グリーンピースの鯨肉「窃盗」・「横領」告発問題についての世論が気になる。
鯨肉「窃盗」疑惑 反捕鯨団体が西濃運輸に謝罪 - MSN産経ニュース
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「鯨肉 西濃」の検索結果 - Yahoo!ブログ検索
窃盗集団グリーンピース :: 事象の地平線::---Event Horizon---
「はてなブックマーク」やあちこちのブログを見ると、今回の事件ではグリーンピースの「窃盗」に対する批判がほとんどで「横領」告発についての反応は薄いようだ。
「人のものを盗んではいけない」というのは基本的な道徳である。それを確信的に無視したグリーンピースが嫌悪されるのは当然だ。
だが、グリーンピースが告発した「横領」疑惑にしても「調査捕鯨の費用」に充てられるべき鯨肉(売却代金)を関係者が私したということだから事実だとすれば問題である。関係機関はしっかり調査して実態を明らかにしてほしい。
日本では「泥棒グリーンピースけしからん!」という批判が圧倒的だが、海外ではどう見られているのか。
greenpeace japanese stole whale meat - Google 検索
「greenpeace japanese stole whale meat の検索結果 約 67,300 件」である。
このあいだネットで「海外で善光寺の聖火リレー辞退が大いに賞賛されている」という怪情報が流れた(Red Fox 「善光寺が発した静かな怒り?」2ちゃん発の怪文書)が、「zenkoji relay Olympic」で検索すると約 26,400 件のヒット数だ。
「善光寺聖火リレー辞退」よりも「グリーンピース鯨肉『窃盗』・『横領』告発」事件のほうが海外では三倍ちかく注目されている。これは最低限の数字と見ていいだろう。グリーンピースの行動に共感する人たちは「stole」(盗む)という言葉は使わないだろうから。
「greenpeace japanese complain whale meat」で検索すると約 9,050 件ヒットした。「greenpeace japanese stole whale meat」とどれくらい重複しているかはわからない。
私は英語が読めないのでウェブ翻訳で眺めてみたが、海外メディアは基本的に事実を淡々と伝えているようだ。一般人の反応が知りたくて「greenpeace japanese complain whale meat blog」などで検索してみたがよくわからなかった。こういうとき「ちゃんと英語を勉強しておけばよかった」と後悔する。
情報がないので、以下は私の単なる想像である。
日本の捕鯨は海外の人々から快く思われていない。むしろ動物虐待・環境破壊行為として嫌悪され、調査捕鯨の目的と実態は疑いの目で見られている。特に各国の上流・中流階層は環境保護意識が強く捕鯨に反対している。
そんな状況で日本のグリーンピースが鯨肉「横領」疑惑を告発した。海外の捕鯨反対派は「調査方法には問題があるかもしれないが、告発は正義に適っている」と考えるだろう。日本の当局者があいまいな調査でごまかすようなことがあれば決して納得しないだろう。
日本人(の捕鯨存続派)にとって「捕鯨は行われて当然、鯨肉を食べて当然」だが、海外の捕鯨反対派は「捕鯨なんてとんでもない!」と思っている。日本人が納得する調査結果でも、海外の疑いと怒りを静めることができない可能性は高い。
自分がたとえばオーストラリア人の捕鯨反対派だと想像してみる。
今回のグリーンピースの行動は英雄的で立派なものだと思うはずだ。例えるなら「危険な化学工場から市民活動家が不正の証拠を持ち出してきた」場合と同じくらい拍手喝采する。「危険な化学工場」が適当な言い逃れをするのを決して認めないだろう。
私は何もグリーンピースの行動に問題がない、あるいは免責されるべきだとは言わない。彼らの行為は窃盗罪なり何らかの罪に相当すると思う。それは当然批判を受け責任を負うべきだ。私が心配しているのは、この事件が日本国内での解決だけでは収まらないだろうという恐れである。日本人の納得する結論が海外でさらに疑いを強めてしまうことだってありうる。
今回の事件で日本国内の世論が「グリーンピースけしからん」で固まっているのを見た外国人は、チベット紛争問題で中国人が「ダライラマけしからん」で団結しているのを見るのと同じような薄気味悪さを感じるかもしれない。
鯨肉「窃盗」疑惑 反捕鯨団体が西濃運輸に謝罪 - MSN産経ニュース
日本の調査捕鯨船「日新丸」の乗組員が鯨肉を横領した“証拠品”として、環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」が西濃運輸の青森支店から配達中の荷物を無断で抜き取っていた問題で、同団体が19日、東京都内で取材に応じ、「ご迷惑をおかけしたことはお詫びしたい」と西濃運輸側に謝罪したことを明らかにした。
一方、荷物を持ち出したことが窃盗罪にあたるとの批判については、「違法性については私たちの判断することではない。警察、検察の捜査には協力していきたい」と述べるにとどめた。
荷物の持ち出しを巡っては今月16日、西濃運輸が青森県警に被害届を提出。青森署が窃盗容疑で捜査している。
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窃盗集団グリーンピース :: 事象の地平線::---Event Horizon---
「はてなブックマーク」やあちこちのブログを見ると、今回の事件ではグリーンピースの「窃盗」に対する批判がほとんどで「横領」告発についての反応は薄いようだ。
「人のものを盗んではいけない」というのは基本的な道徳である。それを確信的に無視したグリーンピースが嫌悪されるのは当然だ。
だが、グリーンピースが告発した「横領」疑惑にしても「調査捕鯨の費用」に充てられるべき鯨肉(売却代金)を関係者が私したということだから事実だとすれば問題である。関係機関はしっかり調査して実態を明らかにしてほしい。
日本では「泥棒グリーンピースけしからん!」という批判が圧倒的だが、海外ではどう見られているのか。
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「greenpeace japanese stole whale meat の検索結果 約 67,300 件」である。
このあいだネットで「海外で善光寺の聖火リレー辞退が大いに賞賛されている」という怪情報が流れた(Red Fox 「善光寺が発した静かな怒り?」2ちゃん発の怪文書)が、「zenkoji relay Olympic」で検索すると約 26,400 件のヒット数だ。
「善光寺聖火リレー辞退」よりも「グリーンピース鯨肉『窃盗』・『横領』告発」事件のほうが海外では三倍ちかく注目されている。これは最低限の数字と見ていいだろう。グリーンピースの行動に共感する人たちは「stole」(盗む)という言葉は使わないだろうから。
「greenpeace japanese complain whale meat」で検索すると約 9,050 件ヒットした。「greenpeace japanese stole whale meat」とどれくらい重複しているかはわからない。
私は英語が読めないのでウェブ翻訳で眺めてみたが、海外メディアは基本的に事実を淡々と伝えているようだ。一般人の反応が知りたくて「greenpeace japanese complain whale meat blog」などで検索してみたがよくわからなかった。こういうとき「ちゃんと英語を勉強しておけばよかった」と後悔する。
情報がないので、以下は私の単なる想像である。
日本の捕鯨は海外の人々から快く思われていない。むしろ動物虐待・環境破壊行為として嫌悪され、調査捕鯨の目的と実態は疑いの目で見られている。特に各国の上流・中流階層は環境保護意識が強く捕鯨に反対している。
そんな状況で日本のグリーンピースが鯨肉「横領」疑惑を告発した。海外の捕鯨反対派は「調査方法には問題があるかもしれないが、告発は正義に適っている」と考えるだろう。日本の当局者があいまいな調査でごまかすようなことがあれば決して納得しないだろう。
日本人(の捕鯨存続派)にとって「捕鯨は行われて当然、鯨肉を食べて当然」だが、海外の捕鯨反対派は「捕鯨なんてとんでもない!」と思っている。日本人が納得する調査結果でも、海外の疑いと怒りを静めることができない可能性は高い。
自分がたとえばオーストラリア人の捕鯨反対派だと想像してみる。
今回のグリーンピースの行動は英雄的で立派なものだと思うはずだ。例えるなら「危険な化学工場から市民活動家が不正の証拠を持ち出してきた」場合と同じくらい拍手喝采する。「危険な化学工場」が適当な言い逃れをするのを決して認めないだろう。
私は何もグリーンピースの行動に問題がない、あるいは免責されるべきだとは言わない。彼らの行為は窃盗罪なり何らかの罪に相当すると思う。それは当然批判を受け責任を負うべきだ。私が心配しているのは、この事件が日本国内での解決だけでは収まらないだろうという恐れである。日本人の納得する結論が海外でさらに疑いを強めてしまうことだってありうる。
今回の事件で日本国内の世論が「グリーンピースけしからん」で固まっているのを見た外国人は、チベット紛争問題で中国人が「ダライラマけしからん」で団結しているのを見るのと同じような薄気味悪さを感じるかもしれない。
それならちょろまかす人はいそうですし、社員もチェックしてる人、どれだけいますかね。
ちなみに私の学生時代バイトしてた会社が、年末調整のお金を還付してくれませんでした。(笑)
問い合わせたら
「そんなこと言ってきたのは君が初めてだよ!」とだけ言われて終わり。返してくれませんでした。
んで、告発者は窃盗などしなくても労働基準局に行けばすむことらしいのですが、中小零細企業がおおい日本社会で、会社に非難が集中することは考えづらいと思います。
私は税金を銀行振込で払っているのですが、徴収人とはどういう人なんでしょうか?
銀行振込は個人宛ではありません。官庁の自動徴収でして、人間の介在はありません。銀行に証拠も残りますのでちょろまかすことは不可能だと思われます。
税務署まで現金をもって支払いに行く人がいるのでしょうか?
振り込め詐欺のように「これから言う口座に振り込んでください」を連絡する役人がいるということでしょうか?
捕鯨肉の横領を税金の横領と同じくらいの犯罪に見る人は日本人より海外に圧倒的に多いんじゃないでしょうかね。
暴力行為はやめろ、言いたいことがあるなら民主主義の手続きをとれと言いまくって非合法活動を抑えにかかっているけど
(非合法を抑える一方で超法規的措置も牽制してるな)
基本的にここまで「目的のためには手段を選ばない」を認めない国民性ってめずらしいのかも。
中国のダライラマ非難も、感情ではなく法律違反の視点でメディアがもっと国家分裂防止法だっけ、これに違反してるって連呼すれば流れは変わったのかもしれない。
ちなみに日本人が海外旅行の計画を立てると、どのガイドブックにも窃盗引ったくり詐欺は“あるもの”として行動しろとの警告ばかり。
海外が基準なら日本の遵法意識は病的だし、
日本が基準なら海外の法感覚はだらしがない。
まぁ飲酒運転とか日本がダメなのもあるけど。
こんなことで、鯨肉が食べられなくなってしまうとしたら悲しすぎます。
一方グリーンピースという組織には、(グリーンピースジャパン含め)まったく良いイメージがありません。本当に自分たちの信念として環境保護を考えて行動しているのではなく、世界の気を惹き募金を絶やさぬために活動しているように見えます。