っちゃいけない。
根拠のない自信、そして努力を惜しまない情熱があれば、続けられる。

ということで、根拠はないんだけど
今回のコンペ、通るかも~(これぞ、根拠のない自信)!
そしてたとえ通らなくても、私の情熱は消えない!