牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

最近の消費者のニーズ

2010-12-07 18:05:16 | 牛肉


依然として牛肉の消費が伸び悩んでいる。
行列は出来ても、切り落としだの細切れなどの売れ行きが好調のようである。
切り落としはロースだったり肩ロースなどからも取れるために、これまでも意外と人気はあった。
だから100g1,000円してもすぐ売れるそうだ。
今時になれば、すじ肉もよく売れている。
用途は大根などと煮込んだり、おでんの具とされている。
関東のすじ肉は今一だから関西のすじ肉を届けてほしいという話も聞く。
今冬はこのような端肉の消費が多くなりそうである。
その傾向にあるのが内臓肉である。
ここ数年異常な人気ぶりである。
ホルモンうどんなるブランドで人気を得ている地方もあるようだ。
以前はこ内臓肉がすき焼き肉や焼き肉用と並べられることは滅多になかったが、最近では同列となっている。
消費者のニーズに応えた現象のようだ。
いよいよ年末商戦に入ったが、本来の精肉が主役とならなければ、生産意欲に係わる。
消費者の堅い財布のひもを如何に解かせるかは、冷たいイメージのショーウインドーではなく、柔らかさと美味しさをアピールする笑顔でのコミュニケーションしかない。
昔はそのような風景があった。


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4 コメント

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コラムファンさんへ (牛好き少年)
2010-12-09 15:18:54
ありがとうございます。
肉牛ジャーナルを拝読する機会がほとんど無く 気付きませんでした。
少年さんへ (コラムファン)
2010-12-09 07:10:24
高原牛徒=kuroiusiさん 同じ内容が有ります。相場以外は基本的に同じだと解釈して再読しています。
今更ながら (牛好き少年)
2010-12-09 01:36:25
今回の記事とは無関係なのですが…、
肉牛ジャーナル12月号を拝読していた時、不意に見覚えの有る写真と記事が有ったのですが…

もしかして 肉牛ジャーナリルにコラムなどを連載されていますか??
ためしてガッテンを見て (Unknown)
2010-12-08 22:54:15
NHKのためしてガッテンを毎週見ていると、もう高カロリー・高タンパクは望まれていないような気がします。景気が悪いのも一因かも知れませんが上級肉の引き合いが弱く、裾ものが良く売れて交雑牛の単価が高値維持している。ニーズに合った産肉を考える時期かも知れない。何故、内臓ばかり人気があるのか不思議だ。内臓買い取り45円は安いかも知れない。

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