牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

新年は豪雪から

2011-01-05 19:17:40 | 牛の管理
新しい年の始まりは、思いがけない除雪作業から始まった。
畜舎周辺は30cm前後の積雪のため、堆肥調整専用の大型ローダーや2機のボブキャットローダーでの除雪作業で大童の状態であったと聞く。
それよりも、生活道路から奥まった箇所にあるセンターへの通行に一苦労しながらでもあったようである。
そのような折り、筆者が古希を迎えるとあって、孫連れの子供らが帰省したため、その対応で正月は元日から自宅で過ごし、センターの大童など知るよしもなかった。
若者たちがそれを気遣って、その様子は知らせてこなかった。
大童は、さらに豪雪がらみのダブルパンチであったことを、後で聞かされた。
除雪後暫く経ってから、牛が「もうもう」鳴き始めたらしく、調べてみたらウォーターカップが断水状態で、貯水槽を覗くと底を付いていたために、大型ローダーで除雪しながら約2km近い水源地まで辿り着いたところ、杉の巨木3本が水源地の予備タンクへ倒伏して手がつけられない状態であったらしい。
同予備タンクに接続された直径75mmの塩ビパイプが、倒木の影響で外れていたという。
急遽総動員で、チェンソーや鋸や鉈などと補修用の塩ビパイプなどを調達して、沢までの雪をかき分けて、倒木を切断し片づけてから修復工事を行い夕方には復旧したようであった。
それにしても、いつもの正月は早めの飼料給与後は当番を残して早引けしているのだが、今年の元旦はそれどころではなく、終日しっかりの作業であったにも拘わらず、誰一人と愚痴などこぼすやつは居なかった。
このような時は、事態収拾能力を有する若者たちが多いと言うことのメリットを実感している。


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