玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

「義経」の真の必殺技を見た!

2005年03月14日 | テレビ鑑賞記
「九郎義経、あなどれぬ男…」
いきなりこんなこと人に言ったら気狂いかと思われるが、自分のブログなので好き勝手に書く。
戸田菜穂さんの美人ぶりも見損なってたが、タッキー演じる義経の力も見損なっていた。無念だ。

「秀衝さまを見て、父とはこのような人であったのかと… いや、失礼いたしました」
義経のような気品のある美少年から恥ずかしげにこんな事言われたら、ホモっ気のない初老の男であっても「可愛い奴」と思ってしまうのは当然。思えば六波羅様も、牛若(と常盤御前)の澄んだ瞳に見つめられて非情な権力者にあるまじき情けをかけてしまったのだった。
恐るべし、義経のオヤジキラーぶり。
これは鵯越の逆落としよりも、壇ノ浦の八艘飛びよりも凄い技かもしれない。

今回は戸田菜穂さんや夏川結衣さんのお美しい姿を見られなかったのは残念だが、その代わりに義経郎党の仲睦まじい姿が微笑ましかった。うつぼや駿河三郎にヤキモチを焼く(そうとしか見えない)弁慶が可愛い。伊勢三郎や弁慶に軽んじられながらも「一の家来」としてまとめ役になろうと頑張る喜三太の姿もよい。
現代に例えるなら、社長はお坊ちゃんで実力の程はわからないが、人柄の良さを慕って集まったはぐれ者社員たちが「若社長の夢をかなえよう」と意気軒昂、といった状況だろうか。そういう会社が存在するならぜひ入社したいものだ。
私は野球のことはまったくわからないので頓珍漢なことを言うかもしれないが、義経主従の姿は「楽天イーグルス」に似ているように見える。田尾監督はさわやかな(元)美青年だし、選手はさまざまな事情から仙台という北の新天地に新たな夢を見出そうとする男たちばかり。オープン戦ではさまざまな面で戦力不足を露呈しているようだが、田尾監督率いるイーグルスには義経主従のように世人を瞠目させる活躍をしてもらいたいものだ。

それにつけても、ほりえもんは義経には全然似てないな(しつこい)。
ライブドア社員やライブドア株の保有者には似て見えるのかな?謎だ。

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